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公開番号2025082428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195739
出願日2023-11-17
発明の名称微細気泡発生器
出願人株式会社ミヤゼット
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B01F 25/312 20220101AFI20250522BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】簡潔な構成で微細気泡を良好に発生させることができる技術を提供する。
【解決手段】微細気泡発生器は、流路の一部を構成する第1凹部を備える第1部材と、流路の他の一部を構成する第2凹部を備える第2部材であって、第1凹部と第2凹部が向かい合う状態で第1部材と組み合わされる第2部材と、を備えていてもよい。第1凹部と第2凹部は、流路の軸方向と直交する方向に向かい合うことにより流路を構成していてもよい。流路は、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部と、を備えていてもよい。第1部材は、流路の拡径部において第1凹部の内面から流路内に突出する第1凸部を備えていてもよい。第2部材は、流路の拡径部において第2凹部の内面から流路内に突出する第2凸部を備えていてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流路を流れる液体中に微細気泡を発生させる微細気泡発生器であって、
前記流路の軸方向と直交する断面を視たときに、
前記流路の一部を構成する第1凹部を備える第1部材と、
前記流路の他の一部を構成する第2凹部を備える第2部材であって、前記第1凹部と前記第2凹部が向かい合う状態で前記第1部材と組み合わされる前記第2部材と、を備え、
前記第1凹部と前記第2凹部は、前記流路の軸方向と直交する方向に向かい合うことにより前記流路を構成しており、
前記流路は、前記流路の軸方向と平行な断面を視たときに、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、前記縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部と、を備え、
前記第1部材は、前記流路の前記拡径部において前記第1凹部の内面から前記流路内に突出する第1凸部を備え、
前記第2部材は、前記流路の前記拡径部において前記第2凹部の内面から前記流路内に突出する第2凸部を備える、微細気泡発生器。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記第1凸部と前記第2凸部は、前記流路の中心部を介して向かい合っている、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項3】
前記第1凸部は、前記流路の上流側から下流側に向けて第1方向に延びており、
前記第2凸部は、前記流路の上流側から下流側に向けて前記第1方向と異なる第2方向に延びている、請求項1又は2に記載の微細気泡発生器。
【請求項4】
前記第1凸部は、前記流路の軸方向に沿って延びる第1側面と、前記流路の軸方向に対して傾斜する方向に沿って延びる第2側面と、を備える、請求項1又は2に記載の微細気泡発生器。
【請求項5】
前記第1側面と前記第2側面は、前記流路の上流側から下流側に向かうにつれて近付くように構成されている、請求項4に記載の微細気泡発生器。
【請求項6】
前記第1部材又は前記第2部材は、前記流路の前記縮径部よりも下流側において前記流路内に気体又は液体を吸引する吸引孔を備える、請求項1又は2に記載の微細気泡発生器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、微細気泡発生器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、流路を流れる液体中に微細気泡を発生させる微細気泡発生器が開示されている。特許文献1の微細気泡発生器では、液体が流れる流路は、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部とを備えている。また、特許文献1の微細気泡発生器は、流路の縮径部から拡径部にわたり流路内に配置されている内部部材を備えている。特許文献1の微細気泡発生器では、流路内に配置されている内部部材により微細気泡を発生させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-147980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の微細気泡発生器では、流路内に内部部材を配置するので構成が煩雑になる。また、特許文献1の微細気泡発生器では、流路の拡径部側から流路内に内部部材を挿入すると考えられるが、拡径部の長さが長い場合には、内部部材を縮径部から拡径部にわたる位置に配置するために、内部部材を流路内において長距離にわたり移動させなければならない。そのため、内部部材を流路内に挿入する作業が煩雑になる。
【0005】
本明細書は、簡潔な構成で微細気泡を良好に発生させることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様は、流路を流れる液体中に微細気泡を発生させる微細気泡発生器に関する。微細気泡発生器は、前記流路の軸方向と直交する断面を視たときに、前記流路の一部を構成する第1凹部を備える第1部材と、前記流路の他の一部を構成する第2凹部を備える第2部材であって、前記第1凹部と前記第2凹部が向かい合う状態で前記第1部材と組み合わされる前記第2部材と、を備えていてもよい。前記第1凹部と前記第2凹部は、前記流路の軸方向と直交する方向に向かい合うことにより前記流路を構成していてもよい。前記流路は、前記流路の軸方向と平行な断面を視たときに、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、前記縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部と、を備えていてもよい。前記第1部材は、前記流路の前記拡径部において前記第1凹部の内面から前記流路内に突出する第1凸部を備えていてもよい。前記第2部材は、前記流路の前記拡径部において前記第2凹部の内面から前記流路内に突出する第2凸部を備えていてもよい。
【0007】
この構成によると、第1凹部と第2凹部が向かい合う状態で第1部材と第2部材を組み合わせるだけで微細気泡発生器を作製することができる。この微細気泡発生器では、流路を流れる液体が第1凸部又は第2凸部に当たることにより微細気泡が発生する。上記の構成によると、互いに向かい合う第1凹部と第2凹部のそれぞれの内面から第1凸部と第2凸部のそれぞれが突出するので、流路の第1凹部側と第2凹部側のそれぞれで微細気泡を発生させることができる。そのため、流路の第1凹部側と第2凹部側においてバランス良く微細気泡を発生させることができる。以上より、上記の構成によると、簡潔な構成で微細気泡を良好に発生させることができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記第1凸部と前記第2凸部は、前記流路の中心部を介して向かい合っていてもよい。
【0009】
この構成によると、流路の中心部付近で微細気泡を良好に発生させることができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記第1凸部は、前記流路の上流側から下流側に向けて第1方向に延びていてもよい。前記第2凸部は、前記流路の上流側から下流側に向けて前記第1方向と異なる第2方向に延びていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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