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公開番号
2025093618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209376
出願日
2023-12-12
発明の名称
クーラントクリーナ
出願人
有限会社三井PRK
代理人
弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類
B01D
29/11 20060101AFI20250617BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】エア流を用いてクーラントを流通させることで、低ランニングコストのクーラントクリーナを提供すること。
【解決手段】フィルタ部20と濾過された再生クーラントを収容する筐体10、エアの供給・排出をするエア流路30、内部空間11への加工後クーラントの供給を許容し、内部空間11からの加工後クーラントの排出を規制するクーラント流通切替手段44を有するクーラント供給流路40、筐体10の外部への流通のみが許容され内部空間11にエアが供給されると再生クーラントを排出するクーラント排出流路50を具備し、エア流路30に再生クーラントの液面高さと共に昇降するフロート34が収容され、再生クーラントの液面高さが設定高さになると連通部がフロート34で閉塞され加工後クーラントの供給が停止し、エア投入口31からのエア圧力でクーラント排出流路50から再生クーラントを排出するクーラントクリーナ100である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
切削粉を含む加工機械排出物が混入した加工後クーラントから前記加工機械排出物を分離して再生クーラントとして排出するクーラントクリーナであって、
前記加工後クーラントから前記加工機械排出物を分離するフィルタ部および前記フィルタ部により濾過された前記再生クーラントを収容する筐体と、
前記筐体と連通し、エア投入口から投入されたエア流の流通向きを流路切替手段により切り替えることで前記筐体の内部空間に対するエアの供給および排出が行われるエア流路と、
前記筐体と連通し、前記筐体の内部空間から前記エアが排出された際の吸引力による前記フィルタ部への前記加工後クーラントの供給を許容すると共に、前記筐体の内部空間に前記エアが供給された際の前記筐体の内部空間の圧力による前記筐体の内部空間から外部への前記加工後クーラントの排出を規制可能なクーラント流通切替手段を有するクーラント供給流路と、
前記筐体と連通し、前記筐体から前記筐体の外部への流通のみが許容され、前記筐体の内部空間に前記エアが供給された際の前記筐体の内部空間の圧力により前記再生クーラントを前記筐体の外部へ排出するクーラント排出流路と、を具備し、
前記エア流路には、前記筐体に貯留された前記再生クーラントの液面高さと共に高さ方向に昇降するフロートが収容され、前記エア流により前記筐体の内部空間から前記エアが排出されると共に前記クーラント供給流路による前記フィルタ部への前記加工後クーラントが供給される処理において、前記再生クーラントの液面高さが予め設定された高さ位置に到達すると、前記エア流路と前記筐体との連通部が前記フロートにより閉塞されることで前記筐体への前記加工後クーラントの供給がストップし、
前記エア流により前記筐体の内部空間に前記エアが供給されると共に前記クーラント供給流路による前記フィルタ部への前記加工後クーラントの供給が停止された処理において、前記エア投入口から前記筐体の内部空間への前記エアの供給による圧力で前記クーラント排出流路から前記再生クーラントが前記筐体の外部に排出されることを特徴とするクーラントクリーナ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記エア流路と前記クーラント供給流路は、少なくとも前記筐体への取り付け部分が一体化されていることを特徴とする請求項1記載のクーラントクリーナ。
【請求項3】
前記流路切替手段と前記クーラント流通切替手段が連動可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2記載のクーラントクリーナ。
【請求項4】
前記筐体の内底面は傾斜面に形成されていて、
前記クーラント排出流路の下端部は、前記傾斜面の最下部位置よりも上側位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載のクーラントクリーナ。
【請求項5】
前記フィルタ部は、底面と側周面が有孔板により形成された有底筒状体と前記有底筒状体に取り付けられた把持部を有するバスケットと、前記有底筒状体の内側面に配設されたメッシュ材と、を有し、
前記筐体には、開閉可能な蓋体と、前記蓋体と前記筐体との当接部に配設されたシール部材が配設されていて、
前記蓋体を開いた際の開口部に前記フィルタ部が着脱可能に収容されていることを特徴とする請求項1または2記載のクーラントクリーナ。
【請求項6】
前記クーラント供給流路の前記加工後クーラントの吸込口の外周縁の一部には、前記クーラント供給流路の延長方向にのびる切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のクーラントクリーナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はクーラントクリーナに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
切削機械に代表される加工機械においてワークを冷却するために用いられた加工後クーラントを加工機械から回収し、切削粉等の加工機械排出物を分離するクーラントクリーナは公知である。このようなクーラントクリーナとしては、例えば特許文献1(特開2008―12603号公報)に開示されているような構成が知られている。
【0003】
特許文献1に開示されているクーラントクリーナによれば、加工機械から排出された加工後クーラントから加工機械排出物を分離し、クーラントの再利用が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008―12603号公報(請求項1,段落0009-0014,図1―2他)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているクーラントクリーナにおいては、クーラントを流通させるための複数のポンプが用いられている。クーラントは金属への浸透性が高いため、クーラントにポンプを浸漬させておくと、ポンプが破損しやすくなる。また、クーラントとワークの金属材料の組み合わせによっては発火のおそれがあるため、ポンプを防爆仕様にしなければならない。このようにクーラントクリーナを安全かつ継続的に使用するためには、高額なポンプの使用とポンプに対する頻繁なメンテナンスが必要なり、ランニングコストが高くなるといった課題を有している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは、エア流を用いてクーラントを流通させることで、防爆仕様のポンプの使用やポンプに対する頻繁なメンテナンスを不要にし、低ランニングコストのクーラントクリーナを提供することにある。
【0007】
上記課題を解決するために本発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち本発明は切削粉を含む加工機械排出物が混入した加工後クーラントから前記加工機械排出物を分離して再生クーラントとして排出するクーラントクリーナであって、前記加工後クーラントから前記加工機械排出物を分離するフィルタ部および前記フィルタ部により濾過された前記再生クーラントを収容する筐体と、前記筐体と連通し、エア投入口から投入されたエア流の流通向きを流路切替手段により切り替えることで前記筐体の内部空間に対するエアの供給および排出が行われるエア流路と、前記筐体と連通し、前記筐体の内部空間から前記エアが排出された際の吸引力による前記フィルタ部への前記加工後クーラントの供給を許容すると共に、前記筐体の内部空間に前記エアが供給された際の前記筐体の内部空間の圧力による前記筐体の内部空間から外部への前記加工後クーラントの排出を規制可能なクーラント流通切替手段を有するクーラント供給流路と、前記筐体と連通し、前記筐体から前記筐体の外部への流通のみが許容され、前記筐体の内部空間に前記エアが供給された際の前記筐体の内部空間の圧力により前記再生クーラントを前記筐体の外部へ排出するクーラント排出流路と、を具備し、前記エア流路には、前記筐体に貯留された前記再生クーラントの液面高さと共に高さ方向に昇降するフロートが収容され、前記エア流により前記筐体の内部空間から前記エアが排出されると共に前記クーラント供給流路による前記フィルタ部への前記加工後クーラントが供給される処理において、前記再生クーラントの液面高さが予め設定された高さ位置に到達すると、前記エア流路と前記筐体との連通部が前記フロートにより閉塞されることで前記筐体への前記加工後クーラントの供給がストップし、前記エア流により前記筐体の内部空間に前記エアが供給されると共に前記クーラント供給流路による前記フィルタ部への前記加工後クーラントの供給が停止された処理において、前記エア投入口から前記筐体の内部空間への前記エアの供給による圧力で前記クーラント排出流路から前記再生クーラントが前記筐体の外部に排出されることを特徴とするクーラントクリーナである。
【0008】
これにより、エア流を用いてクーラントを流通させることで、防爆仕様のポンプの使用やポンプに対する頻繁なメンテナンスを不要にし、低ランニングコストのクーラントクリーナを提供することが可能になる。
【0009】
また、前記エア流路と前記クーラント供給流路は、少なくとも前記筐体への取り付け部分が一体化されていることが好ましい。
【0010】
これにより、筐体への取り付け部分における構造を単純化でき、クーラントクリーナをより低コストで製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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