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公開番号
2025087480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202173
出願日
2023-11-29
発明の名称
マイクロカプセル
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
B01J
13/14 20060101AFI20250603BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】優れた海洋生分解性を有するマイクロカプセルを提供すること。
【解決手段】マイクロカプセルは、芯物質と、芯物質を被覆する壁材とを含有する。壁材は、ポリウレタン樹脂を含有し、ポリウレタン樹脂は、ポリウレタン原料の反応生成物を含有する。ポリウレタン原料は、イソシアネート基末端プレポリマーと、鎖伸長剤とを含有する。イソシアネート基末端プレポリマーは、プレポリマー原料の反応生成物を含有する。プレポリマー原料は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分とを含有する。ポリオール成分が、植物油ポリオールおよび/またはポリカプロラクトンポリオールと、親水性基含有活性水素化合物とを含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
芯物質と、前記芯物質を被覆する壁材とを含有するマイクロカプセルであり、
前記壁材は、ポリウレタン樹脂を含有し、
前記ポリウレタン樹脂は、ポリウレタン原料の反応生成物を含有し、
前記ポリウレタン原料は、イソシアネート基末端プレポリマーと、鎖伸長剤とを含有し、
前記イソシアネート基末端プレポリマーは、プレポリマー原料の反応生成物を含有し、
前記プレポリマー原料は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分とを含有し、
前記ポリオール成分が、
植物油ポリオールおよび/またはポリカプロラクトンポリオールと、
親水性基含有活性水素化合物と
を含有する、マイクロカプセル。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記鎖伸長剤が、炭素数2~8のポリメチレンジアミンを含有する、請求項1に記載のマイクロカプセル。
【請求項3】
前記ポリウレタン原料が、さらに、イソシアネート架橋剤を含有する、請求項1に記載のマイクロカプセル。
【請求項4】
前記親水性基含有活性水素化合物が、アニオン性基含有活性水素化合物を含有する、請求項1に記載のマイクロカプセル。
【請求項5】
前記植物油ポリオールおよび/またはポリカプロラクトンポリオールと、前記親水性基含有活性水素化合物と、前記鎖伸長剤との総量に対して、
植物油ポリオールおよび/またはポリカプロラクトンポリオールの含有割合が、30~95質量%である、請求項1に記載のマイクロカプセル。
【請求項6】
前記芯物質が、香料を含有する、請求項1に記載のマイクロカプセル。
【請求項7】
体積平均粒子径が、1.0~50.0μmである、請求項1に記載のマイクロカプセル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロカプセルに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、マイクロカプセルは、各種産業分野(例えば、香料、農薬、医薬、塗料および接着剤)において、広範に使用されている。マイクロカプセルは、芯物質と、芯物質を被覆する壁材とを含有する。芯物質は、マイクロカプセルの用途に応じて選択される。壁材としては、例えば、ポリウレタン樹脂が挙げられる。
【0003】
マイクロカプセルの壁材として、より具体的には、アロファネート基を有するポリウレタンが、提案されている。また、アロファネート基含有ポリイソシアネートと芯物質とを、活性水素含有分散媒中に乳化分散させることにより、マイクロカプセルを製造する方法が、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-052939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、環境性の観点から、海洋生分解できるマイクロカプセルが、要求される。
【0006】
本発明は、優れた海洋生分解性を有するマイクロカプセルである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、芯物質と、前記芯物質を被覆する壁材とを含有するマイクロカプセルであり、前記壁材は、ポリウレタン樹脂を含有し、前記ポリウレタン樹脂は、ポリウレタン原料の反応生成物を含有し、前記ポリウレタン原料は、イソシアネート基末端プレポリマーと、鎖伸長剤とを含有し、前記イソシアネート基末端プレポリマーは、プレポリマー原料の反応生成物を含有し、前記プレポリマー原料は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分とを含有し、前記ポリオール成分が、植物油ポリオールと、親水性基含有活性水素化合物とを含有する、マイクロカプセルを、含んでいる。
【0008】
本発明[2]は、前記鎖伸長剤が、炭素数2~8のポリメチレンジアミンを含有する、上記[1]に記載のマイクロカプセルを、含んでいる。
【0009】
本発明[3]は、前記ポリウレタン原料が、さらに、イソシアネート架橋剤を含有する、上記[1]または[2]に記載のマイクロカプセルを、含んでいる。
【0010】
本発明[4]は、前記親水性基含有活性水素化合物が、アニオン性基含有活性水素化合物を含有する、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載のマイクロカプセルを、含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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