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公開番号2025059785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170087
出願日2023-09-29
発明の名称音響装置
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04R 7/04 20060101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いた振動板を含む音響装置であって、発せられる音の周波数によって音圧が変動しにくい音響装置を提供することを目的とする。
【解決手段】熱可塑性樹脂と、炭素繊維とを含む、繊維強化樹脂を含む振動板と、前記振動板と接して配置されたアクチュエータと、を含む、音響装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂と、炭素繊維とを含む、繊維強化樹脂を含む振動板と、
前記振動板と接して配置されたアクチュエータと、
を含む、音響装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記炭素繊維の重量平均繊維長は、1.0mm以上である、
請求項1に記載の音響装置。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン樹脂である、
請求項1または2に記載の音響装置。
【請求項4】
前記ポリオレフィン樹脂は、ポリプロピレン樹脂である、
請求項3に記載の音響装置。
【請求項5】
前記炭素繊維の含有量は、前記繊維強化樹脂の全質量に対して5質量%以上75質量%以下である、
請求項1または2に記載の音響装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音響装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、樹脂組成物に強化繊維(炭素繊維など)を含有させた繊維強化樹脂は、軽量かつ高強度な成形体を成形できることから各種用途に使用されている。例えば、繊維強化樹脂は、スピーカーなどの音響装置に含まれる振動板に用いられてもよい。
【0003】
例えば、特許文献1には、平板状の振動板と、上記振動板を板厚方向に加振するアクチュエータと、上記振動板と上記アクチュエータとの間に配置された接続板とを備える平面スピーカーが開示されている。特許文献1では、上記振動板の材料として、樹脂およびカーボンファイバーなどを組み合わせた材料が用いられ得るとされている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、熱可塑性樹脂炭素繊維複合材料からなるスピーカー振動板を有し、平均繊維長が0.01~0.5mmである炭素繊維の割合が、全炭素繊維中60重量%以上である、スマートスピーカーが開示されている。特許文献2によれば、上記スマートスピーカーは、明瞭な音声を発することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-038185号公報
特開2020-053925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1および特許文献2のように、炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いた振動板を備える音響装置が知られている。
【0007】
ところで、音響装置では、例えば、高音と低音とで聞こえ方が異なるなどの現象の発生を抑制する観点から、発せられる音の周波数によって音圧が変動しないことが望ましい。そのため、発せられる音の周波数によって音圧が変動しない音響装置の開発が望まれている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いた振動板を含む音響装置であって、発せられる音の周波数によって音圧が変動しにくい音響装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための、本発明の一態様は、下記[1]~[5]の音響装置に関する。
[1]熱可塑性樹脂と、炭素繊維とを含む、繊維強化樹脂を含む振動板と、
前記振動板と接して配置されたアクチュエータと、
を含む、音響装置。
[2]前記炭素繊維の重量平均繊維長は、1.0mm以上である、
[1]に記載の音響装置。
[3]前記熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン樹脂である、[1]または[2]に記載の音響装置。
[4]前記ポリオレフィン樹脂は、ポリプロピレン樹脂である、[1]~[3]のいずれかに記載の音響装置。
[5]前記炭素繊維の含有量は、前記繊維強化樹脂の全質量に対して5質量%以上75質量%以下である、
[1]~[4]のいずれかに記載の音響装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、本発明は、炭素繊維を含む繊維強化樹脂を用いた振動板を含む音響装置であって、発せられる音の周波数によって音圧が変動しにくい音響装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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