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公開番号
2025075105
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2022057267
出願日
2022-03-30
発明の名称
オレフィン重合体の製造方法
出願人
三井化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
10/04 20060101AFI20250508BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】従来よりも融点と融解熱量とのバランスに優れたオレフィン低重合体を製造する方法を提供すること。
【解決手段】特定の遷移金属化合物(A)を含むオレフィン重合触媒の存在下、炭素原子数2~4のオレフィンを60~170℃の範囲から選ばれる重合温度で重合して、GPC測定で特定される重量平均分子量が1500~50000であり、かつ、炭素原子数3~4のオレフィン由来の構造単位の含有率が50モル%以上であるオレフィン重合体を得る、オレフィン重合体の製造方法とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式[I]で特定される遷移金属化合物(A)を含むオレフィン重合触媒の存在下、炭素原子数2~4のオレフィンを60~170℃の範囲から選ばれる重合温度で重合して、GPC測定で特定される重量平均分子量が1500~50000であり、かつ、炭素原子数3~4のオレフィン由来の構造単位の含有率が50モル%以上であるオレフィン重合体を得る、オレフィン重合体の製造方法。
TIFF
2025075105000007.tif
157
151
(式[I]中、R
1
、R
3
、R
4
、R
5
、R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、R
12
、R
13
、R
14
、R
15
およびR
16
はそれぞれ独立に水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子含有炭化水素基またはケイ素含有基であり、R
2
は炭化水素基、ヘテロ原子含有炭化水素基またはケイ素含有基であり、R
1
からR
16
までの置換基のうち、任意の2つの置換基は互いに結合して環を形成していてもよく、Mは第4族遷移金属であり、Qはハロゲン原子、炭化水素基、アニオン配位子または孤立電子対で配位可能な中性配位子であり、jは1~4の整数であり、jが2以上の整数であるとき、Qは同一または異なる組合せで選んでもよい。)
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
上記式[I]において、R
4
が水素原子である、請求項1に記載のオレフィン重合体の製造方法。
【請求項3】
上記式[I]において、R
1
およびR
3
が水素原子である、請求項1または2に記載のオレフィン重合体の製造方法。
【請求項4】
示唆操作熱量分析法(DSC法)で特定される融点が、80℃~150℃であるオレフィン重合体を得る、請求項1~3のいずれか一項に記載のオレフィン重合体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オレフィン重合体の製造方法に関し、詳しくは、特定のオレフィン重合触媒を用いて、特定の分子量領域のオレフィン重合体を製造するオレフィン重合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
低分子量の結晶性オレフィン重合体は、所謂ワックス用途として離型剤や、溶融流動性促進剤、相溶化剤などの添加剤などに使用されることが知られている。特に、炭素原子数3~4のオレフィンの低分子量重合体は、ポリプロピレンやポリブテンなどの添加剤として有用である。この様なポリプロピレンやポリブテンのワックスは、従来、マグネシウム化合物担持触媒の様な固体状チタン触媒成分の存在下、大量の水素(連鎖移動剤)を併用してプロピレンやブテンを重合する方法や、前記固体状チタン触媒成分を用いて得られるプロピレン高重合体やブテン高重合体を熱分解して低分子量化する方法により得られることが知られている。
【0003】
近年、オレフィン重合用の均一系触媒として、メタロセン化合物がよく知られている。メタロセン化合物を用いて炭素数3~4のオレフィンを重合すると、低分子量体を得やすいが、立体規則性や位置規則性がやや低い傾向がある事例が報告されている(例えば、特許文献1~特許文献14参照。)。
【0004】
本出願人は、立体規則性、分子量が高く、分子量分布が比較的狭いプロピレン重合体などのオレフィン重合体が得られるメタロセン化合物を報告している(例えば、特許文献15および特許文献16参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平03-193796号公報
特開平06-122718号公報
国際公開第2001/027124号パンフレット
特開平02-274703号公報
特表2001-526730号公報
特開平10-226694号公報
国際公開第2006/068308号パンフレット
特開平04-268304号公報
特開平06-157661号公報
特開2003-292518号公報
国際公開第2008/032841号パンフレット
特開2008-120931号公報
特開2010-111833号公報
特開2000-219710号公報
特許6033322号公報
特許6563884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記の固体状チタン触媒成分を用いて得られた低分子量重合体は、低分子量化に制約が有る場合や、べたつきを示す超低分子量体の含有率が高くなる場合がある。また、これらのオレフィン重合体の低分子量体は、プロピレン高重合体などのオレフィン高重合体に比して、立体規則性が同等でも融点と融解熱量とのバランスが低い場合がある。また、前記熱分解品は、分解した成分の一部は再結合する場合があり、この際、立体規則性が低下することがあるためか、やはり融点と融解熱量とのバランスが低下する場合がある。
【0007】
融点と融解熱量とのバランスの高い低分子量オレフィン重合体が得られれば、溶融流動性と剛性などの物性とのバランスに優れ、剛性などを必要とする用途の添加剤として、さらに用途範囲は広がる可能性がある。
【0008】
よって本発明は、従来よりも融点と融解熱量とのバランスに優れた低分子量のオレフィン重合体の製造方法を提供することを課題としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った。特定の遷移金属化合物を含むオレフィン重合触媒を用いて低分子量オレフィン重合体を製造することにより、融点と融解熱量とのバランスに優れたオレフィン重合体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明は、下記の要件によって特定される。
(【0011】以降は省略されています)
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