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公開番号
2025102136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219392
出願日
2023-12-26
発明の名称
アクリルゴム組成物
出願人
ユニマテック株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
9/02 20060101AFI20250701BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 高速加硫が可能であり、二次加硫が省略または時間短縮、例えば0.5~1時間とされた場合であっても、加硫物がアミン加硫系アクリルゴムと同等の高温耐熱性にすぐれるアクリルゴム組成物を提供する。
【解決手段】 活性ハロゲン基およびカルボキシ基含有アクリルゴム100重量部に対し、ハイドロタルサイト類0.01~15重量部および4級オニウム塩0.1~10重量部を含有してなるアクリルゴム組成物。かかるアクリルゴム組成物は、加工助剤等の配合を行うことなく、加工性にすぐれた高温耐熱材が得られる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
活性ハロゲン基およびカルボキシ基含有アクリルゴム100重量部に対し、ハイドロタルサイト類0.01~15重量部および4級オニウム塩0.1~10重量部を含有してなるアクリルゴム組成物。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
請求項1記載のアクリルゴム組成物について、二次加硫を行うことなく型成形または押出成形されるアクリルゴム組成物の加硫成形方法。
【請求項3】
請求項1記載のアクリルゴム組成物について、二次加硫が150~200℃、0.5~1時間行われる加硫方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリルゴム組成物に関する。さらに詳しくは、短時間加硫と加硫物の高温条件下における耐熱性をバランス良く両立させたアクリルゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリルゴムは、すぐれた耐熱性や耐油性を有することから、主に自動車用ガスケット、シール、ホース材料などとして用いられている。近年、自動車の高機能化や高性能化から、高温耐熱材の要求がある。
【0003】
また、生産工程における生産性向上や省エネルギー化の観点から、短時間加硫可能な材料である高速加硫材が求められている。
【0004】
耐熱性に優れるアクリルゴムとしては、アミン加硫系アクリルゴムが挙げられるが、架橋構造が強く耐熱性に優れる一方で、架橋反応は速いものの短時間加硫では加硫が完結せず物性が劣る傾向がみられる。また、アミン加硫系は一般的に生地粘着性が高いために加工性が劣り、加工性を改善するには物性を犠牲にして加工助剤を配合する必要もある。
【0005】
また、短時間加硫可能なアクリルゴムとして活性塩素系アクリルゴムやDual Cure系アクリルゴムが挙げられるが、架橋反応が速く短時間加硫が可能である一方で、架橋構造が弱く耐熱性に劣るといった傾向がみられる。
【0006】
特許文献1には、活性ハロゲン含有アクリルゴム、トリチオシアヌール酸、ジチオカルバミン酸金属塩、チウラムスルフィドを含有してなるアクリルゴム組成物に、さらに有機リン酸エステル化合物およびハイドロタルサイト類を添加することにより、二次加硫を省略した際の圧縮永久歪特性を改善させることが提案されている。しかしながら、ここでは架橋構造がC-S結合であり、弱い架橋構造であるために耐熱性が十分ではなく、実施例では150℃における耐熱試験結果のみが開示されているにとどまっている。
【0007】
特許文献2では、活性塩素系アクリルポリマーに加硫剤として多価カルボン酸を使用し、さらに4級オニウム塩およびハイドロタルサイト類を添加することで、二次加硫を省略した場合にも、常態物性および圧縮永久歪特性にすぐれた加硫物を与えるアクリルエラストマー組成物を提案しているが、加硫剤に由来する生地粘着性によりロール加工性が悪化し、これを改善するためには滑剤等を配合する必要があるが、滑剤の配合による物性悪化は免れない。また、一般的に多価カルボン酸は臭気性が強く、混練作業者への負担が大きいために、その使用は好ましくない。
【0008】
このように、従来のアクリルゴムでは、高温耐熱材または高速加硫材についてはそれぞれあるものの、加硫系の特性上、これら双方を両立した材料はなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平11-21410号公報
特開平11-323058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、高速加硫が可能であり、二次加硫が省略または時間短縮、例えば0.5~1時間とされた場合であっても、加硫物がアミン加硫系アクリルゴムと同等の高温耐熱性にすぐれるアクリルゴム組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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