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公開番号
2025058443
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168370
出願日
2023-09-28
発明の名称
ポリ尿素およびその製造方法
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
主分類
C08G
71/02 20060101AFI20250402BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】大掛かりな反応容器を用いることなく製造可能であって、ゲルの発生がなく、高分子量かつ色調が良好なポリ尿素とその製造方法を提供する。
【解決手段】ジアミン化合物と二酸化炭素を原料とする反応生成物であって、それからなるペレットのb値が5.0以下であるポリ尿素、および、縮合剤の存在下、ジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる前記ポリ尿素の製造方法、および、縮合剤の使用量が、ジアミン化合物1モルに対して、1モル未満である前記ポリ尿素の製造方法、および、前記縮合剤がカルボジイミド化合物である前記ポリ尿素の製造方法、および、圧力5.0MPa未満でジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる前記ポリ尿素の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジアミン化合物と二酸化炭素を原料とする反応生成物であって、それからなるペレットのb値が5.0以下であるポリ尿素。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
縮合剤の存在下、ジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる請求項1に記載のポリ尿素の製造方法。
【請求項3】
前記縮合剤の使用量が、ジアミン化合物1モルに対して、1.0モル未満である請求項2に記載のポリ尿素の製造方法。
【請求項4】
前記縮合剤がカルボジイミド化合物である請求項2または3に記載のポリ尿素の製造方法。
【請求項5】
圧力5.0MPa未満でジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる請求項2または3に記載のポリ尿素の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリ尿素およびその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリ尿素は、耐熱性、機械強度、耐薬品性に優れていることから、射出成形品、接着剤等として広く用いられている。
【0003】
ポリ尿素の製造方法としては、ジアミン化合物とジイソシアネートを原料として重合する方法が一般的である。このような製造方法としては、溶融重合する方法や低温で固相重合する方法が知られている。しかしながら、このような製造方法は、ジイソシアネートの重合性が高く、ポリマー鎖に分岐が発生するため、ゲルが生成し、高分子量化できないという問題がある。
【0004】
分岐の問題を回避する方法としては、原料としてジイソシアネートを用いない方法が考えられる。このような製造方法として、特許文献1に、圧力5~10MPaの条件下で、ジアミン化合物と二酸化炭素を重合してポリ尿素を製造する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1の製造方法は、二酸化炭素を5~10MPaで導入して重合させるため、大掛かりな反応容器を用いる必要がある。また、反応時間が長くなるため色調が不十分で色調改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-107095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記問題点を解決するものであり、大掛かりな反応容器を用いることなく製造可能であって、ゲルの発生がなく、高分子量かつ色調が良好なポリ尿素とその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、縮合剤の存在下、ジアミン化合物と二酸化炭素を反応させ製造することで、上記目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
【0008】
すなわち、本発明の要旨は下記の通りである。
<1>ジアミン化合物と二酸化炭素を原料とする反応生成物であって、それからなるペレットのb値が5.0以下であるポリ尿素。
<2>縮合剤の存在下、ジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる<1>に記載のポリ尿素の製造方法。
<3>前記縮合剤の使用量が、ジアミン化合物1モルに対して、1.0モル未満である<2>に記載のポリ尿素の製造方法。
<4>前記縮合剤がカルボジイミド化合物である<2>または<3>に記載のポリ尿素の製造方法。
<5>圧力5.0MPa未満でジアミン化合物と二酸化炭素を反応させる<2>~<4>いずれかに記載のポリ尿素の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、大掛かりな反応容器を用いることなく製造可能であって、ゲルの発生がなく、高分子量かつ色調が良好なポリ尿素を提供することができる。
また、本発明の製造方法によれば、二酸化炭素の濃度がより十分に低い5.0MPa未満の低圧下で、生産性よく、高分子量かつ色調が良好なポリ尿素を重合することができる。また、低圧下で重合できるため大掛かりな設備を必要としない。
さらに、原料として二酸化炭素を用いるため、温室効果を抑制する効果も期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のポリ尿素は、ジアミン化合物と二酸化炭素を原料とする反応生成物である。例えば、本発明のポリ尿素は、ジアミン化合物および二酸化炭素をモノマー成分として含有する。
(【0011】以降は省略されています)
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