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公開番号
2025068289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178080
出願日
2023-10-16
発明の名称
樹脂組成物
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
23/28 20250101AFI20250421BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】アルコールを含む溶剤に対して高い安定性を有する樹脂組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】下記成分(a)~成分(c)を含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物が、赤外分光スペクトル測定においてピーク面積比A/B×100が60%以上であり、ピーク面積比A/C×100が45%以上である、樹脂組成物。
(但しA は水酸基由来のピーク面積であり、Bはメチレン基由来のピーク面積であり、
C はカルボニル基由来のピーク面積である。)
成分(a):塩素含有率が10~50重量%である塩素化ポリオレフィン樹脂
成分(b):エポキシ系化合物
成分(c):酸化防止剤
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(a)~成分(c)を含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物が、赤外分光スペクトル測定において
ピーク面積比A/B×100が60%以上であり、
ピーク面積比A/C×100が45%以上である、
樹脂組成物。
(但しA は水酸基由来のピーク面積であり、Bはメチレン基由来のピーク面積であり、
C はカルボニル基由来のピーク面積である。)
成分(a):塩素含有率が10~50重量%である塩素化ポリオレフィン樹脂
成分(b):エポキシ系化合物
成分(c):酸化防止剤
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
成分(a)の重量平均分子量が1,000~50,000である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
成分(c)がフェノール系酸化防止剤を含む、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の樹脂組成物を含む、塗料、バインダー、接着剤、インキ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂は、熱により変形する性質を利用して、シート、フィルムなど平面形状のみならず、球状、円筒状、箱状など一定の形状に成形して各種形態の商品として利用されている。しかし、熱可塑性樹脂は基本的に透明で、比較的柔らかく、傷が付きやすいので、保護又は美観の改善を目的として、その表面に印刷及び塗装が行われる。
【0003】
熱可塑性樹脂には、極性を有する樹脂と非極性の樹脂とがある。非極性樹脂の中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂は、安価で成形性、耐薬品性、耐水性、電気特性、安全性など多くの優れた性質を有するため、近年広く採用されている。
【0004】
しかし、ポリオレフィン系樹脂は、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の極性樹脂とは異なり、非極性でかつ結晶性を有しているため、インキ、塗料、あるいは接着剤などが付着し難い問題があった。
【0005】
付着性に関する上記の問題を改善する方法としては、インキ、塗料、あるいは接着剤などにポリオレフィン系樹脂を含ませる方法が提案されている。なお、塩素化ポリオレフィン樹脂は、芳香族以外の溶剤への溶解性が低いため、通常、トルエン等の芳香族溶剤に溶解して使用されることが一般的であった。
【0006】
近年、環境問題の観点から、塗装現場及び印刷現場においてトルエン等の芳香族溶剤を含有しない溶剤を用いた塩素化ポリオレフィン樹脂組成物が要求されるようになっている。この要求に対しては、塩素化ポリオレフィン樹脂に対して酸化処理することで、樹脂の極性を高め、アルコール系溶剤への溶解性を向上させることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2014/057608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
環境意識が年々高まる中、より多量のアルコール系溶剤に対して安定的に溶解する塩素化ポリオレフィン樹脂が求められているものの、特許文献1に開示されているような酸化処理塩素化ポリオレフィン樹脂ではアルコール系溶剤を含む溶剤組成物への安定性が不十分であり、更なる改善が求められている。
【0009】
そこで、本発明は、従来よりもアルコール系溶剤への溶解性に優れた塩素化ポリオレフィン樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の[1]~[4]を提供する。
[1]下記成分(a)~成分(c)を含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物が、赤外分光スペクトル測定においてピーク面積比A/B×100が60%以上であり、ピーク面積比A/C×100が45%以上である、樹脂組成物。
(但しA は水酸基由来のピーク面積であり、Bはメチレン基由来のピーク面積であり、C はカルボニル基由来のピーク面積である。)
成分(a):塩素含有率が10~50重量%である塩素化ポリオレフィン樹脂
成分(b):エポキシ系化合物
成分(c):酸化防止剤
[2]成分(a)の重量平均分子量が1,000~50,000である、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]成分(c)がフェノール系酸化防止剤を含む、[1]に記載の樹脂組成物。
[4][1]に記載の樹脂組成物を含む、塗料、バインダー、接着剤、インキ。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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