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公開番号2025087464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202142
出願日2023-11-29
発明の名称品質判定方法
出願人中国電力株式会社,ハシダ技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/86 20060101AFI20250603BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】触媒を破壊せずに高精度に品質を判定可能な品質判定方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る品質判定方法は、ハニカム触媒Cの貫通孔C1に研磨材Aを流通させ貫通孔C1の内面C1aを研磨するハニカム触媒Cの研磨方法における品質判定方法であって、貫通孔C1に研磨材Aを流通させて内面C1aを研磨する研磨工程(ステップS10)と、研磨工程(ステップS10)により生じる研磨粉を回収する回収工程(ステップS12)と、回収工程(ステップS12)で回収した研磨粉を分析する分析工程(ステップS13)と、分析工程(ステップS13)で導出された成分濃度に基づいてハニカム触媒Cの品質を判定する品質判定工程(ステップS14)と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
触媒の貫通孔に研磨材を流通させ前記貫通孔の内面を研磨する触媒の研磨方法における品質判定方法であって、
前記貫通孔に前記研磨材を流通させて前記内面を研磨する研磨工程と、
前記研磨工程により生じる研磨粉を回収する回収工程と、
前記回収工程で回収した前記研磨粉を分析する分析工程と、
前記分析工程で導出された成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する品質判定工程と、を含む、品質判定方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記触媒は、脱硝触媒であり、
前記品質判定工程では、前記研磨粉の成分濃度と、脱硝率と、が関連付けられた関連情報に基づいて、前記触媒の品質を判定する、請求項1に記載の品質判定方法。
【請求項3】
前記研磨材は、ホワイトアルミナであり、
前記分析工程では、分析により前記触媒におけるTiとSの少なくともいずれかの成分濃度を測定し、
前記品質判定工程では、前記分析工程において測定されたTi及びSの少なくともいずれかの成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する、請求項1又は2に記載の品質判定方法。
【請求項4】
前記品質判定工程において、前記触媒の品質の合格判定基準を脱硝率が74.0%以上とした場合に、前記分析工程において測定されたTiのTiO

換算の成分濃度が82.0%以上、及びSのSO

換算の成分濃度が2.0%以下の少なくともいずれかの場合に、前記触媒の品質を合格と判定する、請求項3に記載の品質判定方法。
【請求項5】
前記研磨材は、スチールグリットであり、
前記分析工程では、分析により前記触媒におけるTi、Al及びSの少なくともいずれかの成分濃度を測定し、
前記品質判定工程では、前記分析工程において測定されたTi、Al及びSの少なくともいずれかの成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する、請求項1又は2に記載の品質判定方法。
【請求項6】
前記品質判定工程において、前記触媒の品質の合格判定基準を脱硝率が74.0%以上とした場合に、前記分析工程において測定されたTiのTiO

換算の成分濃度が81.9%以上、AlのAl



換算の成分濃度が1.0%以下、及びSのSO

換算の成分濃度が2.0%以下の少なくともいずれかの場合に、前記触媒の品質を合格と判定する、請求項5に記載の品質判定方法。
【請求項7】
前記研磨材は、緑色炭化ケイ素であり、
前記分析工程では、分析により前記触媒におけるTi、Al及びSの少なくともいずれかの成分濃度を測定し、
前記品質判定工程では、前記分析工程において測定されたTi、Al及びSの少なくともいずれかの成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する、請求項1又は2に記載の品質判定方法。
【請求項8】
前記品質判定工程において、前記触媒の品質の合格基準を脱硝率が74.0%以上であるときに、前記分析工程において測定されたTiのTiO

換算の成分濃度が85.5%以上、AlのAl



換算の成分濃度が1.0%以下、及びSのSO

換算の成分濃度が2.0%以下の少なくともいずれかの場合に、前記触媒の品質を合格と判定する、請求項7に記載の品質判定方法。
【請求項9】
前記回収工程では、前記研磨工程を経た前記研磨材を分級した後に前記研磨粉を回収する、請求項1又は2に記載の品質判定方法。
【請求項10】
前記分析工程では、前記回収工程で回収した前記研磨粉の成分濃度をX線分析装置により分析する、請求項1又は2に記載の品質判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、品質判定方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排気ガスの浄化に用いられるハニカム構造を有する触媒は、使用に伴う性能低下に対して性能を回復させるための再生が行われ、再生後のハニカム触媒について品質を判定する技術が知られている。この種の技術を示すものとして特許文献1が挙げられる。特許文献1では、ハニカム触媒の表面に堆積している粒径2μm以下の粒子を含む被覆層の厚さを測定することでハニカム触媒の劣化を評価することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
再表2017-022582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、顕微鏡等による表面観察や成分分析等を利用してより高精度に触媒の品質を判定する場合、触媒の貫通孔内からの試料取得のためには触媒の破壊が必要であり、触媒の全数を検査することができず、触媒の品質不良を見落とすおそれがあった。
【0005】
本発明は、触媒を破壊せずに高精度に触媒の品質を判定可能な品質判定方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る品質判定方法は、触媒の貫通孔に研磨材を流通させ前記貫通孔の内面を研磨する触媒の研磨方法における品質判定方法であって、前記貫通孔に前記研磨材を流通させて前記内面を研磨する研磨工程と、前記研磨工程により生じる研磨粉を回収する回収工程と、前記回収工程で回収した前記研磨粉を分析する分析工程と、前記分析工程で導出された成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する品質判定工程と、を含む。
【0007】
(1)の品質判定方法は、触媒を破壊せずに高精度に触媒の品質を判定できる。
【0008】
(2)(1)に記載の品質判定方法においては、前記触媒は、脱硝触媒であり、前記品質判定工程では、前記研磨粉の成分濃度と、脱硝率と、が関連付けられた関連情報に基づいて、前記触媒の品質を判定する。
【0009】
(2)の品質判定方法は、触媒を破壊せずに効率的に高精度に触媒の品質を判定できる。
【0010】
(3)(1)又は(2)に記載の品質判定方法においては、前記研磨材は、ホワイトアルミナであり、前記分析工程では、分析により前記触媒におけるTiとSの少なくともいずれかの成分濃度を測定し、前記品質判定工程では、前記分析工程において測定されたTi及びSの少なくともいずれかの成分濃度に基づいて前記触媒の品質を判定する。
(【0011】以降は省略されています)

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