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公開番号
2025082302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2024199385
出願日
2024-11-15
発明の名称
液状廃棄物処理具
出願人
株式会社源兵衛
代理人
主分類
B01D
1/00 20060101AFI20250521BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】比較的簡単な構成で液状廃棄物を減容して廃棄処理することが液状廃棄物処理具を提供する。
【解決手段】液状廃棄物処理具1は、側壁に貫通孔213aが形成されたトレイ21、22、23、24、25、26と、トレイ21、22、23、24、25、26における貫通孔213a、223a側の端部が貫通孔213a、223a側とは反対側の端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、トレイ22,23、24、25、26について、貫通孔223a側とは反対側の端部が鉛直上方側において隣り合うトレイ21、22、23、24、25の開放部分に対向するように配置した状態でトレイ21、22、23、24、25、26を支持する処理具本体11と、を備える。貫通孔213a、223aは、トレイ21、22、23、24、25、26の内側に滞留する液状廃棄物の厚さが基準厚さ以下となるように液状廃棄物を排出するように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
扁平な箱状であり厚さ方向における一面側が開放されるとともに、側壁の一部に内側の液状廃棄物を外側へ排出させるための排出部が形成された複数のトレイと、
前記複数のトレイが鉛直方向に沿って並列し、前記複数のトレイそれぞれにおける開放部分が鉛直上方を向き且つ前記排出部側の端部が前記排出部側とは反対側の端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、前記複数のトレイのうちの最も鉛直上方に配置されたトレイ以外のトレイについて、前記排出部側の端部が鉛直下方側において隣り合うトレイの開放部分に対向するように配置した状態で前記複数のトレイを支持する処理具本体と、を備え、
前記排出部は、前記複数のトレイそれぞれの内側に滞留する前記液状廃棄物の厚さが予め設定された基準厚さ以下となるように前記複数のトレイそれぞれの内側に存在する液状廃棄物を排出するように設けられている、
液状廃棄物処理具。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記排出部は、前記複数のトレイそれぞれの前記側壁における前記複数のトレイそれぞれの内側の底面から前記基準厚さだけ離間した位置に形成され前記側壁を貫通する貫通孔である、
請求項1に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項3】
前記排出部は、
前記複数のトレイそれぞれの前記側壁における前記複数のトレイそれぞれの底壁側とは反対側から切り欠いた切欠部と、
前記切欠部における前記底壁側の一部を覆うように配置され、前記切欠部における、前記複数のトレイそれぞれの内側の底面から前記基準厚さだけ離間した位置までを覆うように配置されたカバーと、を有する、
請求項1に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項4】
前記カバーは、前記側壁に沿って摺動することにより前記切欠部における前記カバーで覆われる部分を変化させることができる、
請求項3に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項5】
前記複数のトレイのうちの少なくとも1つのトレイの底壁には、
前記少なくとも1つのトレイに投入される前記液状廃棄物を受ける凹部と、
前記凹部の内側に連通し、前記凹部の内側に投入され前記少なくとも1つのトレイにおける前記排出部側の端部に向かう第1方向へ流出する前記液状廃棄物が前記少なくとも1つのトレイそれぞれにおける前記第1方向と直交する第2方向における両側へ案内するガイド溝と、が形成されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項6】
前記複数のトレイのうちの少なくとも1つのトレイの底壁には、前記少なくとも1つのトレイにおける前記排出部側の端部に向かう第1方向に沿って延在する複数のガイド溝が形成されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項7】
長尺のシートと、
長尺であり前記シートの延長方向と直交する方向へ延在し鉛直方向に沿って並列する複数の梁からなる梁群を2組有し、前記シートが2組の梁群のいずれか一方の梁から他方の梁へ交互に懸架された状態で前記シートを保持する処理具本体と、を備え、
前記処理具本体は、前記シートが懸架される2つの梁のうちの鉛直下方側に位置する一方の内側に前記シートが鉛直上方側から押し付けられることにより前記シートに液状廃棄物を鉛直下方へ通過させるためのスリットを形成するカッタ部材を有する、
液状廃棄物処理具。
【請求項8】
前記カッタ部材は、前記シートが懸架される2つの梁のうちの鉛直上方側に位置する一方側が開放されたC字状の前記スリットを形成する形状を有する、
請求項7に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項9】
前記処理具本体は、長尺であり前記シートの延長方向に沿って延在し且つ前記シートの延長方向と直交する方向に並列するとともに、前記シートを鉛直下方から支持する少なくとも1つの支持部材を更に有する、
請求項7または8に記載の液状廃棄物処理具。
【請求項10】
長尺板状であり短手方向における中央部が両端部よりも鉛直下方側に凸となるように湾曲し鉛直上側で液状廃棄物を受ける複数の受け板と、
前記複数の受け板が鉛直方向に沿って並列し、前記複数の受け板それぞれの長手方向における一端部が他端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、前記複数の受け板のうちの最も鉛直上方に配置された受け板以外の受け板について、前記一端部が端部が鉛直下方側において隣り合う受け板の他端部に比べて前記受け板の長手方向における中央部側に対向するように配置した状態で前記複数の受け板を支持する処理具本体と、を備える、
液状廃棄物処理具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状廃棄物処理具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
廃棄するシート状基材に液状廃棄物を塗布する塗布部と、シート状基材に塗布された液状廃棄物に含まれる溶剤成分を蒸発させて、液状廃棄物に含まれる固形成分をシート状基材に固定する蒸発乾燥部と、を含む減容装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-250157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された減容装置では、シート基材を塗布部に供給する機構、塗布部で液状廃棄物が塗布されたシート状基材を蒸発乾燥部へ搬送する機構等が必要になり、装置構成が比較的複雑なものとなっている。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な構成で液状廃棄物を減容して廃棄処理することができる液状廃棄物処理具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る液状廃棄物処理具は、
扁平な箱状であり厚さ方向における一面側が開放されるとともに、側壁の一部に内側の液状廃棄物を外側へ排出させるための排出部が形成された複数のトレイと、
前記複数のトレイが鉛直方向に沿って並列し、前記複数のトレイそれぞれにおける開放部分が鉛直上方を向き且つ前記排出部側の端部が前記排出部側とは反対側の端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、前記複数のトレイのうちの最も鉛直上方に配置されたトレイ以外のトレイについて、前記排出部側の端部が鉛直下方側において隣り合うトレイの開放部分に対向するように配置した状態で前記複数のトレイを支持する処理具本体と、を備え、
前記排出部は、前記複数のトレイそれぞれの内側に滞留する前記液状廃棄物の厚さが予め設定された基準厚さ以下となるように前記複数のトレイそれぞれの内側に存在する液状廃棄物が排出されるように設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、処理具本体が、複数のトレイが鉛直方向に沿って並列し、複数のトレイそれぞれにおける開放部分が鉛直上方を向き且つ排出部側の端部がその反対側の端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、複数のトレイのうちの最も鉛直上方に配置されたトレイ以外のトレイについて、その排出部側の端部が鉛直下方側において隣り合うトレイの開放部分に対向するように配置した状態で複数のトレイを支持する。そして、排出部は、複数のトレイそれぞれの内側に滞留する液状廃棄物の厚さが予め設定された基準厚さ以下となるように複数のトレイそれぞれの内側に存在する液状廃棄物が排出されるように設けられている。これにより、複数のトレイのうち最も鉛直上方に位置するトレイに液状廃棄物を投入すると、そのトレイの一部がトレイ内に滞留し残りの液状廃棄物が排出部からそのトレイの鉛直下方で隣り合うトレイに投入される。そして、最終的には、複数のトレイそれぞれに前述の基準厚さ以下となるように液状廃棄物が滞留した状態にすることができる。従って、基準厚さを液状廃棄物の乾燥に適した厚さとすることで、比較的簡単な構成で液状廃棄物を減容して廃棄処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1に係る液状廃棄物処理具の断面図である。
実施の形態1に係る液状廃棄物処理具の図1のA―A線における断面矢視図である。
実施の形態1に係るトレイを示し、(A)は最上段のトレイの概略斜視図であり、(B)はその他のトレイの概略斜視図である。
本発明の実施の形態2に係る液状廃棄物処理具の断面図である。
実施の形態2に係る液状廃棄物処理具の一部を示し、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB-B線における断面矢視図である。
本発明の実施の形態3に係る液状廃棄物処理具の断面図である。
実施の形態3に係る液状廃棄物処理具の図6のC―C線における断面矢視図である。
変形例に係るトレイの概略斜視図である。
変形例に係るトレイを示し、(A)は最上段のトレイの概略斜視図であり、(B)はその他のトレイの概略斜視図である。
変形例に係るトレイを示し、(A)は最上段のトレイの概略斜視図であり、(B)はその他のトレイの概略斜視図である。
変形例に係るトレイを示し、(A)は最上段のトレイの概略斜視図であり、(B)はその他のトレイの概略斜視図である。
変形例に係る液状廃棄物処理具の一部の平面図である。
変形例に係る液状廃棄物処理具の断面図である。
変形例に係る液状廃棄物処理具の一部の斜視図である。
変形例に係る液状廃棄物処理具の一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態に係る液状廃棄物処理具について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る液状廃棄物処理具は、複数のトレイと、複数のトレイを支持する処理具本体と、を備える。複数のトレイは、それぞれ、扁平な箱状であり厚さ方向における一面側が開放されるとともに、側壁の一部に内側の液状廃棄物を外側へ排出させるための排出部が形成されている。また、処理具本体は、複数のトレイが鉛直方向に沿って並列し、複数のトレイそれぞれにおける開放部分が鉛直上方を向き且つ排出部側の端部が排出部側とは反対側の端部よりも鉛直下方となる姿勢であるとともに、複数のトレイのうちの最も鉛直上方に配置されたトレイ以外のトレイについて、排出部側の端部が鉛直下方側において隣り合うトレイの開放部分に対向するように配置した状態で複数のトレイを支持する。そして、複数のトレイそれぞれの排出部は、複数のトレイそれぞれの内側に滞留する液状廃棄物の厚さが予め設定された基準厚さ以下となるように複数のトレイそれぞれの内側に存在する液状廃棄物を排出するように設けられている。
【0010】
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る液状廃棄物処理具1は、扁平な矩形箱状であり厚さ方向における一面側が開放された6つのトレイ21、22、23、24、25、26と、当該6つのトレイ21、22、23、24、25、26を支持する処理具本体11と、を備える。なお、図1および図2において、-Z方向が、鉛直下方、+Z方向が、鉛直上方に対応している。液状廃棄物としては、例えば使用後の余剰の廃塗料が挙げられる。なお、液状廃棄物は、廃塗料に限定されるものではなく、他の液状の廃棄物であってもよい。また、6つのトレイ21、22、23、24、25、26それぞれの内側には、液状廃棄物を付着させるためのシート(図示せず)が敷設されていてもよい。この場合、トレイ21、22、23、24、25、26内で液状廃棄物を乾燥させて固化した状態でシートに付着した状態となるため、固化した廃棄物をシートとともに廃棄することができる。また、6つのトレイ21、22、23、24、25、26それぞれの内側の表面に撥液性のコーティング膜が形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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