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公開番号2025110234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004053
出願日2024-01-15
発明の名称二酸化炭素の固定化方法、及び固定化システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B01D 53/62 20060101AFI20250718BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】効率良く二酸化炭素を固定化することができる二酸化炭素の固定化方法を提供する。
【解決手段】本開示の二酸化炭素の固定化方法は、海水を淡水化することで、淡水13と濃縮海水14を生成するステップと、海水から、NaOH又はHClを抽出するステップと、NaOH又はHClを用いて、海水のpHを調整するステップと、濃縮海水に二酸化炭素を含むガスを供給することで、濃縮海水に含まれるミネラル源に二酸化炭素を固定化するステップと、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
海水を淡水化することで、淡水と濃縮海水を生成するステップと、
前記海水から、NaOH又はHClを抽出するステップと、
前記NaOH又はHClを用いて、海水のpHを調整するステップと
前記濃縮海水に二酸化炭素を含むガスを供給することで、前記濃縮海水に含まれるミネラル源に二酸化炭素を固定化するステップと、を備えた二酸化炭素の固定化方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記海水を淡水化するステップでは、逆浸透膜を用いて、前記淡水と前記濃縮海水とを分離している請求項1に記載の固定化方法。
【請求項3】
工場又はプラントから排出された排ガスに含まれる二酸化炭素ガスを前記濃縮海水に供給する請求項1、又は2に記載の固定化方法。
【請求項4】
前記淡水が排ガスを排出する工場又はプラントの冷却水として使用されている請求項3に記載の固定化方法。
【請求項5】
海水を淡水化して、淡水及び濃縮海水を生成する淡水化部と、
pHを調整するためのNaOH又はHClを前記海水から抽出する抽出部と、
前記濃縮海水に二酸化炭素を含むガスを供給することで、前記濃縮海水に含まれるミネラル源に二酸化炭素を固定化する固定化部と、を備えた二酸化炭素の固定化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二酸化炭素の固定化方法、及び固定化システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には温室効果ガスである二酸化炭素(CO

)を回収するための回収システムが開示されている。特許文献1の回収システムは、排ガス中に含まれる二酸化炭素ガスを吸収する吸収液として、アミン系化合物を用いている。そして、回収システムは、陰イオン交換膜、陽イオン交換膜、及びバイポーラ膜を有する処理ユニットを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-131882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、カルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)等のミネラル源を用いることで、二酸化炭素を固定化する方法が開発されている。例えば、二酸化炭素とミネラル源を反応させて、炭酸塩化することで、二酸化炭素を固定化することができる。炭酸カルシウム(CaCO

)、炭酸マグネシウム(MgCO

)、又はこれらの複塩(CaMg(CO



)などの炭酸塩を生成することで、二酸化炭素を固定化することができる。
【0005】
海水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル源が含まれている。しかしながら、海水では、ミネラル源の濃度が低いため、効率良く、二酸化炭素を固定化することができないという課題がある。よって、二酸化炭素のより効率的な固定化技術の開発が切望されている。
【0006】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、効率良く二酸化炭素を固定化することができる二酸化炭素の固定化方法、及び固定化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために以下の二酸化炭素の固定化方法、及び固定化システムを提供する。
【0008】
本開示にかかる二酸化炭素の固定化方法は、海水を淡水化することで、淡水と濃縮海水を生成するステップと、前記海水から、NaOH又はHClを抽出するステップと、前記NaOH又はHClを用いて、海水のpHを調整するステップと、前記濃縮海水に二酸化炭素を含むガスを供給することで、前記濃縮海水に含まれるミネラル源に二酸化炭素を固定化するステップと、を備えている。
【0009】
上記の固定化方法において、前記海水を淡水化するステップでは、逆浸透膜を用いて、前記淡水と前記濃縮海水とを分離してもよい。
【0010】
上記の固定化方法において、工場又はプラントから排出された排ガスに含まれる二酸化炭素ガスを前記濃縮海水に供給するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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