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公開番号
2025108293
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002135
出願日
2024-01-10
発明の名称
電池パック
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池セルの冷却性能を向上させるとともに側突時の衝突荷重から電池セルを保護すること。
【解決手段】ロッカにサイドEA材が設けられたフレーム車に搭載され、サイドEA材によって車幅方向外側を保護された電池パックであって、電池モジュールは、積層体が車幅方向に積層し、ロアケースは、浸水検知部へと水を流通させる流路を形成する流路形成部と、電池セルが載置される底板部から流路形成部へと下方に屈曲する段差部と、を有し、段差部は、下方に屈曲する部分が積層体の端部よりも車幅方向外側かつエンドプレートの下側に配置され、積層体の端部の下側には、冷却器と熱伝導材とが配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルが積層した積層体を積層方向の両側からエンドプレートで挟んだ電池モジュールと、
前記電池モジュールを収容するロアケースと、
前記ロアケースの内部に設けられ、前記電池セルを制御する電気機器と前記ロアケースの内部に浸入した水を検知する浸水検知部とを有するジャンクションボックスと、
前記ロアケースの外部に設けられ、前記ロアケースを介した熱伝達により前記電池セルを冷却する冷却器と、
前記電池セルと前記冷却器との間に介在された熱伝導材と、
を備え、
ロッカにサイドEA材が設けられたフレーム車に搭載され、前記サイドEA材によって車幅方向外側を保護された電池パックであって、
前記電池モジュールは、前記積層体が車幅方向に積層し、
前記ロアケースは、
前記浸水検知部へと前記水を流通させる流路を形成する流路形成部と、
前記電池セルが載置される底板部から前記流路形成部へと下方に屈曲する段差部と、を有し、
前記段差部は、前記下方に屈曲する部分が前記積層体の端部よりも車幅方向外側かつ前記エンドプレートの下側に配置され、
前記積層体の端部の下側には、前記冷却器と前記熱伝導材とが配置されている
ことを特徴とする電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池パックのケースが破損してケースの内部に浸入した水を早期に検知するためのワイヤハーネスをケース内に配置し、ジャンクションボックスの電気機器がワイヤハーネスの電位変化を監視することにより浸水を検知することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7035943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、ポール側突と電池セルの冷却とに対して機能を持っていない。フレーム車のようなポール側突保護構造を有する車両に電池パックが搭載された場合、側突時にサイドEA材が変形して電池パックのケースに接触する。その際、ケースの曲げ剛性が低い箇所が変形して電池セルに衝突荷重が入力される虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、電池セルの冷却性能を向上させるとともに側突時の衝突荷重から電池セルを保護することができる電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルが積層した積層体を積層方向の両側からエンドプレートで挟んだ電池モジュールと、前記電池モジュールを収容するロアケースと、前記ロアケースの内部に設けられ、前記電池セルを制御する電気機器と前記ロアケースの内部に浸入した水を検知する浸水検知部とを有するジャンクションボックスと、前記ロアケースの外部に設けられ、前記ロアケースを介した熱伝達により前記電池セルを冷却する冷却器と、前記電池セルと前記冷却器との間に介在された熱伝導材と、を備え、ロッカにサイドEA材が設けられたフレーム車に搭載され、前記サイドEA材によって車幅方向外側を保護された電池パックであって、前記電池モジュールは、前記積層体が車幅方向に積層し、前記ロアケースは、前記浸水検知部へと前記水を流通させる流路を形成する流路形成部と、前記電池セルが載置される底板部から前記流路形成部へと下方に屈曲する段差部と、を有し、前記段差部は、前記下方に屈曲する部分が前記積層体の端部よりも車幅方向外側かつ前記エンドプレートの下側に配置され、前記積層体の端部の下側には、前記冷却器と前記熱伝導材とが配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、電池セルの冷却性能を向上させるとともに側突時の衝突荷重から電池セルを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における電池パックを模式的に示す図である。
図2は、図1のA-A線断面を模式的に示す図である。
図3は、ロアケースの構造を説明するための図である。
図4は、ロアケースの詳細構造を説明するための断面図である。
図5は、比較例の詳細構造を説明するための断面図である。
図6は、比較例の構造を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電池パックについて具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電池パックを模式的に示す図である。電池パック1は、電動車両に搭載される。電動車両はフレーム車により構成されている。電池パック1がフレーム車に搭載されている場合、ロッカに設けられたサイドEA材によって電池パック1は車幅方向外側が保護されている。サイドEA材は側突保護部材である。フレーム車の場合、サイドEA材はロッカを避けるため、電池パック1の下側にサイドEA材が配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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