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公開番号
2025106982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000638
出願日
2024-01-05
発明の名称
晶析システム及び晶析方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B01D
9/02 20060101AFI20250710BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】分離対象を適切に晶析する。
【解決手段】分離対象が溶解した溶解液を減圧する調整部と、前記調整部に接続される開口部が形成されて、前記開口部から前記調整部により減圧された溶解液が導入され、内部において前記溶解液から前記分離対象が晶析される晶析槽と、前記晶析槽内に設けられ、前記晶析槽内を攪拌して前記溶解液の下降流を発生させる攪拌部と、を有し、前記攪拌部の、前記溶解液を攪拌する攪拌翼が、前記開口部よりも鉛直方向下側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
分離対象が溶解した溶解液を減圧する調整部と、
前記調整部に接続される開口部が形成されて、前記開口部から前記調整部により減圧された溶解液が導入され、内部において前記溶解液から前記分離対象が晶析される晶析槽と、
前記晶析槽内に設けられ、前記晶析槽内を攪拌して前記溶解液の下降流を発生させる攪拌部と、を有し、
前記攪拌部の、前記溶解液を攪拌する攪拌翼が、前記開口部よりも鉛直方向下側に位置する、
晶析システム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記調整部は、前記開口部に直接接続されている、
請求項1に記載の晶析システム。
【請求項3】
前記晶析槽の内部に設けられ、前記晶析槽内における前記溶解液の流れを整流するバッフルを更に有する、
請求項1又は請求項2に記載の晶析システム。
【請求項4】
前記バッフルは、前記晶析槽の内壁面において、鉛直方向に延在する板部材である、
請求項3に記載の晶析システム。
【請求項5】
前記調整部は、アングル弁である、
請求項1又は請求項2に記載の晶析システム。
【請求項6】
前記溶解液が貯留される溶解槽と、前記溶解槽と前記開口部とを接続する導入管と、を更に備え、
前記溶解槽は、前記晶析槽よりも鉛直方向上側に位置する、
請求項1又は請求項2に記載の晶析システム。
【請求項7】
前記分離対象は、テレフタル酸ジメチルである、
請求項1又は請求項2に記載の晶析システム。
【請求項8】
液体を減圧する調整部と、
前記調整部に接続される開口部が形成される晶析槽と、
前記晶析槽内に設けられ、前記液体を攪拌する攪拌翼が前記開口部よりも鉛直方向下側に位置する攪拌部と、を有する晶析システムの晶析方法であって、
分離対象が溶解した溶解液を前記調整部に供給することで、前記調整部により前記溶解液を減圧させて前記開口部から前記晶析槽に導入させ、前記晶析槽内において前記溶解液から前記分離対象を晶析させるステップと、
減圧された前記溶解液が前記晶析槽に導入された状態で、前記攪拌部を回転させることで、前記晶析槽内を攪拌して前記溶解液の下降流を発生させるステップと、
を含む、
晶析方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、晶析システム及び晶析方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばポリエステルをリサイクルするために、晶析操作を行う場合がある。特許文献1には、減圧弁が接続されている晶析槽において、晶析槽に減圧弁を直接接続する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-89706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、減圧弁の出口に、晶析により析出した結晶が堆積する可能性があり、減圧弁が閉塞して、分離対象を適切に晶析できなくなるおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、分離対象を適切に晶析できる晶析システム及び晶析方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る晶析システムは、分離対象が溶解した溶解液を減圧する調整部と、前記調整部に接続される開口部が形成されて、前記開口部から前記調整部により減圧された溶解液が導入され、内部において前記溶解液から前記分離対象が晶析される晶析槽と、前記晶析槽内に設けられ、前記晶析槽内を攪拌して前記溶解液の下降流を発生させる攪拌部と、を有し、前記攪拌部の、前記溶解液を攪拌する攪拌翼が、前記開口部よりも鉛直方向下側に位置する。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る晶析方法は、液体を減圧する調整部と、前記調整部に接続される開口部が形成される晶析槽と、前記晶析槽内に設けられ、前記液体を攪拌する攪拌翼が前記開口部よりも鉛直方向下側に位置する攪拌部と、を有する晶析システムの晶析方法であって、分離対象が溶解した溶解液を前記調整部に供給することで、前記調整部により前記溶解液を減圧させて前記開口部から前記晶析槽に導入させ、前記晶析槽内において前記溶解液から前記分離対象を晶析させるステップと、減圧された前記溶解液が前記晶析槽に導入された状態で、前記攪拌部を回転させることで、前記晶析槽内を攪拌して前記溶解液の下降流を発生させるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、分離対象を適切に晶析できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態におけるポリエステルのリサイクル工程の模式図である。
図2は、第1実施形態に係る分離システムの模式図である。
図3は、晶析システムの側面模式図である。
図4は、晶析システムの上面模式図である。
図5は、晶析部の内部構造を示す上面模式図である。
図6は、バッフルの枚数が異なる場合の配置を示す晶析部の上面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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