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公開番号
2025083802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197396
出願日
2023-11-21
発明の名称
流体殺菌装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
B01J
19/12 20060101AFI20250526BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】殺菌効果の向上が図られた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体が流通する流路空間を形成する筒状に形成され、第1端寄りに形成された流入口101および第2端寄りに形成された流出口102を有する流路管100と、流入口101寄りに配置され、第2端側に紫外光を照射する第1光源部110Aと、流出口102寄りに配置され、第1端側に紫外光を照射する第2光源部110Bと、を備え、流路管100は、流路空間のうち軸方向における中間の部位がくびれて細くなるように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体が流通する流路空間を形成する筒状に形成され、第1端寄りに形成された流入口および第2端寄りに形成された流出口を有する流路管と、
前記流入口寄りに配置され、前記第2端側に紫外光を照射する第1光源部と、
前記流出口寄りに配置され、前記第1端側に紫外光を照射する第2光源部と、を備え、
前記流路管は、前記流路空間のうち軸方向における中間の部位がくびれて細くなるように形成されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記流路管は、
前記第1端寄りに位置し、前記流入口が形成された第1大径部と、
前記第2端寄りに位置し、前記流出口が形成された第2大径部と、
前記第1大径部と前記第2大径部との間に形成され、前記第1大径部および前記第2大径部よりも小径の小径部と、を有する、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記第1大径部、前記第2大径部および前記小径部は互いに同軸上に配置されている、請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記小径部は、前記第1大径部側から前記第2大径部側に向かうにつれて徐々に縮径する第1テーパ部と、前記第2大径部側から前記第1大径部側に向かうにつれて徐々に縮径する第2テーパ部とを有している、請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記第1光源部の光軸および前記第2光源部の光軸は、前記流路管の内壁と交差することなく前記小径部を通過する、請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記流入口は、流入する流体の流入方向が前記流路管の中心に対してオフセットして配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記流路管は、紫外光の反射率が35%以下である材質で形成されている、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記流路管は、ステンレス鋼、チタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、石英からなる群から選択された1種を含む材質で形成されている、請求項7に記載の流体殺菌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外光の照射によって流水中の細菌やウイルスを殺菌する殺菌装置が知られている。光源には水銀ランプが広く用いられている。水銀ランプは水銀を用いているため毒性が強く、環境負荷が大きいという問題がある。また、水銀ランプを用いると殺菌装置が大型になる問題もある。そこで水銀ランプの紫外LEDへの置き換えが進められている。
【0003】
紫外LEDを用いた流体殺菌装置として、特許文献1がある。特許文献1には、流路管の一端から他端側に向かって突出する柱状の光源部と、流路管の他端から一端側に向かって突出する柱状の光源部とを設け、これら2つの光源部を、流路管の内部空間を挟んで向かい合わせて配置した構成が示されている。流路管の内部空間を流れる流水を2つの光源部で殺菌することで流水の殺菌効率を向上することが記載されている。
【0004】
また、特許文献1には、流路管をポリテトラフルオロエチレンで形成することにより、光源から照射される紫外線を流路管の内壁面で繰り返し反射させて流水の殺菌効率を向上することも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-173327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の構造では、紫外線の反射率が高いポリテトラフルオロエチレンで流路管を形成しているが、流路管自体の反射率を高くすることによって流水の殺菌効率を向上させようとすると流路管の材質として選択可能なものが限られてしまい流路管の材質の選択の自由度が低くなってしまう。また、流路管自体の反射率を高くしても、流水に含まれる汚れが流路管内に付着すると反射率が低下してしまう。特に、ポリテトラフルオロエチレンは切削加工されると内面に数μmの凹凸ができるので汚れが付着しやすい。このような理由から、流路管に紫外線の反射率が高い材質を用いることなく流水の殺菌効率を向上させることが求められている。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、殺菌効果の向上が図られた流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
流体が流通する流路空間を形成する筒状に形成され、第1端寄りに形成された流入口および第2端寄りに形成された流出口を有する流路管と、
前記流入口寄りに配置され、前記第2端側に紫外光を照射する第1光源部と、
前記流出口寄りに配置され、前記第1端側に紫外光を照射する第2光源部と、を備え、
前記流路管は、前記流路空間のうち軸方向における中間の部位がくびれて細くなるように形成されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様の流体殺菌装置では、流路空間のくびれて細くなっている部位に流体が集中して流れるので、流路空間のくびれて細くなっている部位において流体に紫外光を効果的に照射することができる。したがって、殺菌効果を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における流体殺菌装置の構成を模式的に示した図。
流入口における流路管の断面を示した図であって、流路管の中心軸に垂直な方向での断面。
流入口付近における流体の流れを模式的に示した図。
実施形態における流体殺菌装置の光源部の構成を模式的に示した図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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