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公開番号2025131220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028826
出願日2024-02-28
発明の名称流体殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250902BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】紫外光による悪影響が殺菌部の外部に及ぶことを抑制する。
【解決手段】流体殺菌装置は、紫外光で殺菌される流体が流れる殺菌室60を形成し、殺菌室60に流体を流入させる室流入口12と、殺菌室60から流体を流出させる室流出口13とが開口し、紫外光の透過性がある部材で形成されている殺菌部10と、殺菌室60の流体に紫外光を照射する光源部20と、殺菌部10の外側に配置された筐体30と、殺菌部10と筐体30との間に配置され、殺菌部10を透過した紫外光を吸収する紫外光吸収部材71、72と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体に紫外光を照射して流体を殺菌処理する体殺菌装置であって、
前記紫外光で殺菌される流体が流れる殺菌室を形成し、殺菌室に前記流体を流入させる室流入口と、前記殺菌室から前記流体を流出させる室流出口とが開口し、前記紫外光の透過性がある部材で形成されている殺菌部と、
前記殺菌室の前記流体に前記紫外光を照射する光源部と、
前記殺菌部の外側に配置された筐体と、
前記殺菌部と前記筐体との間に配置され、前記殺菌部を透過した前記紫外光を吸収する紫外光吸収部材と、を備える流体殺菌装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記紫外光吸収部材は、前記殺菌部の外面を覆い、かつ前記筐体の内面に対して離間するように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記紫外光吸収部材は、前記殺菌部の熱膨張に追従して変形可能に配置されている、請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記紫外光吸収部材は、前記殺菌部の外面に巻き付いた板状の部材であり、
前記殺菌部の周方向における前記紫外光吸収部材の両端部が互いに非接合であることによって、前記紫外光吸収部材が前記殺菌部の熱膨張に追従して変形可能になっている、請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記室流入口および前記室流出口のうち少なくとも一方の開口部は、前記殺菌部の外面のうち前記紫外光吸収部材が覆っている部位に形成されており、
前記紫外光吸収部材には、前記少なくとも一方の開口部と重合する孔が形成されている、請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記紫外光吸収部材は、前記紫外光を吸収する金属、または前記紫外光を吸収する樹脂で形成されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記殺菌部は、有底筒形状を有しており、
前記紫外光吸収部材は、前記殺菌部の外周面および底面を覆うように配置されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記光源部は、
前記紫外光を発光する発光素子と、
前記発光素子が発する熱を前記流体に放熱する放熱部材と、を備える、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項9】
前記光源部は、前記発光素子が実装された基板を有しており、
前記基板の少なくとも一部は、前記放熱部材と熱伝導可能に接触している、請求項8に記載の流体殺菌装置。
【請求項10】
前記紫外光吸収部材は、前記紫外光を吸収する金属で形成されており、
前記紫外光吸収部材の少なくとも一部は、前記放熱部材と熱伝導可能に接触している、請求項8に記載の流体殺菌装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1には、流体に紫外線を照射して殺菌する殺菌装置が開示されている。この従来技術による殺菌装置は、貯留部と光源とを備える。貯留部には、殺菌対象である流体が流通する。貯留部には、貯留部に流体を供給するための供給口と、貯留部内の流体を取り出すための取出口が設けられている。光源は、貯留部の内部に紫外光を照射する。貯留部を流通する流体は、光源から照射される紫外光によって殺菌される。
【0003】
この従来技術による殺菌装置は、貯留部の内壁部の材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)という樹脂を用いている。ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は紫外光の反射率が高いので、貯留部内の流体に効率よく紫外光を照射して殺菌性能を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-98135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は紫外光の反射率が高い一方で紫外光を透過させる性質もある。そのため、上記従来技術による殺菌装置では、光源から貯留部(換言すれば、殺菌部)の内部に照射された紫外光が、貯留部の内壁部を形成するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を透過して貯留部の外部に漏れてしまい、貯留部の外部に配置された部材を劣化させる等、貯留部の外部に紫外光による悪影響を及ぼしてしまう。
【0006】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、紫外光による悪影響が殺菌部の外部に及ぶことを抑制した流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
流体に紫外光を照射して流体を殺菌処理する流体殺菌装置であって、
前記紫外光で殺菌される流体が流れる殺菌室を形成し、前記殺菌室に前記流体を流入させる室流入口と、前記殺菌室から前記流体を流出させる室流出口とが開口し、前記紫外光の透過性がある部材で形成されている殺菌部と、
前記殺菌室の前記流体に前記紫外光を照射する光源部と、
前記殺菌部の外側に配置された筐体と、
前記殺菌部と前記筐体との間に配置され、前記殺菌部を透過した前記紫外光を吸収する紫外光吸収部材と、を備える流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0008】
上記態様では、殺菌部と筐体との間に紫外光吸収部材が配置されているので、殺菌部を透過した紫外光を紫外光吸収部材によって吸収できる。そのため、紫外光による悪影響が殺菌部の外部に及ぶことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における流体殺菌装置の構成を示した断面図。
実施形態における流体殺菌装置の外観を示した斜視図。
実施形態における流体殺菌装置の構成を示した分解図。
実施形態における第1紫外光吸収部材のロール加工前の形状を示した斜視図。
実施形態における第1紫外光吸収部材のロール加工後の外観を示した斜視図。
実施形態における第2紫外光吸収部材の外観を示した斜視図。
実施形態における第1紫外光吸収部材、第2紫外光吸収部材およびアッパープレートの組付状態を示した斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
流体殺菌装置は、流体に紫外光を照射して流体を殺菌処理する流体殺菌装置であって、前記紫外光で殺菌される流体が流れる殺菌室を形成し、前記殺菌室に前記流体を流入させる室流入口と、前記殺菌室から前記流体を流出させる室流出口とが開口し、前記紫外光の透過性がある部材で形成されている殺菌部と、前記殺菌室の前記流体に前記紫外光を照射する光源と、前記殺菌部の外側に配置された筐体と、前記殺菌部と前記筐体との間に配置され、前記殺菌部を透過した前記紫外光を吸収する紫外光吸収部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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