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公開番号
2025145520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024045728
出願日
2024-03-21
発明の名称
車両用両開き収容装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
B60R
7/04 20060101AFI20250926BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の走行時や装置の動作時におけるがたつきを抑制し得る車両用両開き収容装置を提供すること。
【解決手段】内部空間を有する箱状をなし、前記内部空間と外界とを連絡する開口を有するケース部材と、前記ケース部材の前記開口を閉じる閉位置と、前記ケース部材の一端側に位置する第1軸を中心として回動し前記開口を開く第1開位置と、前記ケース部材の他端側に位置し前記第1軸と平行な第2軸を中心として回動し前記開口を開く第2開位置とに位置変化するリッド部材3と、前記ケース部材と前記リッド部材3との間に介在するヒンジ部材4とを有し、前記閉位置と前記第2開位置との間で回動可能な状態とする第2開モードと、の間で切り替える切替要素5と、を具備する、車両用両開き収容装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部空間を有する箱状をなし、前記内部空間と外界とを連絡する開口を有するケース部材と、
前記ケース部材の前記開口を閉じる閉位置と、前記ケース部材の一端側に位置する第1軸を中心として前記閉位置から回動し前記開口を開く第1開位置と、前記ケース部材の他端側に位置し前記第1軸と平行な第2軸を中心として前記閉位置から回動し前記開口を開く第2開位置と、に位置変化するリッド部材と、
前記ケース部材と前記リッド部材との間に介在し、前記第1軸の一部を構成し前記ケース部材に枢支される筒状の第1シャフト部と、前記第2軸の一部を構成し前記第1シャフト部と逆方向に延びて前記リッド部材に枢支される筒状の第2シャフト部と、前記第1シャフト部と前記第2シャフト部を連結するヒンジアームと、を有するヒンジ部材と、
前記リッド部材と前記ヒンジ部材と前記ケース部材との接続状態を変更することで、前記リッド部材の開閉様式を、前記リッド部材を前記閉位置にロックする閉モードと、前記リッド部材を前記閉位置と前記第1開位置との間で回動可能な状態とする第1開モードと、前記リッド部材を前記閉位置と前記第2開位置との間で回動可能な状態とする第2開モードと、の間で切り替える切替要素と、を具備し、
前記第1シャフト部と前記第2シャフト部と前記ヒンジアームとは一体に樹脂成形されている、車両用両開き収容装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記リッド部材に取り付けられ、前記第1軸および前記第2軸の軸方向に位置変化可能な第1ケース係止ガイドピンと、前記第1ケース係止ガイドピンと一体に位置変化することにより前記ケース部材に脱着可能に係止する第1ケース係止部と、前記軸方向に位置変化可能な第1ヒンジ係止ガイドピンと、前記第1ヒンジ係止ガイドピンと一体に位置変化することにより前記ヒンジ部材に脱着可能に係止する第1ヒンジ係止部と、を有する第1接続要素と、
前記リッド部材に取り付けられ、前記第2軸の一部を構成し、前記軸方向に位置変化可能な第2ケース係止ガイドピンと、前記第2ケース係止ガイドピンと一体に位置変化することにより前記ケース部材に脱着可能に係止する第2ケース係止部と、前記軸方向に位置変化可能な第2ヒンジ係止ガイドピンと、前記第2ヒンジ係止ガイドピンと一体に位置変化することにより前記ヒンジ部材に脱着可能に係止する第2ヒンジ係止部と、を有する第2接続要素と、
前記軸方向に交差する方向に位置変化可能であるように前記リッド部材に取り付けられているセンタープレートと、を有し、
前記センタープレートは、溝内部に挿入された前記第1ケース係止ガイドピンと前記第1ヒンジ係止ガイドピンとを前記軸方向に交差する方向に直線的に案内する第1係止ガイド溝と、溝内部に挿入された前記第2ケース係止ガイドピンと前記第2ヒンジ係止ガイドピンとを前記軸方向に交差する方向に直線的に案内する第2係止ガイド溝と、を有し、
前記第1ケース係止ガイドピンと前記第1ヒンジ係止ガイドピンとは、前記第1係止ガイド溝の溝壁と線接触または面接触する長面を有し、
前記第2ケース係止ガイドピンと前記第2ヒンジ係止ガイドピンとは、前記第2係止ガイド溝の溝壁と線接触または面接触する長面を有する、請求項1に記載の車両用両開き収容装置。
【請求項3】
前記リッド部材と前記切替要素との一方に設けられ、弾性変形した状態で前記リッド部材と切替要素との他方に圧接する、振動抑制部を有する、請求項1または請求項2に記載の車両用両開き収容装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両に搭載される両開き型の収容装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に搭載される収容装置として、センターコンソールボックス等に代表される、ケース部材の開口をリッド部材によって開閉するものが知られている。
この種の収容装置の一種として、リッド部材により開口を両側から開閉する車両用両開き収容装置が提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-076014号公報
特開平9-317310号公報
特開2022-153193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した車両用両開き収容装置におけるリッド部材は、要するに、ケース部材の一端側に位置する第1軸を中心として回動して、ケース部材の開口を開く第1開位置と、当該開口を閉じる閉位置とを位置変化する。このときリッド部材は開口を片側から開閉するといい得る。当該片側は後述する他端側ともいい得るため、このときリッド部材は、ケース部材の一端側に位置する第1軸を中心として、開口を他端側から開閉するともいい得る。
【0005】
また当該リッド部材は、ケース部材の他端側に位置する第2軸を中心として回動して、ケース部材の開口を開く第2開位置と、当該開口を閉じる閉位置と、を位置変化する。このときリッド部材は、開口を他の片側から開くといい得る。当該他の片側は上記した一端側ともいい得るため、このときリッド部材は、ケース部材の他端側に位置する第2軸を中心として、開口を一端側から開閉するともいい得る。
【0006】
車両用両開き収容装置におけるリッド部材は、上記のようにして、ケース部材の開口を当該ケース部材の一端側と他端側との両側から開閉することができるために、利便性に優れる利点がある。
【0007】
その一方で、このような車両用両開き収容装置は、第1軸を中心として他端側からリッド部材を開閉させるための機構、第2軸を中心として一端側からリッド部材を開閉させるための機構、および、リッド部材の開閉方向を一端側と他端側とで切り替える機構と、を必要とする。したがって車両用両開き収容装置の部品点数は、一般的な車両用片開き収容装置の部品点数に比べると非常に多い。
【0008】
ところで、各種装置における各部品を設計された寸法通りに製造することは非常に困難であり、一般に、各々の部品は形状の誤差をもって成形される。各々の部品には公差が設定されるところ、各々の部品の寸法が公差の範囲であっても、装置の部品点数が多ければ、その分、当該誤差が積み重なる。
【0009】
したがって部品点数の多い装置においては、実際の装置における部品同士の位置関係が設計時とは大きく異なっている場合があり、当該寸法差が過大になると例えば車両の走行時や装置の動作時等に、部品間でがたつきが生じる場合がある。
【0010】
特許文献3に開示されている車両用両開き収容装置では、第1軸を中心として他端側からリッド部材を開閉させるための機構、第2軸を中心として一端側からリッド部材を開閉させるための機構、および、リッド部材の開閉方向を一端側と他端側とで切り替える機構を適宜ユニット化し集約させている。これにより、特許文献3に開示される車両用両開き収容装置では、特許文献1、2に開示されている車両用両開き収容装置に比べて、部品点数が大幅に低減されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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