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公開番号
2025070439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180747
出願日
2023-10-20
発明の名称
内装品
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/22 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約
【課題】内装品の意匠面の外形を、狙った領域でより適切に変形させることにある。
【解決手段】外観をなす意匠面の形状を可動機構20にて動かすことにより変更可能である内装品において、可動機構20は、意匠面の面方向に延びるように設けられた複数の伸縮部材(第一伸縮部材21)と、各伸縮部材(21)の延びる方向における両端を支持する一対の支持部30とを有し、複数の伸縮部材(21)は、一対の支持部30間に設けられた面的な意匠面の領域に並べられて配置されていると共に、それぞれ延びる方向における長さ寸法が流体の流入出によって変化するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外観をなす意匠面の形状を可動機構にて動かすことにより変更可能である内装品において、
前記可動機構は、前記意匠面の面方向に延びるように設けられた複数の伸縮部材と、前記複数の伸縮部材の延びる方向における両端を支持する一対の支持部とを有し、
前記複数の伸縮部材は、前記一対の支持部間に設けられた前記意匠面の面的な領域に並べられて配置されていると共に、それぞれ延びる方向における長さ寸法が流体の流入出によって変化するように構成されている内装品。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記可動機構は、前記内装品の設けられる室内の状況の変化を検知する検知部と、前記検知部から得られた情報によって前記複数の伸縮部材の少なくとも一つを伸長又は短縮させる制御部とを有している請求項1に記載の内装品。
【請求項3】
前記内装品としての乗物用シートは、前記意匠面として着座面を有すると共に、前記複数の伸縮部材として、前記着座面の面方向に延びるように設けられた複数の第一伸縮部材と、前記着座面のシート幅方向一側に設けられた複数の第二伸縮部材とを有し、
前記第二伸縮部材が短縮するに従って次第に着座面側に突出するように構成されている請求項1に記載の内装品。
【請求項4】
前記可動機構は、乗物室内の状況の変化として、前記乗物用シートの動き、着座する乗員の体格及び前記乗員の動きの少なくとも一つを検知する検知部と、前記検知部から得られた情報によって前記複数の伸縮部材の少なくとも一つを伸長又は短縮させる制御部とを有している請求項3に記載の内装品。
【請求項5】
複数の第一伸縮部材が連動して伸長又は短縮する第一領域と、複数の第一伸縮部材が独立して伸長又は短縮する第二領域とが設けられている請求項3又は4に記載の内装品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物室内や家屋内等に設けられる内装品に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の内装品に関する技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1には、内装品の一種として、マッサージ機能及びシートサポート機能を備えたシート装置が開示されている。そしてシート装置は、その着座面(意匠面)が表皮で形成されていると共に、この表皮の裏側に複数の空気袋が配設されている。複数の空気袋は、それぞれ平面視において略円形又は矩形に形成されており、エアの流入により着座側に膨らむことができる。そしてシートバックには、その上下左右に適宜の間隔をあけて空気袋が配置されていると共に、シートクッションには、その前後左右に適宜の間隔をあけて空気袋が配置されている。上記した技術では、各空気袋を膨張又は収縮させて乗員を押圧(指圧)することにより、この乗員をマッサージできるようになる。またシート側部の空気袋だけを大きく膨張させることで、乗員側部のサポート性を向上させられるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6404870号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで内装品の分野では、その意匠面の外形を状況に応じて適切に変形させたいとの要請がある。例えば乗物の分野では、着座する乗員の体格等に合わせてシートの着座面の少なくとも一部を面的に変形させることで、乗員に対する着座性や快適性に資する構成となる。また乗物室内や家屋内等に設置される各種の内装品においても、その意匠面の形状を人の嗜好等に合わせて面的に変形させられることが望ましい。しかし上記した空気袋を用いた場合、そのサイズや位置等の関係から着座面の変形が局所的なものとなり、所望の領域全体を適切に変形させ難かった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、内装品の意匠面の外形を、狙った領域でより適切に変形させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段として、第1発明の内装品では、その外観をなす意匠面の形状を可動機構にて動かすことにより変更可能とされている。この種の構成では、内装品の意匠面の外形を、狙った領域でより適切に変形させられることが望ましい。そこで本発明の可動機構は、意匠面の面方向に延びるように設けられた複数の伸縮部材と、複数の伸縮部材の延びる方向における両端を支持する一対の支持部とを有している。そして複数の伸縮部材は、一対の支持部間に設けられた意匠面の面的な領域に並べられて配置されていると共に、それぞれ延びる方向における長さ寸法が流体の流入出によって変化するように構成されている。本発明の可動機構では、複数の伸縮部材が、意匠面の少なくとも一部をなす面的な領域に並べて配置されている。そして各伸縮部材の長さ寸法を変えることで、一対の支持部間に形成された領域の形状を面的に(例えば平面的から曲面的に)変更できるようになる。こうして本発明では、複数の伸縮部材を、一対の支持部間に設けられた意匠面部分(狙った領域)に配置して、その長さ寸法を適宜変更することにより、意匠面の適所の形状を全体的に変更できるようになる。
【0006】
第2発明の内装品は、第1発明の内装品において、可動機構は、内装品の設けられる室内の状況の変化を検知する検知部と、検知部から得られた情報によって複数の伸縮部材の少なくとも一つを伸長又は短縮させる制御部とを有している。本発明では、検知部と制御部とによって、室内の状況の変化に応じて伸縮部材の長さ寸法を変えられるようになり、内装品の意匠面をより適切な形状に変更できるようになる。ここで室内の状況の変化例として、室自体の動きや内装品の動きで生じた状況の変化、室内に物体が進入することで生じた状況の変化、内装品に物体が接触することで生じた状況の変化、内装品に接触した物体が動くことで生じた状況の変化等が挙げられる。
【0007】
第3発明の内装品は、第1発明の内装品において、内装品としての乗物用シートは、意匠面として着座面を有すると共に、複数の伸縮部材として、着座面の面方向に延びるように設けられた複数の第一伸縮部材と、着座面のシート幅方向一側に設けられた複数の第二伸縮部材とを有し、第二伸縮部材が短縮するに従って次第に着座面側に突出するように構成されている。本発明では、第一伸縮部材の働きで、乗物用シートの着座面の形状を変更できるようになる。さらに上記した構成では、シート幅方向一側に配置された第二伸縮部材を短縮させて着座面側に突出させることで、着座面の側部形状を必要に応じて変更できるようになる。
【0008】
第4発明の内装品は、第3発明の内装品において、可動機構は、乗物室内の状況の変化として、乗物用シートの動き、着座する乗員の体格及び乗員の動きの少なくとも一つを検知する検知部と、検知部から得られた情報によって複数の伸縮部材の少なくとも一つを伸長又は短縮させる制御部とを有している。本発明では、乗物用シートの動き(傾き等)や乗員の体格や動きに応じて伸縮部材の長さ寸法を変えられるようになり、乗物用シートの着座面形状をより適切に変更できるようになる。ここで乗員の動きの例として、乗員の着座動作、着座した乗員の姿勢変化、乗物を操作する際の乗員の動き等が挙げられる。
【0009】
第5発明の内装品は、第3発明又は第4発明の内装品において、複数の第一伸縮部材が連動して伸長又は短縮する第一領域と、複数の第一伸縮部材が独立して伸長又は短縮する第二領域とが設けられている。本発明では、第一領域において着座面の形状を一律に変更でき、第二領域において着座面の形状をきめ細かく変更できるようになる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る第1発明によれば、内装品の意匠面の外形を、狙った領域でより適切に変形させることができる。また第2発明によれば、内装品の意匠面の外形を、狙った領域で更に適切に変形させることができる。また第3発明によれば、乗物用シートの着座面の外形を、狙った領域でより適切に変形させることができる。また第4発明によれば、乗物用シートの着座面の外形を、狙った領域で更に適切に変形させることができる。そして第5発明によれば、乗物用シートの着座面の外形を、狙った領域で一層適切に変形させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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