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公開番号2024172246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089831
出願日2023-05-31
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類B60K 6/365 20071001AFI20241205BHJP(車両一般)
要約【課題】エンジンと電動モータの合力により、油圧ポンプを作動する構成で、回転数の速い側を優先して利用し、選択されなかった側は停止を行う構造の作業車両。
【解決手段】
エンジンキャリア内に、エンジン出力軸から連結されているサンギヤがあり、その外周に遊星歯車機構を備え、遊星歯車機構のピニオンギヤにワンウェイクラッチを有し、遊星歯車機構のリングギヤ部で電動モータと合力する機構とすることで、エンジンか電動モータの回転数の速い方の動力を出力として利用する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
駆動力源としてエンジン(101)、及び電動モータ(120)があり、
エンジンキャリア内に、エンジン出力軸(104)から連結されているサンギヤ(131)があり、その外周に遊星歯車機構(130)を備え、
遊星歯車機構(130)の外周部にあたるリングギヤー(136)に、前記電動モータの入力ギヤー(121)から動力が伝達される機構であり、
前記、遊星歯車機構(130)のピニオンギヤ(132)には、ワンウェイクラッチ(133)を有しており、
エンジン、及び電動モータにおいて、回転数の速い方の動力を油圧ポンプ(150)に出力する作業車両。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
エンジンキャリア出力軸(135)への動力出力において、入力動力を切断されたエンジン(101)又は電動モータ(120)の可動を所定時間後に停止する制御と、エンジンキャリア出力軸(135)の回転数の変更により、エンジン(101)又は、電動モータ(120)の動力の切換が必要とされた時、所定時間前に可動側のエンジン(101)又は、電動モータ(120)を作動させる制御を行う、請求項1の作業車両。
【請求項3】
駆動力源としてエンジン(101A)、及び電動モータ(120A)があり、
エンジンキャリア内に、エンジン出力軸(104A)から連結されているサンギヤ(131A)があり、その外周に遊星歯車機構(130A)を備え、
遊星歯車機構(130A)の外周部にあたるリングギヤー(136A)に、前記電動モータの入力ギヤー(121A)から動力が伝達される機構であり、
エンジン出力軸(104A)にはクラッチ(137)が配備されており、サンギヤ(131A)への動力伝達を入り切りが可能であり、
遊星歯車機構のピニオンギヤ(132A)には、ワンウェイクラッチを有しておらず、
クラッチ(137)を入れた場合は、エンジン(101A)と電動モータ(120A)の合算動力となり、クラッチ(137)を切ると、電動モータ(120A)のみの動力となる作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンと電動モータを動力として油圧ポンプへ出力し、車両の走行と作業機の動作を行う作業車両に関する。
続きを表示(約 930 文字)【背景技術】
【0002】
油圧ポンプをエンジンまたは電動モータで駆動し、各ギヤーのかみ合いで伝動元を切り替える構成で、駆動軸にワンウェイクラッチを配備し、回転数の高い動力源を利用する。
(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-315059号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術は、エンジン側、電動モータ側の主軸にそれぞれのワンウェイクラッチを有している。頻繁にエンジンと電動モータの動力の切換がある場合は、主軸にワンウェイクラッチを配備することは、効率の面では高い構成であるが、農業機械等では低回転と高回転に一定時間は固定されて、高回転時は高負荷で運転が継続されるため、高負荷時の耐久性に影響があると考えられる。
【0005】
本発明では、高負荷時の耐久性をさらに向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の発明は、次の技術手段により解決される。
【0007】
駆動力源としてエンジン、及び電動モータがあり、エンジンキャリア内に、エンジン出力軸から連結されているサンギヤがあり、その外周に遊星歯車機構を備え、遊星歯車機構の外周部にあたるリングギヤに、前記電動モータからの入力ギヤーから動力が伝達される機構であり、前記、遊星歯車機構のピニオンギヤには、ワンウェイクラッチを有しており、エンジン、及び電動モータにおいて、回転数の速い方の動力を油圧ポンプに出力する。
【0008】
第二の発明は、次の技術手段により解決される。
【0009】
エンジンキャリアの出力軸への動力が切断された側の可動を所定時間後に停止する制御と、エンジンキャリアの出力軸の回転数の変更により、エンジン又は、電動モータの動力の切換が必要とされた時、所定時間前に駆動側のエンジン又は、電動モータを作動させる制御を行う。
【0010】
第三の発明は、次の技術手段により解決される。
(【0011】以降は省略されています)

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