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公開番号
2025077302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189387
出願日
2023-11-06
発明の名称
天井送風装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約
【課題】空気清浄機のメンテナンスが容易になる天井送風装置を提供する。
【解決手段】天井送風装置15は、上蓋16と、トレイ17と、シール部材20と、を備える。上蓋16は、ルーフパネル12に固定される。トレイ17は、ルーフヘッドライニング13に形成された孔14を介して、上蓋16に対し取り外し可能に取り付けられることにより、ファン18及び空気清浄機19を上蓋16との間に保持する。シール部材20は、トレイ17が上蓋16に取り付けられたとき、上蓋16とトレイ17との間に位置することにより、上蓋16とトレイ17との間にファン18における空気の吐出口25とダクト26における空気の導入口27とを繋ぐ通路40を区画する。この通路40には空気清浄機19が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に配置され、ファンによって車室内の空気を吸い込んで空気清浄機を通過させた後、その空気を前記ルーフパネルと前記ルーフヘッドライニングとの間に配置されたダクトを介して前記車室内の他の場所に送る天井送風装置において、
上蓋と、トレイと、シール部材と、を備え、
前記上蓋は、前記ルーフパネルに固定され、
前記トレイは、前記ルーフヘッドライニングに形成された孔を介して前記上蓋に対し取り外し可能に取り付けられることにより、前記ファン及び前記空気清浄機を前記上蓋との間に保持し、
前記シール部材は、前記トレイが前記上蓋に取り付けられたとき、前記上蓋と前記トレイとの間に位置することにより、前記上蓋と前記トレイとの間に前記ファンにおける空気の吐出口と前記ダクトにおける空気の導入口とを繋ぐ通路を区画するものであり、
前記通路には前記空気清浄機が配置されている天井送風装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記空気清浄機は、前記トレイに取り付けられており、前記上蓋から前記トレイを取り外したとき、前記トレイと共に取り外される請求項1に記載の天井送風装置。
【請求項3】
前記ファンは、前記トレイに取り付けられており、前記上蓋から前記トレイを取り外したとき、前記トレイと共に取り外される請求項1に記載の天井送風装置。
【請求項4】
前記トレイの外縁には、前記トレイが前記上蓋に取り付けられたとき、前記ルーフヘッドライニングの前記孔と前記トレイとの間を覆うフランジが形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の天井送風装置。
【請求項5】
前記上蓋に前記トレイを取り付けた状態のもと、前記ルーフヘッドライニングの前記孔を前記車室側から覆うよう、前記ルーフヘッドライニングに取り付けられるケースを備え、
前記ケースには前記ファンにおける空気の吸入口と繋がる空気取入口が形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の天井送風装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、天井送風装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両においては、空調装置から吹き出される空調風を車室内に均一に送るため、特許文献1に示されるようにルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に天井送風装置を組み込むことが考えられる。
【0003】
天井送風装置は、空気清浄機としての機能も有している。天井送風装置は、車室内の空気を吸入するファンと、その空気を浄化するためのフィルタと、を備えている。ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間には、ファンによって吸入された車室内における前部の空気を車室内の後部に送る通路が形成されている。この通路に上記フィルタが取り付けられている。
【0004】
天井送風装置は、ファンによって車室内における前部の空気を吸入してフィルタを通過させた後、ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間の上記通路を介して車室内の後部に送る。上記通路を形成するルーフパネルとルーフヘッドライニングとは、上記空気を車室内の後部に送るダクトとしての役割を担っている。このように天井送風装置を用いて車室内における前部の空気を車室内の後部に送ることにより、空調装置から吹き出された空調風が車室内の前部に偏りにくくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-239820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記天井送風装置は、空気を浄化するためのフィルタを備えることにより、空気清浄機としての機能も有している。こうしたフィルタは、空気清浄機としての機能を維持するため、定期的に新しいものに交換する必要がある。しかし、天井送風装置がルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に組み込まれているため、フィルタを新しいものに交換する際にはルーフヘッドライニングを取り外さなければならない。このようにルーフヘッドライニングを取り外す作業には多大な手間がかかるため、空気清浄機としての機能させるためフィルタの交換等のメンテナンスが困難になる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する天井送風装置は、ルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に配置される。天井送風装置は、ファンによって車室内の空気を吸い込んで空気清浄機を通過させた後、その空気をルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間に配置されたダクトを介して車室内の他の場所に送る。天井送風装置は、上蓋と、トレイと、シール部材と、を備える。上蓋は、ルーフパネルに固定される。トレイは、ルーフヘッドライニングに形成された孔を介して上蓋に対し取り外し可能に取り付けられることにより、上記ファン及び上記空気清浄機を上蓋との間に保持する。シール部材は、トレイが上蓋に取り付けられたとき、上蓋とトレイとの間に位置することにより、上蓋とトレイとの間にファンにおける空気の吐出口とダクトにおける空気の導入口とを繋ぐ通路を区画する。この通路には上記空気清浄機が配置されている。
【0008】
上記構成によれば、ルーフパネルに固定された上蓋に対し、トレイが取り外し可能に取り付けられている。そして、トレイは、ルーフヘッドライニングに形成された孔を介して、上蓋から取り外すことができる。このように上蓋からトレイを取り外すことにより、上蓋とトレイとの間に形成された通路を上下に分断することができるため、その通路に配置された空気清浄機におけるフィルタ交換等のメンテナンスが可能になる。そして、空気清浄機のメンテナンスを行った後、上蓋とトレイとの間に空気清浄機を配置した状態のもとで、上蓋に対しトレイが上記ルーフヘッドライニングの孔を介して取り付けられる。これにより、上蓋とトレイとの間にファンの吐出口とダクトの導入口とを繋ぐ上記通路がシール部材によって区画され、且つ、その通路に上記空気清浄機が保持されるようになる。このようにルーフヘッドライニングの取り外しをせずに、空気清浄機のフィルタ交換等のメンテナンスを行うことができるため、空気清浄機のメンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両におけるルーフパネルとルーフヘッドライニングの間に配置された天井送風装置を示す断面図である。
図1の天井送風装置及びダクトを上方から見た状態を概略的に示す平面図である。
図1の天井送風装置における上蓋を斜め下方から見た状態を拡大して示す斜視図である。
図1の天井送風装置におけるトレイを斜め上方から見た状態を拡大して示す斜視図である。
天井送風装置を図1の矢印V-V方向から見た状態を示す断面図である。
図1の天井送風装置の他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、天井送風装置の一実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
図1は、自動車等の車両における車室11内のルーフパネル12付近を拡大して示している。ルーフパネル12よりも車室11内寄りの位置には、車室11の内装部品であるルーフヘッドライニング13が設けられている。ルーフヘッドライニング13には孔14が形成されている。ルーフパネル12とルーフヘッドライニング13との間における上記孔14に対応する位置には、天井送風装置15が配置されている。天井送風装置15は、車室11内の空気を前部側から後部側に送るためのものである。図1においては、左側が車室11内の前部側となり、右側が車室11内の後部側となる。
(【0011】以降は省略されています)
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