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公開番号
2025064673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174600
出願日
2023-10-06
発明の名称
ロータ
出願人
トヨタ紡織株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
1/276 20220101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】絶縁部材の使用量の増加を抑制できるロータを提供する。
【解決手段】ロータ10は、積層方向に直交する面方向において互いに離間した状態で磁石収容孔23に収容された複数の磁石30と、複数の固定部材40とを備えている。磁石収容孔23は、貫通孔21aの周縁に形成された切り欠き26により構成され、複数の固定部材40がそれぞれ充填された複数の凹部25を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
貫通孔を有する複数の鉄心片が積層されることにより構成され、前記複数の鉄心片の積層方向において前記貫通孔が互いに連通することにより形成された磁石収容孔を有するロータコアと、
前記積層方向に直交する面方向において互いに離間した状態で前記磁石収容孔に収容された複数の磁石と、
前記磁石収容孔の内面と前記複数の磁石の外面との間にそれぞれ充填され、発泡剤の発泡により前記磁石を前記磁石収容孔の内面に押し付けて固定する複数の固定部材と、を備えるロータであって、
前記磁石収容孔は、前記貫通孔の周縁に形成された切り欠きにより構成され、前記複数の固定部材がそれぞれ充填された複数の凹部を有している、
ロータ。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記固定部材は、前記ロータコアの径方向の外側における前記磁石の外面に設けられている、
請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
前記磁石は、磁石本体と、前記磁石本体の外面を覆う絶縁部材と、を有し、
前記絶縁部材は、前記磁石本体の外面のうち前記磁石本体を挟んで前記固定部材とは反対側の外面にのみ設けられており、
前記磁石は、前記絶縁部材においてのみ前記磁石収容孔の内面に接触している、
請求項1または請求項2に記載のロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロータコアと、一対の分割磁石と、絶縁シートとを備えるロータが開示されている。ロータコアは、軸線方向に貫通する磁石挿入スロットを有している。一対の分割磁石は、ロータコアの軸線方向に直交する方向において並んだ状態で磁石挿入孔に収容されている。絶縁シートは、一対の分割磁石に巻回されている。
【0003】
絶縁シートは、シート層と、シート層の両面に設けられた接着層とを有している。接着層は、加熱することにより発泡する発泡性を有している。磁石挿入スロット内で接着層が発泡することにより、一対の分割磁石がロータコアに対して固定されている。
【0004】
磁石挿入スロットに一対の分割磁石が収容される場合、分割磁石同士が接触して短絡するおそれがある。この場合、分割磁石に生じる渦電流が大きくなる。特許文献1に記載の絶縁シートは、その両端部が一対の分割磁石の分割面に位置するように一対の分割磁石に対してB字状に巻回されている。これにより、分割磁石の短絡が抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-115712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載の絶縁シートのような絶縁部材を複数の分割磁石に巻回する場合、絶縁部材の使用量が増加するおそれがある。このため、ロータを製造する上では、絶縁部材の使用量の増加を抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのロータは、貫通孔を有する複数の鉄心片が積層されることにより構成され、前記複数の鉄心片の積層方向において前記貫通孔が互いに連通することにより形成された磁石収容孔を有するロータコアと、前記積層方向に直交する面方向において互いに離間した状態で前記磁石収容孔に収容された複数の磁石と、前記磁石収容孔の内面と前記複数の磁石の外面との間にそれぞれ充填され、発泡剤の発泡により前記磁石を前記磁石収容孔の内面に押し付けて固定する複数の固定部材と、を備えるロータであって、前記磁石収容孔は、前記貫通孔の周縁に形成された切り欠きにより構成され、前記複数の固定部材がそれぞれ充填された複数の凹部を有している。
【0008】
上記構成によれば、互いに離間した状態の複数の磁石に対応して設けられた複数の固定部材のそれぞれが、複数の凹部のそれぞれに充填されている。これにより、各磁石が磁石収容孔の内部において位置決めされるため、磁石同士が接近することを抑制できる。したがって、磁石の短絡を抑制する上で、磁石同士の間に絶縁部材を介在させなくて済む。したがって、絶縁部材の使用量の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態のロータを示す斜視図である。
図2は、図1のロータの磁石収容孔を示す断面図である。
図3は、図2の3-3線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図3を参照して、ロータの一実施形態について説明する。
(ロータ10)
図1に示すように、ロータ10は、ロータコア20と、複数の磁石30と、複数の固定部材40とを備えている。ロータ10は、例えば、磁石埋込型のモータに用いられるロータである。
(【0011】以降は省略されています)
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