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公開番号
2025067015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176650
出願日
2023-10-12
発明の名称
乗物用空調シート
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/56 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約
【課題】既存の空調シートの構成を利用して簡潔な構造で室内の空気の清浄化が可能な乗物用空調シートを提供する。
【解決手段】シートバック3は、通気孔51bを有するバックパッド5と、バックパッド5を裏面側から支持するコンタマット7と、コンタマット7に取付けられ通気孔51bから空気を吸引するファン8と、ファン8の後側に配置されファン8から排出された空気を清浄化する空気清浄ユニット10と、空気清浄ユニット10及びバックパッド5を覆って空気清浄ユニット10を通った空気を排出する下部の開口部を有するバックカバー6と、を有する。空気清浄ユニット10は、ファン8を後側から覆うカバー部材11を有し、カバー部材11には左貫通孔13と右貫通孔14が設けられている。左貫通孔13と右貫通孔14にはファン8からの空気を通す不織布製のフィルタ部材17が張設されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用空調シートであって、
シートバックは、着座面側から裏面側に通ずる空気流路を有するパッド体と、該パッド体を前記裏面側から支持する支持体と、該支持体に取付けられ前記空気流路から空気を吸引する又は前記空気流路に空気を排出するファンと、該ファンの前記パッド体と反対側に配置され前記ファンから排出された空気又は前記ファンに吸引される空気を清浄化する空気清浄ユニットと、該空気清浄ユニット及び前記パッド体を覆って前記空気清浄ユニットを通った空気を排出する又は前記空気清浄ユニットを通る空気を吸引する下部の開口部を有するカバー体と、を有し、
前記空気清浄ユニットは、前記ファンを前記パッド体と反対側から覆うカバー部材を有し、
該カバー部材には貫通孔が設けられており、
該貫通孔には前記ファンからの空気又は前記ファンへの空気を通す不織布製のフィルタ部材が張設されている乗物用空調シート。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記フィルタ部材には光触媒が担持されており、前記空気清浄ユニットには前記フィルタ部材に可視光を照射するLEDが配設されている乗物用空調シート。
【請求項3】
請求項2において、
前記カバー部材には前記ファンから前記フィルタ部材へ空気流を導く又は前記フィルタ部材から前記ファンへ空気流を導く壁部が配設されている乗物用空調シート。
【請求項4】
請求項3において、
前記壁部はその面外方向に前記フィルタ部材が位置するように配設されており、前記LEDは前記壁部に取付けられている乗物用空調シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用空調シートに関する。詳しくは、排気清浄化機能を有する乗物用空調シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車用シートにおいてクッション体の内部に設けられた空気流路を通じて着座者の身体に向けて空気を吹き付けたり着座者の身体の周りから空気を吸引したりする空調機能を有する空調シートがある。特許文献1に記載された空調シートにおいては、シートバックの表面から吸気してシートバック内を通った空気をシートバックの下部に設けた開口部からシート外部に排気する構造とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-6936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された空調シートにおいては、シートバック内に吸引された空気はそのまま車室内に放出される。これによって、車室内の空気は単にシートバック内を通って循環するのみで車室内の空気の清浄化を図ることはできなかった。そこで、空調シートにおける空気の流れを利用して車室内の空気の清浄化を図りたいという要望があった。
【0005】
このような要望に鑑み本発明の課題は、既存の空調シートの構成を利用して簡潔な構造で室内の空気の清浄化が可能な乗物用空調シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用空調シートであって、シートバックは、着座面側から裏面側に通ずる空気流路を有するパッド体と、該パッド体を前記裏面側から支持する支持体と、該支持体に取付けられ前記空気流路から空気を吸引する又は前記空気流路に空気を排出するファンと、該ファンの前記パッド体と反対側に配置され前記ファンから排出された空気又は前記ファンに吸引される空気を清浄化する空気清浄ユニットと、該空気清浄ユニット及び前記パッド体を覆って前記空気清浄ユニットを通った空気を排出する又は前記空気清浄ユニットを通る空気を吸引する下部の開口部を有するカバー体と、を有し、前記空気清浄ユニットは、前記ファンを前記パッド体と反対側から覆うカバー部材を有し、該カバー部材には貫通孔が設けられており、該貫通孔には前記ファンからの空気又は前記ファンへの空気を通す不織布製のフィルタ部材が張設されていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、室内の空気は、ファンの働きによって乗物用空調シートの中に取り込まれ排出される過程でフィルタ部材を通るので埃や花粉等の不純物が取り除かれ清浄化される。また、既存の乗物用空調シートのファンのパッド体と反対側にカバー部材の貫通孔にフィルタ部材を張設した空気清浄ユニットを取付ければよいので構造が簡潔である。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記フィルタ部材には光触媒が担持されており、前記空気清浄ユニットには前記フィルタ部材に可視光を照射するLEDが配設されていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、室内の空気は、ファンの働きによって乗物用空調シートの中に取り込まれ排出される過程でフィルタ部材を通るので埃や花粉等の不純物が取り除かれるとともに光触媒の触媒作用により殺菌される。これによって、室内の空気の清浄化作用を高めることができる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記カバー部材には前記ファンから前記フィルタ部材へ空気流を導く又は前記フィルタ部材から前記ファンへ空気流を導く壁部が配設されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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