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公開番号
2025064109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173596
出願日
2023-10-05
発明の名称
通線用先端誘導具
出願人
株式会社浅羽製作所
代理人
個人
主分類
H02G
1/08 20060101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】既にケーブルが敷設された管路内において、通線ワイヤーを誘導し引き入れやすくするための補助工具を提供する。
【解決手段】通線用先端誘導具1は、可撓性を有し湾曲部3aを備える棒状のガイド部3及びガイド部3の先端に連結された先端膨部を備える羽体2と、弾性を有し先細部5a、胴部5b及び開口部5cを備える先細円筒状のカバー体5とから成り、先端膨部の径方向断面形状は中心角が120度の扇形であり、扇形の両半径部に相当する面部には第一当接面及び第二当接面が形成された通線用先端誘導具1であって、3つの羽体2の先端膨部を開口部5cから胴部5bに挿入し、隣り合う第一当接面及び第二当接面当接した状態で羽体2がカバー体5内に保持される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
可撓性を有する棒状のガイド部及び前記ガイド部の先端に連設された先端膨部を備える羽体と、弾性を有する先細円筒状のカバー体と、から成り、
前記ガイド部は外側へ突出する湾曲部を有していること、
前記先端膨部の径方向断面形状は中心角が120度の扇形であり、扇形の両半径部に相当する面部には第一当接面及び第二当接面が形成されていること、
前記カバー体は先端側に先細部、基端側に開口部が形成された胴部を有すること、
3つの前記羽体の先端膨部を前記開口部から前記胴部に挿入すると、隣り合った前記第一当接面及び第二当接面が当接した状態で前記羽体は前記カバー体内に保持されること、
を特徴とする通線用先端誘導具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通線ワイヤー等の先端に取り付け、管路内において通線ワイヤー等を誘導する補助工具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
通常、既設ケーブル等の線材が引き入れられている管路内に追加してケーブルを引き入れる場合、管路内に残置されている通線用紐とケーブルとをビニールテープ等で固定した後、通線用紐を引っ張ることでケーブルを引き入れるが、管路内に通線用紐が残置されていない場合には、新たな通線用紐を管路内に通す作業が必要になる。
この通線作業としては、手作業で通線ワイヤーを管路内に送り込んだり、特許文献1に示されるように、送風機等からの送風を利用しパラシュート部材を用いて通線ワイヤーを管路内に通し、通線ワイヤーと通線用紐を固定した後、通線ワイヤーを引っ張って通線用紐を管路内に通す方法が公知である。
しかし、これらの方法では、既設ケーブルが複数あるために管路内の空間に十分な余裕がない場合や、管路が曲がっていて既設ケーブルとの隙間が小さい場合には、管路内で通線ワイヤーやパラシュート部材が挟まったり引っかかったりするため、通線ワイヤーをスムーズに通すことができないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3105316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、既にケーブルが敷設された管路内において、新たな通線ワイヤーを誘導し引き入れやすくするための補助工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、通線用先端誘導具であって、可撓性を有する棒状のガイド部及び前記ガイド部の先端に連設された先端膨部を備える羽体と、弾性を有する先細円筒状のカバー体と、から成り、前記ガイド部は外側へ突出する湾曲部を有していること、前記先端膨部の径方向断面形状は中心角が120度の扇形であり、扇形の両半径部に相当する面部には第一当接面及び第二当接面が形成されていること、前記カバー体は先端側に先細部、基端側に開口部が形成された胴部を有すること、3つの前記羽体の先端膨部を前記開口部から前記胴部に挿入すると、隣り合った前記第一当接面及び第二当接面が当接した状態で前記羽体は前記カバー体内に保持されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ケーブル敷設作業において、管路内に通線用紐が残置されておらず新たな通線用紐を通す必要がある場合に、既設のケーブルの状態や管路の形状に影響を受けることなく通線ワイヤーを管路内に通すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
通線用先端誘導具の斜視図である。
(a)通線用先端誘導具の平面図である。(b)通線用先端誘導具の側面図である。
(a)羽体の斜視図である。(b)羽体の正面図である。(c)羽体の側面図である。(d)羽体の底面図である。
通線用先端誘導具のA-A’線断面図である。
(a),(b)通線用先端誘導具に通線ワイヤーを固定する手順を示す説明図である。
屈曲した管路内における通線用先端誘導具の説明図である。
(a)屈曲した管路内を進行する通線用先端誘導具の説明図である。(b)通線用先端誘導具が既設ケーブルと接触した状態を示す説明図である。(c)通線用先端誘導具が既設ケーブルを潜り抜ける状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
以下、図1~7を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は通線用先端誘導具の斜視図、図2は通線用先端誘導具の平面図及び側面図、図3は羽体の斜視図等であって、符号の1は通線用先端誘導具本体、2は合成樹脂製の羽体、3は可撓性を有する棒状(弓なり状)のガイド部、3aは外側へ突出しつつガイド部3に形成された湾曲部、4はガイド部3の先端に連設された先端膨部であり、羽体2はガイド部3及び先端膨部4から構成される。
先端膨部4の径方向断面形状は、図3(b)に示すように中心角が120度の扇形であり、扇形の両半径部に相当する面部には第一当接面4a、第二当接面4bが形成されている。
【0009】
符号の5は弾性を有する合成樹脂製の先細円筒状のカバー体、5aはカバー体5の先端側にあたる先細部、5bはカバー体5の基端側にあたり先細部5aより大径な胴部、5cは胴部5bの基端側に形成された開口部である。
【0010】
通線用先端誘導具1の組み立て方法について説明する。
図4は通線用先端誘導具1のA-A’線断面図であって、3つの羽体2の先端膨部4を開口部5cから胴部5bに挿入すると、胴部5b内で隣り合う第一当接面4aと第二当接面4bが隙間なく密着し3つの先端膨部4は円筒状に構成され、径L1が胴部5b及び先細部5aの内径より大きくなり、先端膨部4の外周面が胴部5bを外側に押圧した状態で3つの羽体2はカバー体5内に保持され、図1や図2に示す通線用先端誘導具1が組み立てられる。
(【0011】以降は省略されています)
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