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公開番号2025035246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142166
出願日2023-09-01
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池を搭載した車両において、少ないクラッシュストロークであっても、衝撃から電池を保護できる技術を提供すること。
【解決手段】電池パックは、電池モジュールと、電池モジュールに取り付けられるブラケットとを備える。電池モジュールの外殻部は、交差部において交差する第1側部と第2側部を備える。ブラケットは、交差部に接続されており、第1側部に対向するように配置される。ブラケットは、交差部を除いて前記第1側部から離間している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電池パックであって、
電池モジュールと、
電池モジュールに取り付けられるブラケットと
を備え、
前記電池モジュールの外殻部は、交差部において交差する第1側部と第2側部を備え、
前記ブラケットは、前記第1側部に対向するように配置され、前記交差部に接続され、前記交差部を除いて前記第1側部から離間している
電池パック。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記ブラケットは、脚部と脆弱部を有し、
前記脚部は、前記交差部に隣接し、
前記脆弱部は、前記脚部よりも前記第1側部から遠い位置に存在し、前記脚部より剛性が低い
電池パック。
【請求項3】
請求項2に記載の電池パックであって、
前記脆弱部は、前記ブラケットのうち前記第1側部から最も遠い位置に存在する
電池パック。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電池パックであって、
前記第1側部と対向する前記ブラケットの面は、アーチ形状を有している
電池パック。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電池パックであって、
前記第1側部が、前記車両の側面に対向するように設置される
電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される電池パックに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両のバッテリ搭載構造を開示している。車両のバッテリ搭載構造は、バッテリと車体間のブラケット接合により、衝撃時にバッテリが車体と干渉しないよう構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-82818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、車両に搭載される電池パックに関して、次のような課題を初めて認識した。それは、電池搭載量を増加すると、その代償として、衝撃が加わった際の余長であるクラッシュストロークが小さくなってしまい、結果として電池が損傷しやすくなる、ということである。電気自動車においては、電池搭載量を大きくすることで航続距離を長くできる。一方で、電池によって占められる空間が大きくなることは、クラッシュストロークが小さくなることを意味する。クラッシュストロークが小さくなることは、衝撃が加わった際に電池が損傷するリスクを高めることに他ならない。
【0005】
本開示の1つの目的は、電池搭載量を大きくしても、すなわちクラッシュストロークが小さくても、衝撃から電池を保護できる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の観点は、車両に搭載される電池パックに関連する。
電池パックは、
電池モジュールと、
電池モジュールに取り付けられるブラケットと
を備える。
電池モジュールの外殻部は、交差部において交差する第1側部と第2側部を備える。
ブラケットは、第1側部に対向するように配置され、交差部に接続され、交差部を除いて前記第1側部から離間している。
【0007】
第2の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴を更に有する。
ブラケットは、脚部と脆弱部を有する。
脚部は、第1側部と第2側部の交差部に隣接する。
脆弱部は、脚部よりも第1側部から遠い位置に存在し、脚部より剛性が低い。
【0008】
第3の観点は、第2の観点に加えて、次の特徴を更に有する。
ブラケットに設けられる脆弱部は、ブラケットにおいて第1側部から最も遠い位置に存在する。
【0009】
第4の観点は、第1~3の観点のいずれかに加えて、次の特徴を更に有する。
第1側部と対向するブラケットの面は、アーチ形状を有している。
【0010】
第5の観点は、第1~3の観点のいずれかに加えて、次の特徴を更に有する。
第1側部が、車両の側面に対向するように設置される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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