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公開番号2025034399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140759
出願日2023-08-31
発明の名称乗降支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社,プライムライフテクノロジーズ株式会社,ミサワホーム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61G 3/06 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】乗車可能人数の減少や車両の重量増加及び価格上昇を抑制しつつ、駐車位置の微調整が不要な車椅子利用者用の乗降支援装置を提供する。
【解決手段】車椅子4を載せることができる台座21と、台座21を昇降できる昇降機構22と、台座21から車両3へ向かって伸長可能なリフト側ブリッジ23と、を有するリフト2と、車両3からリフト側ブリッジ23へ向かって伸長可能な車両側ブリッジ31と、を備え、車両側ブリッジ31は、車椅子4が通行可能な幅を有し、リフト側ブリッジ23は、車両側ブリッジ31より大きい幅を有し、リフト側ブリッジ23及び車両側ブリッジ31の少なくとも一方は伸長距離を変更可能であって、車椅子4による台座21、リフト側ブリッジ23及び車両側ブリッジ31の通行を可能とすることによって、車椅子利用者5の建物1から車両3への乗車及び車両3から建物1への降車を支援する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水平面移動装置の乗車及び降車を支援する乗降支援装置であって、
建物の出入口に設置され、前記水平面移動装置を載せることができる台座と、前記台座を昇降できる昇降機構と、前記台座から車両へ向かって伸長可能なリフト側ブリッジと、を有するリフトと、
前記車両から前記リフト側ブリッジへ向かって伸長可能な車両側ブリッジと、を備え、
前記車両側ブリッジは、前記水平面移動装置が通行可能な幅を有し、
前記リフト側ブリッジは、前記車両側ブリッジより大きい幅を有し、
前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの少なくとも一方は伸長距離を変更可能であって、
前記水平面移動装置による前記台座、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの通行を可能とすることによって、前記水平面移動装置の前記建物から前記車両への乗車及び前記車両から前記建物への降車を支援することを特徴とする乗降支援装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗降支援装置であって、
前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジは、いずれも水平方向にスライド可能であることを特徴とする乗降支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載の乗降支援装置であって、
前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの一方が水平方向にスライド可能であって、他方が回転によって格納位置から伸長位置へ移動することを特徴とする乗降支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載の乗降支援装置であって、
前記水平面移動装置が車椅子であって、
前記車椅子が前記台座、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジを通り、前記車両の内部に設置された座席へ前記車椅子を近づけることによって、車椅子利用者の前記車椅子と前記座席の間の座り替えを支援することを特徴とする乗降支援装置。
【請求項5】
請求項1に記載の乗降支援装置であって、
前記水平面移動装置が車椅子であって、
車椅子利用者が前記車椅子に座った状態のまま前記車椅子を前記車両の内部に搭載可能であることを特徴とする乗降支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車椅子等の水平面移動装置の乗車及び降車を支援する乗降支援装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車椅子を載せることができる台座と、台座を建物の床の高さから地面まで昇降できる昇降機構と、台座を建物の床の高さで水平方向に移動できる移動機構を備えることによって、車椅子を建物の床から地面へ降ろすことができる段差解消昇降機が開示されている。
【0003】
特許文献2には、建物の床から水平方向に伸縮可能な接合装置が建物の内部の車庫に設置され、接合装置が車両へ向かって延びることによって、建物の床と車両の床を車椅子で往来可能に接続する車両内蔵型建物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-114491号公報
特開2022-68437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車椅子等の水平面移動装置を載せることができる台座を建物の床の高さから車両の床の高さまで昇降できる段差解消昇降機を建物の出入口に設置する場合、台座から車両の床へブリッジを伸ばすことによって、台座と車両の間の水平方向の隙間を埋めることができる。しかし、車椅子が通行可能なブリッジを台座から伸ばして車両側面のスライドドアの開口部へ挿入する構成とした場合、一般的なミニバン等の側面に設けられたスライドドアの開口幅は700~800mm程度であるのに対して、車椅子のタイヤ間の幅は640mm程度であるため、駐車位置が前後方向に数cmずれると、ブリッジを伸ばす際にスライドドアの開口部に挿入できず、ブリッジが車両のスライドドアや外装に衝突する可能性がある。そのため、台座から車両へ伸びるブリッジが段差解消昇降機に設けられた場合、ブリッジを伸ばす際に車両への衝突を避けるためには、駐車位置の微調整が必要となる。
【0006】
これに対して、車両から段差解消昇降機の台座まで伸びるブリッジを車両に設けた場合、駐車位置に関わらずブリッジを車両に衝突させないように伸ばすことができる。しかし、車両からブリッジを伸ばす場合、例えば車両と段差解消昇降機との間の距離を500mm、段差解消昇降機へのかかり代を100mm、車両側の抜け防止のかかり代を100mmとすると、700mmの長さのブリッジが必要となる。そのため、車両にブリッジ本体やスライド機構を収納するためには、セカンドシートを全て外す必要があり、乗車定員が減少する上、車両の重量が増加して燃費が悪化し、車両の購入価格も上昇する。更に、このように長さが700mmのブリッジを車両に設けた場合、車両と段差解消昇降機との間の距離が500mm以下となるように駐車位置の微調整が必要となる。
【0007】
そこで、本発明は、乗車定員の減少や車両の重量増加及び価格上昇を抑制しつつ、駐車位置の微調整が不要な水平面移動装置用の乗降支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る乗降支援装置は、水平面移動装置の乗車及び降車を支援する乗降支援装置であって、建物の出入口に設置され、前記水平面移動装置を載せることができる台座と、前記台座を昇降できる昇降機構と、前記台座から車両へ向かって伸長可能なリフト側ブリッジと、を有するリフトと、前記車両から前記リフト側ブリッジへ向かって伸長可能な車両側ブリッジと、を備え、前記車両側ブリッジは、前記水平面移動装置が通行可能な幅を有し、前記リフト側ブリッジは、前記車両側ブリッジより大きい幅を有し、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの少なくとも一方は伸長距離を変更可能であって、前記水平面移動装置による前記台座、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの通行を可能とすることによって、前記水平面移動装置の前記建物から前記車両への乗車及び前記車両から前記建物への降車を支援することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る乗降支援装置の一態様において、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジは、いずれも水平方向にスライド可能であってもよい。
【0010】
本発明に係る乗降支援装置の一態様において、前記リフト側ブリッジ及び前記車両側ブリッジの一方が水平方向にスライド可能であって、他方が回転によって格納位置から伸長位置へ移動してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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