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公開番号
2024159367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023083489
出願日
2023-04-28
発明の名称
歯の掃除具
出願人
個人
代理人
主分類
A61C
15/02 20060101AFI20241031BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明が解決しようとする課題は食事等の後、場所を選ばず簡単且つ容易に使用できると共に怪我の心配もなく安全に食べ物の残渣を取り除くことができ、長期間使用しても歯並びの美しさを維持しつつ、歯並びに隙間を生じさせない歯の掃除具を安価で提供することである。
【解決手段】本発明によれば、歯並びに於ける歯と歯の間に入り込むことのない厚みからなる、合成樹脂または紙又は植物の板等からなる板状の素材の一端に折れにくく、唾液等が付着しても柔軟に成り難い薄板状又はフィルム状の素材の一端に指等で保持するためのハンドル1を形成し、他の一端に歯並びを跨ぐ掻きだし部2を形成し、更に掻きだし部2から略中央方向に向かって切り欠き3を介して他の掻きだし部2Aを形成した事である
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
適宜な厚みの及び大きさからなる主体に手指で維持するためのハンドルを形成すると共に、前記ハンドルの一端に形成した前記主体に歯並びの内側と外側に付着した飲食物の残渣を除去する複数の除去部を設けたことを特徴とする歯の掃除具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は人間の口内の歯の掃除具に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【発明の概要】
【】
【背景技術】
【0002】
従来、一寸した飲食や食事の後、歯並びを形成している歯と歯の接する部分に食べ物の残渣が付着し、これを取り除くために先端が鋭く尖った爪楊枝で掻き出して除去していたが、歯並びの外側の部分の場合前の歯部分はは比較的容易に掻き出せるものの、奥歯に至っては困難が生じる。
【0003】
また歯磨きでは綺麗に成らないとして、短い区間に糸を張った糸ようじと呼ばれる器具を歯と歯の間に挿入し、この糸で歯と歯の間、又はその付近に残る食べ物の残渣を取り除く掃除具が実用に供せられている。
更に、棒状の持ち手に柔軟な多数の髭様の物を設けた歯間ブラシと呼ばれる物も、実用に供せられているが、この歯間ブラシは、歯並びを構成する歯と歯の接触部に差し込み、其処に溜った食物の残渣を掻き出す器具も実用に供せられている。
【0003】
しかし、上記従来の技術の爪楊枝や糸ようじ、又は歯間ブラシ等を使用すると、歯と歯の間を徐々に押し広げられる結果、歯と歯の合いだが次第の隙間が次第に拡大するため見た目も美しさを欠くこととなり、特に女性等から敬遠されがちである。
【0004】
隙間が徐々に拡大することにより、食物の残渣が更に溜まり易くなり、爪楊枝等の使用頻度が増すばかりでなく、イメージを低下するという問題が有り、特に爪楊枝は木又は樹脂の尖った細い棒状の物であるため携帯や使用にあたって、誤って怪我をする危険もある等多くの問題を抱えていた。
【0005】
また、爪楊枝は細い棒状で一端をつまみ他の端部、換言すれば掃除をする先端部が直線状に形成されているため、歯並びの外側を掃除する場合は容易に掻き出したり、掘り出して掃除をすることができるが、歯並びの裏側、換言すれば口内側を掃除する場合、爪楊枝の柄の部分を摘まむ指先と共に爪楊枝全体を口内に挿入し操作するため、大きく口を開ける等、歯並びの内側の掃除が極めて困難であった。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明が解決しようとする課題は食事等の後、場所を選ばず歯並びの裏側も表側も簡単で確実にしかも容易に掃除ができ、怪我の心配もなく安全に食べ物の残渣も取り除くことができ、長期間使用しても歯並びの美しさを維持し、歯並びの隙間を生じ又は隙間を拡大させることのない歯の掃除具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は適宜な厚み及び大きさからなる主体1に手指で維持するためのハンドル2を形成すると共に、歯並びの内側と外側に付着した飲食物の残渣を除去する除去部3A、除去部4Aを除去片3、除去片4を介して設けたことである。ここに言う内側の歯並びHR3と外側の歯並びHR4に付着した飲食物の残渣を除去する除去部は、ハンドル2の一端に主体1を形成し、この主体1の先端に掃除片3、掃除片4を形成し、掃除片3及び掃除片4のそれぞれの端部には歯の汚れを落とす掃除部3A、掃除部4Aを略対向状に形成し、掃除部3Aは歯並びの口内側の歯の接触部に溜まった飲食物の残渣を除去し、掃除部4Aは歯並びの外側の歯と歯の接触部に溜まった飲食物の残渣を除去するもので、ハンドル2を前後に移動させることにより、歯並びの裏側、又は歯並びの表側を選択し、更にハンドル2を上下に移動させるなどして掃除部3、掃除部4が上下動させれば食物の残渣を容易に除去することである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、歯並びに於ける歯と歯の間に入り込むことのない厚みからなる、合成樹脂または紙又は植物の板、又は金属等からなる略平坦な素材の一端に略向き合う方向で掃除部を形成し、ハンドル2を摘まむ等に依り保持して主体1を口内に挿入し口内の歯並びの外側HR4から手指を略上下動させることにより歯並び内側HR3に溜まった飲食物の残渣も歯並びの外側HR4に溜まった飲食物の残渣も人目を引かず簡単に除去することができ、しかも口内に手指等を入れることなく綺麗に確実に除去することができる。
【0009】
また、従来の爪楊枝の場合、飲食物の残渣を取り除く作業に於いては、爪楊枝を逆向に摘まみ口内に入れるため、当然歯並びの奥まで手指を押し込むことになるため、大きく口を開け鋭く尖った爪楊枝の先端で歯茎を傷付ける事もあったが、本発明の歯の掃除具にあっては、口の外からの操作となるため、大きな口を開ける必要もなく、誰でも簡単に何処でも安心して飲食物の残渣を除去または掃除をすることができる。
【0010】
従って、従来の如く爪楊枝を支持する手指を口内に入れて歯並びに内側HR3に溜まった食物の残渣を無理やり掻き出すのと異なり、本発明の歯の掃除具に依れば、ハンドル2を摘まんだ手指は口内に入れることなく、口の外部で操作(図7)(図8)又は(図9)(図10)するため、前歯を奥歯も極めて容易に歯並びの裏側または歯並びの表側に付着した食べ物の残渣を容易に且つ綺麗に掻き出して掃除することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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