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公開番号
2025028700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133665
出願日
2023-08-18
発明の名称
歯列矯正用器具
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A61C
7/12 20060101AFI20250221BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】所望の歯を効率よく移動させること。
【解決手段】歯列矯正用器具100は、ループ部11を有し、ブラケット4を用いて口腔内に配置されるアーチワイヤ1と、ループ部11よりも奥側の歯槽部に配置されるアンカー2と、ループ部11とアンカー2とを接続し、ループ部11をアンカー2側に引っ張る引張部材3と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ループ部を有し、ブラケットを用いて口腔内に配置されるアーチワイヤと、
前記ループ部よりも奥側の歯槽部に配置されるアンカーと、
前記ループ部と前記アンカーとを接続し、前記ループ部を前記アンカー側に引っ張る引張部材と、
を有することを特徴とする歯列矯正用器具。
続きを表示(約 74 文字)
【請求項2】
前記ループ部には前記引張部材の前記ループ部内での移動を規制するフックが設けられている請求項1に記載の歯列矯正用器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は歯列矯正用器具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
歯並びや、歯牙突出及び/または歯槽骨突出による上下顎前突を矯正する方法が知られている。例えば各歯の表面である歯冠に歯列矯正用ブラケットをそれぞれ装着し、隣接する各歯矯正用ブラケットに取り付けたアーチワイヤの機械的なテンション力(押圧、引き戻し、捩り等の復元力)を各歯に与え、適正な歯列状態へと各歯の位置を徐々に移動させる矯正方法が知られている。歯列矯正用ブラケットを介して対象歯に矯正のための力を作用させている。このような対象歯の移動には、ループメカニクスがあることが臨床的に知られている。
【0003】
また、歯列矯正用器具の発明が知られている。例えば、線材を3回巻、または4回巻された略筒状の巻回部、該巻回部の接線方向であって一の方向に引き出された第1の引出部、前記巻回部の接線方向であって前記第1の引出部と反対方向である他の方向に引き出された第2の引出部を有するループ部と、前記第1の引出部の軸心、及び前記第2の引出部の軸心のそれぞれと同一軸心上に連接された本線部と、を備える歯列矯正用アーチワイヤが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6305666号公報
特許第6082727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ループメカニクスにおいて一方の歯(専ら奥側の歯)を土台にしてもう一方の歯(専ら前側の歯)を奥側に引っ張って移動させるような構造の場合、奥側の歯も影響を受けて前側に移動する場合がある。例えば上顎前突を歯列矯正する場合に奥側の歯が影響を受けて前側に移動すると隙間は埋まるが、前側の歯の移動が不十分となり、効果が薄い場合がある。
1つの側面では、本発明は、所望の歯を簡便に効率よく移動させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、開示の歯列矯正用器具が提供される。この歯列矯正用器具は、ループ部を有し、ブラケットを用いて口腔内に配置されるアーチワイヤと、ループ部よりも奥側の歯槽部に配置されるアンカーと、ループ部とアンカーとを接続し、ループ部をアンカー側に引っ張る引張部材と、を有している。
【発明の効果】
【0007】
1態様では、所望の歯を簡便に効率よく移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態の歯列矯正用器具を説明する図である。
実施の形態の歯列矯正用器具の効果の一例を説明する図である。
ボーイングエフェクトを説明する図である。
実施の形態の歯列矯正用器具の効果の一例を説明する図である。
変形例の歯列矯正用器具を説明する図である。
変形例の歯列矯正用器具を着用した結果の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態の歯列矯正用器具を、図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
以下の図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲等に限定されない。
実施の形態において単数形で表される要素は、文面で明らかに示されている場合を除き、複数形を含むものとする。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の歯列矯正用器具を示す図である。図1において紙面右側を前側と言い、紙面左側を奥側と言う。
実施の形態の歯列矯正用器具100は、アーチワイヤ1とアンカー2と引張部材3とを有している。
(【0011】以降は省略されています)
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