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公開番号2025022211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126583
出願日2023-08-02
発明の名称脈波測定方法
出願人個人
代理人
主分類A61B 5/02 20060101AFI20250206BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】現行の脈波伝播速度測定法(PWV)は、心臓から別方向に進んだ、脈波の伝播時間の差から伝播速度を求めるものであるため原理的に正しくない。そこで、この解決のため、心臓の駆出時刻と抹消の脈波の時間差から、大動脈を含むPWVを求める方法と、抹消で測定された脈波を、駆出波と反射波に分け、その時間差から大動脈のPWVを求め方法が提案されているが、いずれも、測定精度に問題が起きやすい。本発明は、大動脈の直線部のみのPWVを、体外から非侵襲で直接測定する方法を提供する。
【解決手段】大動脈の脈波が、大動脈と接続されている小動脈・細動脈を伝播し、この伝播した脈波が、大動脈付近の体表面で、光電脈波センサ100および110により検出できるということに着目して、上記課題を解決したものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数個の光電脈波センサを使用した大動脈の脈波伝播速度測定方法
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
少なくとも1個の光電脈波センサを背部に装着することを特徴とした請求項1の脈波伝播速度測定方法。
【請求項3】
1個目の光電脈波センサを上背部、2個目の光電脈波センサを下背部に装着することを特徴とした請求項1の脈波伝播速度測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、脈波測定方法及び生体情報測定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、益々の高齢化社会を迎え、動脈硬化性疾患の早期診断、早期治療への対策が急務
とされている。動脈硬化を非観血的に定量診断する手法の1つとして大動脈について2点間の脈波伝播速度(PWV:Pulse Wave Velocity)を測定する大動脈脈波伝播速度検査法が知られている。
【0003】
大動脈脈波伝播速度検査法は、脈波伝播速度は硬い物質中で速く、軟かい物質中では遅
いといった性質を利用する。大動脈脈波伝播速度検査法では、先ず、脈波が心臓から見て
同一方向の大動脈の2点間を伝搬するのに要する時間を測定し、次いで測定した時間と2
点間の距離(動脈長)とから脈波伝播速度を算出する。そして、健康な動脈壁は柔らかく弾力性に富み、動脈硬化の血管壁は硬くもろいといった事実から、測定した脈波伝播速度が速いほど動脈硬化が進んでいると診断する。
【0004】
PWVの種類としては、cfPWV(carotid-femoral PWV:頸動脈-股動脈間PWV)やbaPWV( brachial-ankle PWV:上腕-足首間PWV)等がある(血管機能の非侵襲的評価法に関するガイドライン参照)。
【0005】
さらに、PWVを用いた動脈硬化度の指標として、CAVI( Cardio-Ankle Vascular Index) (血管機能の非侵襲的評価法に関するガイドライン参照)がある。CAVIは、上腕と足首( または膝窩)とにカフを装着して血圧及び脈波を計測すると共に、胸骨に心音マイクを装着して心音を計測する。
【0006】
しかし、これらのPWV測定法やこれを応用した指標は、すべて、大動脈脈波伝播速度検査法といいながら、大動脈のみの脈波伝播速度ではなく、大動脈を含む脈波伝播速度の測定になっており、しかも、2点間の脈波伝播速度ではなく、心臓から別方向に進んだ、脈波の伝播時間の差から伝播速度を求めるものである。
【0007】
そこで、この問題を解決するために、大動脈そのものの脈波伝播速度を求める手段が、大きく分けて、2通り提案されている。第1の手法は、さまざまなセンサを使って心臓の駆出時刻を求め、これと抹消の脈波の時間差から大動脈あるいは、大動脈を含むPWVを求めるもので、第2の手法は、抹消で測定された脈波を、駆出波と反射波に分け、その時間差から大動脈のPWVを求めるというものである。これらを、先行技術文献としてあげる。最初の4件が、第1の手法に係るもので、残りの3件が第2の手法に係るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
<第1の手法に係る先行技術>
特開2005-278965
心電図と心音信号を心機械効率と組合せ、心臓の駆出時刻を求め、これと上腕の脈波との時間差から、大動脈弁―上腕間のPWVを求めるというものである。心臓の動作モデルに心電図と心音情報を入力して、駆出時刻を推定しているところが、本技術の問題点である。また、大動脈弁開放時点からの時間差計測であるため、上行大動脈のアーチの曲線部分を含むので、体外から血管長を高精度に推定することは簡単ではない。
【0009】
特許第6399852号
駆出に伴う大動脈脈波を磁気センサで検出するというものである。前件同様、大動脈弁開放時点からの時間差計測になり、上行大動脈のアーチの曲線部分を含むので、体外から血管長を高精度に推定することは簡単ではない。
【0010】
特許第6541214号
駆出に伴う大動脈脈波を、磁束発生部と血流とによって生じる誘起電圧を脈波検出部で検出するというものである。前件同様、大動脈弁開放時点からの時間差計測になり、上行大動脈のアーチの曲線部分を含むので、体外から血管長を高精度に推定することは簡単ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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