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公開番号2025012283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115017
出願日2023-07-13
発明の名称眼科装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 アタッチメントの着脱に応じたリミット位置を容易に設定できる眼科装置を提供する。
【解決手段】 被検眼の眼特性を検査するためのアタッチメントを装着することが可能な眼科装置であって、被検眼の眼特性を検査するための検査手段と、被検眼と検査手段の相対的な位置関係を変更するための移動手段と、被検眼に対する検査手段の前進移動のリミット位置を設定する設定手段と、被検眼に対して検査手段を前進移動させるために、設定手段が設定したリミット位置に基づいて移動手段を制御する制御手段と、を備え、設定手段は、アタッチメント非装着時の第1リミット位置を設定するとともに、アタッチメント装着時の第2リミット位置であって、第1リミット位置に対してアタッチメントに対応する距離だけ変更した第2リミット位置を設定し、制御手段は、アタッチメント装着時に設定手段が設定した第2リミット位置に基づいて移動手段を制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を検査する眼科装置であって、
前記被検眼の眼特性を検査するためのアタッチメントを装着することが可能な眼科装置とし、
前記被検眼の眼特性を検査するための検査手段と、
前記被検眼と前記検査手段の相対的な位置関係を変更するための移動手段と、
前記被検眼に対する前記検査手段の前進移動のリミット位置を設定する設定手段と、
前記被検眼に対して前記検査手段を前進移動させるために、前記設定手段が設定した前記リミット位置に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記アタッチメントの非装着時の第1リミット位置を設定するとともに、前記アタッチメントの装着時の第2リミット位置であって、前記第1リミット位置に対して前記アタッチメントに対応する距離だけ変更した第2リミット位置を設定し、
前記制御手段は、前記アタッチメントの装着時において、前記設定手段が設定した前記第2リミット位置に基づいて、前記移動手段を制御することを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1の眼科装置において、
前記検査手段の前記前進移動の可動範囲と、前記可動範囲に対する少なくとも前記第2リミット位置と、を表示手段に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする眼科装置。
【請求項3】
請求項1または2の眼科装置において、
前記眼科装置への前記アタッチメントの装着を検出する検出手段を備え、
前記設定手段は、前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記第1リミット位置を前記第2リミット位置に変更して設定することを特徴とする眼科装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかの眼科装置において、
前記被検眼に対する前記検査手段の前進移動の前記リミット位置を微調整するための操作手段を備え、
前記設定手段は、前記操作手段からの操作信号に基づいて、前記第1リミット位置および前記第2リミット位置を変化させることを特徴とする眼科装置。
【請求項5】
請求項4の眼科装置において、
前記設定手段が設定した変化後の前記第1リミット位置または前記第2リミット位置の少なくともいずれかを記憶する記憶手段を備え、
前記設定手段は、前記被検眼の異なる検査日において、前記記憶手段に記憶された前記第1リミット位置または前記第2リミット位置の少なくともいずれかを設定することを特徴とする眼科装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかの眼科装置において、
前記被検眼の撮影画像を取得する取得手段を備え、
前記表示制御手段は、前記撮影画像に重畳させて、前記検査手段の前進移動の前記可動範囲を表すゲージと前記リミット位置とを表示することを特徴とする眼科装置。
【請求項7】
請求項6の眼科装置において、
前記表示制御手段は、さらに、現在の前記検査手段の位置を、前記検査手段の前進移動の前記可動範囲に対してリアルタイムに表示することを特徴とする眼科装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかの眼科装置において、
前記検査手段は、
前記被検眼の眼底に対して測定光束を投光し、前記眼底にて前記測定光束が反射された反射光束に基づいて、前記被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定手段と、
前記被検眼の角膜に流体を吐出する流体吐出手段を有し、前記角膜を前記流体により変形させて眼圧を測定する眼圧測定手段と、
を備え、
前記アタッチメントは、前記眼屈折力測定手段に取り付けられることで、前記眼屈折力測定手段に、前記被検眼の角膜形状分布を測定するための角膜形状分布測定手段を付加し、
前記設定手段は、前記眼屈折力測定手段の前進移動に対する前記第1リミット位置と、前記角膜形状分布測定手段の前進移動に対する前記第2リミット位置と、前記流体吐出手段の前進移動に対する第3リミット位置と、をそれぞれに設定することを特徴とする眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検査するための眼科装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、眼科装置として、眼圧測定装置、角膜形状測定装置、眼屈折力測定装置、眼底カメラ、OCT(Optical Coherence Tomography)、SLO(Scanning Light Ophthalmoscope)、等が用いられている。眼科装置には、被検眼の測定に応じたアタッチメント(アダプター)の着脱を可能にしたものがある。一例として、特許文献1では、被検眼の眼底を広角で撮影するためにアタッチメントを取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-195422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような眼科装置においては、被検眼を測定するための測定部が被検者に接触しないように、測定部の可動を制限するためのリミット位置が予め設定されていることがある。しかしながら、眼科装置にアタッチメントを装着する場合には、被検眼と測定部の間の距離がアタッチメントによって変化するため、測定部がリミット位置に到達するよりも前に、測定部が被検者に接触する可能性があった。
【0005】
本開示は、上記の問題点を鑑み、アタッチメントの着脱に応じたリミット位置を容易に設定することができる眼科装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
本開示の第1態様に係る眼科装置は、被検眼を検査する眼科装置であって、前記被検眼の眼特性を検査するためのアタッチメントを装着することが可能な眼科装置とし、前記被検眼の眼特性を検査するための検査手段と、前記被検眼と前記検査手段の相対的な位置関係を変更するための移動手段と、前記被検眼に対する前記検査手段の前進移動のリミット位置を設定する設定手段と、前記被検眼に対して前記検査手段を前進移動させるために、前記設定手段が設定した前記リミット位置に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、前記設定手段は、前記アタッチメントの非装着時の第1リミット位置を設定するとともに、前記アタッチメントの装着時の第2リミット位置であって、前記第1リミット位置に対して前記アタッチメントに対応する距離だけ変更した第2リミット位置を設定し、前記制御手段は、前記アタッチメントの装着時において、前記設定手段が設定した前記第2リミット位置に基づいて、前記移動手段を制御することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
眼科装置の外観構成を示す図である。
第1測定部の光学系を示す図である。
アタッチメントの構成を示す図である。
第2測定部の内部構成を示す図である。
第2測定部の光学系を示す図である。
眼科装置の制御系の概略図である。
測定部の可動範囲とリミット位置を示す図である。
検査画面の一例である。
検査画面の一例である。
検査画面の一例である。
検査画面の一例である。
測定部の後退とアタッチメントの装着について説明する図である。
検査画面の一例である。
検査画面の一例である。
被検者の顔形状の違いによる第1リミット位置と作動距離との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<概要>
本開示の実施形態に係る眼科装置の概要について説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用され得る。
【0010】
<眼科装置>
本実施形態の眼科装置は、被検眼を検査する装置である。例えば、眼科装置は、被検眼の眼特性(眼屈折力、眼軸長、角膜形状、等)を他覚的に測定する他覚式検眼装置であってもよい。例えば、眼科装置は、被検眼の前眼部を撮影して、被検眼の前眼部画像データ、被検眼の角膜形状データ、等を取得する眼科撮影装置でもよい。また、例えば、眼科装置は、被検眼の眼底を撮影して、被検眼の眼底正面画像データ、被検眼の眼底断層画像データ、等を取得する眼科撮影装置でもよい。すなわち、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、角膜形状測定装置、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、眼底カメラ、OCT(Optical Coherence Tomography)、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)等の少なくともいずれかであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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