TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025105429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024154775
出願日2024-09-09
発明の名称油性化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/87 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【解決課題】
カール効果、透明性及び経時安定性に優れる油性化粧料を提供すること。
【解決手段】
次の成分(A)~(C);
(A)油溶性ポリウレタン 0.5~5質量%
(B)揮発性炭化水素油 30質量%以上
(C)被膜形成樹脂
を含有し、
ワックス及び有機変性粘土鉱物を実質的に含まない油性化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)油溶性ポリウレタン 0.5~5質量%
(B)揮発性炭化水素油 30質量%以上
(C)被膜形成樹脂
を含有し、
ワックス及び有機変性粘土鉱物を実質的に含まない油性化粧料。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記成分(C)がアクリル系樹脂、ロジン系樹脂及びシリコーン系樹脂から選ばれる1種または2種以上である請求項1に記載の油性化粧料。
【請求項3】
さらに、成分(D)パルミチン酸デキストリンを含有する請求項1または2に記載の油性化粧料。
【請求項4】
前記成分(A)の前記成分(C)に対する含有質量割合(A)/(C)が0.03~3である請求項1または2に記載の油性化粧料。
【請求項5】
顔料を含有しないか、顔料の含有量が、10質量%以下である請求項1または2に記載の油性化粧料。
【請求項6】
睫毛用である請求項1または2に記載の油性化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油性化粧料に関し、さらに詳しくは、睫毛のカール効果、透明性及び経時安定性に優れる油性化粧料に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
油性化粧料は、化粧持続性の高さの観点からメークアップ化粧料に多く用いられる。油性化粧料の強みが最も活かされる化粧料のひとつとしてマスカラ等の睫毛用化粧料が挙げられる。マスカラ等の睫毛用化粧料に求められる主な機能としては、睫毛を上向きにカールさせることや睫毛を太く、長く見せること等が挙げられるが、これらの機能を備える睫毛用化粧料に加え、近年では睫毛に自然なツヤ感を付与する観点や、外観審美性の観点から透明性の高い睫毛用化粧料の需要が高まっている。
【0003】
睫毛用化粧料の透明性を高めるための従来技術として、アルコール変性ミツロウ、有機変性粘土鉱物、デキストリン脂肪酸エステル及び揮発性油剤を含有することを特徴とする油性睫毛用化粧料(例えば、特許文献1参照)や、粉末表面全面に亘って微小突起を有する金平糖形状のシリコーン系樹脂粉末、揮発性油分及び油性ゲル化剤を含有する、まつ毛用化粧料(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-63927号公報
特開2009-149525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術においては、塗布膜としての透明性は高いものの
有機変性粘土鉱物等により、化粧料としての透明性は不十分な場合があった。また、上記特許文献2の技術においては、基材の透明性は高いものの、化粧料としてはワックス等を配合していることから、透明性が不十分な場合があった。また、上記技術において、有機変性粘土鉱物やワックスを配合しない場合、十分な透明性の化粧料が得られるものの、カール力等の機能が損なわれ、さらには、硬度低下による安定性不良が発生する場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、油溶性ポリウレタンと揮発性炭化水素油、被膜形成樹脂を含有し、ワックス及び有機変性粘土鉱物を実質的に含まない油性化粧料を作成することにより、高いカール力、安定性を維持したまま、透明性に優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、
[1]
次の成分(A)~(C);
(A)油溶性ポリウレタン 0.5~5質量%
(B)揮発性炭化水素油 30質量%以上
(C)被膜形成樹脂
を含有し、ワックス及び有機変性粘土鉱物を実質的に含まない油性化粧料である。
[2]
また、本発明は前記成分(C)がアクリル系樹脂、ロジン系樹脂及びシリコーン系樹脂から選ばれる1種または2種以上である[1]に記載の油性化粧料である。
[3]
また本発明は、成分(D)パルミチン酸デキストリンを含有する[1]または[2]に記載の油性化粧料である。
[4]
また、本発明は前記成分(A)の前記成分(C)に対する含有質量割合(A)/(C)が0.03~3である[1]または[2]に記載の油性化粧料である。
[5]
また、顔料を含有しないか、顔料の含有量が、10質量%以下である[1]または[2]に記載の油性化粧料である。
[6]
睫毛用である[1]または[2]に記載の油性化粧料である。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、高いカール力、安定性、透明性を併せ持つ油性化粧料が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において「%」は特に断りのない限り「質量%」を意味する。また「~」を用いて数値範囲を表す場合、その範囲は両端の数値を含むものとする。
【0010】
本発明で用いる成分(A)は、油溶性のポリウレタンである。本発明における油溶性とは、80℃にて2-エチルヘキサン酸セチルに少なくとも1質量%以上溶解できるものである。
成分(A)油溶性ポリウレタンの構造は特に制限されるものではないが、高いカール力、安定性、透明性の観点から(a1)疎水部と(a2)親水部を有するものが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コーセー
固形化粧料
3日前
株式会社コーセー
油性化粧料
3日前
株式会社コーセー
化粧用スポンジ
4日前
株式会社コーセー
固形粉末化粧料
3日前
株式会社コーセー
多層分離型化粧料
3日前
株式会社コーセー
シャンプー組成物
10日前
株式会社コーセー
油性睫毛用化粧料
5日前
株式会社コーセー
フレグランス製品
4日前
株式会社コーセー
水中油型乳化化粧料
26日前
株式会社コーセー
油中水型乳化化粧料
3日前
株式会社コーセー
製造方法および化粧料
3日前
株式会社コーセー
固形化粧料及びその製造方法
3日前
株式会社コーセー
シート状化粧料又はシート状皮膚外用剤
3日前
株式会社コーセー
肌色改善用又は肌水分量改善用香料組成物
4日前
株式会社コーセー
組成物
1か月前
株式会社コーセー
変形部材、変形部材の製造方法、マスク、カプセル、カテーテル
4日前
株式会社コーセー
肌色恒常性維持方法、肌色恒常性維持外用剤及びスクリーニング方法
26日前
株式会社コーセー
染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法
3日前
株式会社コーセー
染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法
4日前
個人
健康器具
4か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
嚥下鍛錬装置
6日前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
導電香
5か月前
個人
歯の修復用材料
20日前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
バッグ式オムツ
26日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
陣痛緩和具
6日前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
口内洗浄具
4か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
続きを見る