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公開番号2025001792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101478
出願日2023-06-21
発明の名称避難困難者救出台車
出願人個人
代理人
主分類A61G 1/007 20060101AFI20241226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】1人の搬送者で部屋から搬出し、階段を使って階上から階下まで降ろす避難困難者救出台車において、救助者の搬送負担を軽減する。
【解決手段】上部が開放された長方形の箱体の内部に座席を設け、箱体の床面部の下面長手方向に長い板状の滑り材から成る前ソリと、摩擦材から成る後ソリで構成した摺動体を設け、床面部の後端部を後方に向かって上方に傾斜させて傾斜部を設けて傾斜部まで後ソリを延長させ、床面部の前方左右に箱体の前面部及び前ソリの下面より突出させて車輪を設け、箱体の後方左右に、前後に配列され支点軸を介して揺動する補助輪を後ソリの下面より突出させて設け、箱体の後方上部に上持手を設け、前記上持ち手の下方に下持ち手を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上部が開放された長方形の箱体の内部に座席を設け、前記箱体の床面部の下面長手方向に長い板状の滑り材から成る前ソリと、摩擦材から成る後ソリで構成した摺動体を設け、前記箱体の先端部下方の左右に車輪を設け、前記箱体の前方左右及び後方左右に配列され、支点軸を介して揺動する補助輪を設け、前記箱体の後方に上持手と下持手を設けたことを特徴とする避難困難者救出台車。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記後ソリの後端部を後方に向かって上方に傾斜させて傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の避難困難者救出台車。
【請求項3】
前記箱体の前記床面部の左右前方に枠を取り付け、前記枠の下部に帯状の伸縮自在の摩擦帯を取り付け、前記左右の枠の内部にそれぞれ先端部にローラーを取り付けたブレーキアームを回転自在に取付、前記左右のブレーキアームを回転軸で連結し、前記回転軸と上持ち手部に取り付けたブレーキレバーをワイヤーケーブルで連結した
一時停止機構
を、前記箱体の前記床面部に、前記摩擦帯の下面を前記前ソリの表面より突出させて設けたことを特徴とする請求項1~2のいずれか1項に記載の避難困難者救出台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自力での避難が困難な人を、1人の力で部屋から救出して上階から階下へ階段を降ろして救出する、避難困難者救出台車(以下、「救出台車」と言う)に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マンションや病院など多層階の建物で火災や地震が発生し、エレベーターが停止したときに、足が不自由なお年寄りや患者など、自力での避難が困難で救助を要する人(以下、「要救助者」と言う)を、少数の救助者(要救助者を救助する人)で短時間に要救助者を部屋から救出して、階段を使って上階から階下まで降ろすのはきわめて困難である。
【0003】
上述のような問題点を解決するために、本出願人は先に避難困難者救出台車を提案した。(特許文献1参照)
【0004】
この救出台車は、上部が開放された長方形の箱体の内部に座席を設け、箱体の床面部の下面長手方向に長い板状の滑り材から成る前ソリと、摩擦材から成る後ソリで構成した摺動体を設け、箱体の先端部下方の左右側に車輪を設け、箱体の後方に上持手と下持手を設けている。上記構成によって、要救助者を乗せて平坦なところを搬送するときは、下持手を持って救出台車の後部を持ち上げて車輪を使って要救助者を搬送し、階段を搬送するときは上持ち手に持ちかえて前方に押すと、前ソリの滑り材によって階段の段鼻上を滑走し、上持手を下方に押しつけると、後ソリの摩擦材が段鼻に押し付けられることによってブレーキがかかり停止する。
【0005】
また、前記救出台車以外に、車体の左右に階段を下降するためのクローラ装置と、クローラ装置の接地面より突出させて平坦地を走行する走行車輪と、車体を跨ぐように配設された布材と、クローラ装置に設けられたブレーキ機構と、患者が乗り降りするときに使用するスタンド材を備えた緊急避難用運搬車が知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-195459号公報
特開平9-262256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上に述べた特開2009-195459号公報に記載の救出台車を試作して、介護施設や高層階の建物に持ち込んで試乗実験をした結果、下記のような要望が聞かれた。
1.要救助者を救出台車に乗せて下持手を持って救出台車の後部を持ち上げるときに、要救助者の体重が救助者の腕にかかって負担になる。
2.階段を降ろし始めるときに一旦停止させて、下持ち手から上持ち手に持ちかえる必要があり、操作を熟練する必要がある。
【0008】
また、先述の特開平9-262256号広報に記載の緊急避難用運搬車は、
フロントフロアー部に床板を貼ったフラット部がなく、また、布材が車体の前後を跨ぐように取り付けてあるので、寝たきりの要救助者をベッドから滑らせて乗せ移す時に、足をフロントフロアー部に入れることができないので移乗作業が困難であり、また、クローラ機構のため車体重量が重たく、救出現場へ持ち運ぶのが負担であり、さらに、階段を下降する速度を規制するダンパーやタンデム車輪の浮き上がり機構など構造が複雑であった。
本発明は、以上のような現場からの要望に応え、より軽い力で救助者も要救助者も共に不安無く安全に搬送でき、また、救出現場へ楽に持ち運べ、かつまた、構造がシンプルな救出台車を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、上部が開放された長方形の箱体の内部に座席を設け、前記箱体の床面部の下面長手方向に長い板状の滑り材(例えば、ナイロンやプラスチックや金属或いは皮革等)から成る摺動体と、摩擦材(例えば、ゴムやウレタン樹脂等)から成る後ソリで構成した摺動体を設け、前記床面部の後端部を後方に向かって上方に傾斜させて傾斜部を設けて傾斜部まで後ソリを延長させ、前記床面部の前方左右に前記箱体の前面部及び前ソリの下面より突出させて車輪を設け、前記箱体の前方及び後方左右に、前後に配列され支点軸を介して揺動する補助輪を前ソリ及び後ソリの下面より突出させて設け、前記箱体の後方上部に上持手を設け、前記上持ち手の下方に下持ち手を設ける。
【0010】
さらに、前記箱体は、前記前面部を足乗せ部として形成し、左右両側面部を後方に向かって次第に高くして前記座席を挟むように形成することにより、要救助者を乗せやすく、且つ、要救助者が座ったときに安定するようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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