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公開番号2025070706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181211
出願日2023-10-20
発明の名称サウナ装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類A61H 33/10 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】水入れ替え動作の実施による、サウナ室内の温度低下及び加湿量の低下を防ぐサウナ装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置1を複数有するサウナ装置において、制御部35は、一方のミスト発生装置1で水入れ替え動作が実施されるとき、他方のミスト発生装置1に対し、加熱ヒータ9のON/OFF状態を切り替えて貯水温度を第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつミストモータ22の回転数を通常運転より高くするサポート動作を実施する。

【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
給水管及び排水管が接続され、水の貯水及び排水が可能な貯水タンクと、
前記貯水タンクの水中に設置されON/OFF状態が切り替え可能な加熱ヒータと、
前記貯水タンク内の貯水温度を検知する貯水温度センサと、
前記貯水室内の水を回転により汲み上げて外周方向へ飛散させる回転体と、
当該回転体を回転可能となるように軸支した駆動軸と接続するミストモータと、
前記回転体により飛散した水が衝突する衝突体と、を有するミスト発生装置を複数有し、
各ミスト発生装置により発生したミストを室内へ送風する送風ファンと、
室内温度を検知する室内温度センサと、
前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記室内温度を所望の温度としつつ、前記貯水温度を第1の所定温度となるよう制御すると共に、前記ミスト発生装置で発生したミストを前記送風ファンで室内へ送風する通常運転を実施し、前記通常運転を所定時間aだけ継続したら前記加熱ヒータ及び前記ミストモータを停止させ貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施する制御部と、を備え、
前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で前記水入れ替え動作が実施されるとき、
他方の前記ミスト発生装置に対し、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記貯水温度を前記第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつ前記ミストモータの回転数を前記通常運転より高くするサポート動作を実施することを特徴とするサウナ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作終了後、一方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を開始すると共に、
他方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を終了して前記水入れ替え動作を開始することを特徴とする請求項1に記載のサウナ装置。
【請求項3】
前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で実施される前記水入れ替え動作が開始される所定時間b以前から、他方の前記ミスト発生装置で前記サポート動作を実施することを特徴とする請求項2に記載のサウナ装置。
【請求項4】
給水管及び排水管が接続され、水の貯水及び排水が可能な貯水タンクと、
前記貯水タンクの水中に設置されON/OFF状態が切り替え可能な加熱ヒータと、
前記貯水タンク内の貯水温度を検知する貯水温度センサと、
前記貯水室内の水を回転により汲み上げて外周方向へ飛散させる回転体と、
当該回転体を回転可能となるように軸支した駆動軸と接続するミストモータと、
前記回転体により飛散した水が衝突する衝突体と、を有するミスト発生装置を複数有し、
各ミスト発生装置により発生したミストを室内へ送風する送風ファンと、
室内温度を検知する室内温度センサと、
前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記室内温度を所望の温度としつつ、前記貯水温度を第1の所定温度となるよう制御すると共に、前記ミスト発生装置で発生したミストを前記送風ファンで室内へ送風する通常運転を実施し、前記通常運転中に定期的に前記加熱ヒータ及び前記ミストモータを停止させ貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施する制御部と、を備え、
前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で前記水入れ替え動作が実施されるより前に、
他方の前記ミスト発生装置に対し、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記貯水温度を前記第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつ前記ミストモータの回転数を前記通常運転より高くするサポート動作を実施して、前記貯水温度が前記第2の所定温度に到達したら、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作を開始することを特徴とするサウナ装置。
【請求項5】
前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作終了後、一方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を開始し、前記貯水温度が前記第2の所定温度に到達したら、他方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を終了して前記水入れ替え動作を開始することを特徴とする請求項4に記載のサウナ装置。
【請求項6】
前記送風ファンは複数設けられ、複数の前記ミスト発生装置に対し一対に構成されており、
前記サポート動作中の前記ミスト発生装置に対応する前記送風ファンの回転数は、前記通常運転中より高いことを特徴とする請求項3又は5に記載のサウナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱ヒータで加熱された水をミスト発生装置により温度上昇したミストをサウナ室内へ供給することで、サウナ浴を可能とするサウナ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、水を貯水する貯水部と、貯水部の水を加熱する加熱手段と、貯水部の温水を破砕して微細水滴を生成する水破砕手段と、微細水滴をサウナ室内に供給する送風機と、を備え、サウナ運転を行うサウナ装置が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、水を貯水する貯水タンクと、貯水タンクに給水弁を備えた給水管と排水弁を備えた排水管が接続され、貯水タンク内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、ミストを含む加湿空気を送風ファンにより送風するミスト運転を実施すると共に、ミスト運転を所定時間だけ継続したら排水弁の開閉にて貯水タンク内の水を排水し、排水が完了したら給水弁の開閉にて貯水タンク内に給水して、貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施する加湿装置が記載されている。水入れ替え動作により貯水タンク内を清浄にして、スケールの析出を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-017298号公報
特開2019-152365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のサウナ室が比較的大型であった場合、ミスト発生量を確保するためにサウナ装置は複数台必要となる。このとき、一部のサウナ装置がサウナ運転中に特許文献2の水入れ替え動作を実施する場合、当該サウナ装置は水入れ替え中にミストを発生することができないため、サウナ室内へ放出する熱量が減少してサウナ室内の温度低下が発生してしまう。更に、サウナ室内へ放出する加湿量も減少するので、サウナ室内へ十分な加湿量を供給することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1のサウナ装置では、給水管及び排水管が接続され、水の貯水及び排水が可能な貯水タンクと、前記貯水タンクの水中に設置されON/OFF状態が切り替え可能な加熱ヒータと、前記貯水タンク内の貯水温度を検知する貯水温度センサと、前記貯水室内の水を回転により汲み上げて外周方向へ飛散させる回転体と、当該回転体を回転可能となるように軸支した駆動軸と接続するミストモータと、前記回転体により飛散した水が衝突する衝突体と、を有するミスト発生装置を複数有し、各ミスト発生装置により発生したミストを室内へ送風する送風ファンと、室内温度を検知する室内温度センサと、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記室内温度を所望の温度としつつ、前記貯水温度を第1の所定温度となるよう制御すると共に、前記ミスト発生装置で発生したミストを前記送風ファンで室内へ送風する通常運転を実施し、前記通常運転を所定時間aだけ継続したら前記加熱ヒータ及び前記ミストモータを停止させ貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施する制御部と、を備え、前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で前記水入れ替え動作が実施されるとき、他方の前記ミスト発生装置に対し、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記貯水温度を前記第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつ前記ミストモータの回転数を前記通常運転より高くするサポート動作を実施することを特徴としている。
【0007】
また、請求項2のサウナ装置では、前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作終了後、一方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を開始すると共に、他方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を終了して前記水入れ替え動作を開始することを特徴としている。
【0008】
また、請求項3のサウナ装置では、前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で実施される前記水入れ替え動作が開始される所定時間b以前から、他方の前記ミスト発生装置でサポート動作を実施することを特徴としている。
【0009】
また、請求項4のサウナ装置では、給水管及び排水管が接続され、水の貯水及び排水が可能な貯水タンクと、前記貯水タンクの水中に設置されON/OFF状態が切り替え可能な加熱ヒータと、前記貯水タンク内の貯水温度を検知する貯水温度センサと、前記貯水室内の水を回転により汲み上げて外周方向へ飛散させる回転体と、当該回転体を回転可能となるように軸支した駆動軸と接続するミストモータと、前記回転体により飛散した水が衝突する衝突体と、を有するミスト発生装置を複数有し、各ミスト発生装置により発生したミストを室内へ送風する送風ファンと、室内温度を検知する室内温度センサと、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記室内温度を所望の温度としつつ、前記貯水温度を第1の所定温度となるよう制御すると共に、前記ミスト発生装置で発生したミストを前記送風ファンで室内へ送風する通常運転を実施し、前記通常運転中に定期的に前記加熱ヒータ及び前記ミストモータを停止させ貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施する制御部と、を備え、前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置で前記水入れ替え動作が実施されるより前に、他方の前記ミスト発生装置に対し、前記加熱ヒータのON/OFF状態を切り替えて前記貯水温度を前記第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつ前記ミストモータの回転数を前記通常運転より高くするサポート動作を実施して、前記貯水温度が前記第2の所定温度に到達したら、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作を開始することを特徴としている。
【0010】
また、請求項5のサウナ装置では、前記制御部は、一方の前記ミスト発生装置の前記水入れ替え動作終了後、一方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を開始し、前記貯水温度が前記第2の所定温度に到達したら、他方の前記ミスト発生装置の前記サポート動作を終了して前記水入れ替え動作を開始することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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