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公開番号
2025084200
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197910
出願日
2023-11-22
発明の名称
皮膚外用剤
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
主分類
A61K
8/49 20060101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ナイアシンアミドを配合しながらも、使用感に優れた皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】(A)ナイアシンアミド3質量%以上、(B)トラネキサム酸、(C)D-パントテニルアルコール、並びに、(D)多価アルコール、(E)増粘剤、及び、(F)油剤から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ナイアシンアミド 3質量%以上、
(B)トラネキサム酸、
(C)D-パントテニルアルコール、並びに、
(D)多価アルコール、(E)増粘剤、及び、(F)油剤から選ばれる少なくとも1種
を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
さらに、(G)殺菌剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
(G)が、サリチル酸又はその塩、イソプロピルメチルフェノールから選ばれる少なくとも1種である請求項2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
水中油型乳化物であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の皮膚外用剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイアシンアミド、トラネキサム酸、並びに、D-パントテニルアルコールを含有する皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ナイアシンアミドは、美白、抗シワ、アンチエイジングとしての効果を有することから、ナイアシンアミドを配合した様々な皮膚外用剤が提案されている(特許文献1)。これらの効果を発揮するためには、ナイアシンアミドを多量に配合する必要があるが、ナイアシンアミドを配合した化粧料は、使用感に課題がある。また、肌への効果を期待して皮膚外用剤にトラネキサム酸やD-パントテニルアルコールを配合することも提案されているが、これらの成分の配合も、使用感に課題があることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-063061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者らは、ナイアシンアミドを含有しながらも、使用感に優れた皮膚外用剤の提供を課題として、種々の検討を行った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
その結果、本発明者らは、ナイアシンアミドと共に、トラネキサム酸、D-パントテニルアルコール、並びに、多価アルコール、増粘剤、及び、油剤から選ばれる少なくとも1種を含有する皮膚外用剤とすることで、使用感に優れた皮膚外用剤の開発に成功し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
<1>(A)ナイアシンアミド 3質量%以上、
(B)トラネキサム酸、
(C)D-パントテニルアルコール、並びに、
(D)多価アルコール、(E)増粘剤、及び、(F)油剤から選ばれる少なくとも1種
を含有することを特徴とする皮膚外用剤
<2>さらに、(G)殺菌剤を含有することを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<3>(B)トラネキサム酸が0.1質量%以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<4>D-パントテニルアルコールが0.01量%以上であることを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<6>(D)多価アルコール、(E)増粘剤、及び、(F)油剤を含有することを特徴とする<1>に記載の皮膚外用剤。
<7>(G)が、サリチル酸又はその塩、イソプロピルメチルフェノールから選ばれる少なくとも1種である<2>に記載の皮膚外用剤。
<8>(G)殺菌剤が0.01質量%以上であることを特徴とする<2>に記載の皮膚外用剤。
<9>水中油型乳化物であることを特徴とする<1>又は<2>のいずれかに記載の皮膚外用剤。
【0007】
本発明によれば、ナイアシンアミド、トラネキサム酸、並びに、D-パントテニルアルコールと共に多価アルコール、増粘剤、及び、油剤から選ばれる少なくとも1種を含有することにより、使用感に優れた皮膚外用剤を提供することができる。さらに、ナイアシンアミド、トラネキサム酸、並びに、D-パントテニルアルコールと共に多価アルコール、増粘剤、及び、油剤から選ばれる少なくとも1種と、殺菌剤とを含有することにより、使用感とともに、保湿性、安定性に優れた皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の皮膚外用剤ついて詳細を説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0009】
<(A)ナイアシンアミド>
本発明の皮膚外用剤は、ナイアシンアミドを含有することを特徴とする。ナイアシンアミドはナイアシン(ニコチン酸/ビタミンB
3
)のアミドであり、ビタミンB群の1種で水溶性ビタミンである。本発明において、ナイアシンアミドは、通常化粧品や医薬部外品等で使用されているものを用いることができ、例えば、天然物から抽出したもの、それを精製したもの、公知の方法によって合成したものなど、市販品を使用することもできる。
【0010】
本発明の皮膚外用剤において、ナイアシンアミドは、その効果を発揮する観点から皮膚外用剤中、3質量%以上配合されるが、その効果を享受する観点から、4質量%以上が好ましく、5質量%以上であることが特に好ましい。その上限は特に制限はないが30質量%以下が好ましく、より好ましくは20質量%以下であり、使用感に優れ、かつ、ナイアシンアミドの効果を享受した皮膚外用剤が得られる観点から、特に好ましくは10質量%以下である。本発明の皮膚外用剤におけるナイアシンアミドの含有量は、例えば高速液体クロマトグラフィーにより分析することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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