TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024161641
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023076443
出願日
2023-05-08
発明の名称
染毛方法
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A61K
8/19 20060101AFI20241113BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、頭皮アレルギーを発症しない又は軽症であると共に、発色に優れた染毛方法を提供することである。
【解決手段】本発明に係る染毛方法は、アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混ぜ合わせてペースト状の混合物を生成する工程、羽毛由来のケラチンを含む第1液とヘマチンを含む第2液を混合した混合液を、泡状にして前記混合物に混ぜ合わせてペースト状の染毛塗布物を作成する工程、前記染毛塗布物を毛髪に塗布する工程、前記染毛塗布物を塗布した前記毛髪をラップフィルムで包み所定時間放置する工程、前記ラップフィルムを取り除き、前記毛髪を空気中に所定時間晒す工程、前記空気中に所定時間晒した前記毛髪から前記染毛塗布物を洗い流す工程、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混ぜ合わせてペースト状の混合物を作製する工程、
ヘマチンを含む第1液と羽毛由来のケラチンを含む第2液を混合した混合液を、泡状にして前記混合物に混ぜ合わせてペースト状の染毛塗布物を作製する工程、
前記染毛塗布物を毛髪に塗布する工程、
前記染毛塗布物を塗布した前記毛髪をラップフィルムで包み、所定時間放置する工程、
前記ラップフィルムを取り除き、前記毛髪を空気中に所定時間晒す工程、
前記空気中に所定時間晒した前記毛髪から前記染毛塗布物を洗い流す工程、
を含む
ことを特徴とする染毛方法。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記空気中に所定時間晒した前記毛髪から前記染毛塗布物を洗い流す工程の後、ヘマチンを含む第3液を毛髪になじませる行程を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載した染毛方法。
【請求項3】
前記第1液と前記第2液の混合比率は質量比において1対1である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した染毛方法。
【請求項4】
前記混合液は、前記混合物に対し、質量比において5%の割合で混合する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載した染毛方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混合して用いる染毛方法に関する。
詳しくは、アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混合した混合剤を用いて染毛した場合であっても、頭皮におけるアレルギー性接触皮膚炎(以下「頭皮アレルギー」という。)が生じない染毛方法に関する。
更に詳しくは、アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混合した混合剤を用いて染毛した場合において、頭皮アレルギーを発症した被染毛者であっても、頭皮アレルギーを発症すること無く、アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を用いて染毛することができる染毛方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
染毛方法に関する第1の従来技術として、酸化染毛中間体である酸化染料を主成分とする第1剤と、過酸化水素などの酸化剤を含む第2剤とからなる酸化型染毛剤を用いた染毛方法が知られている(特許文献1参照)。
酸化染料の代表的成分はパラフェニレンジアミンであり、その他にパラアミノフェノールやトルエン-2,5-ジアミン等がある。
【0003】
第2の従来技術として、頭皮アレルギーの発症を防ぐため、パラフェニレンジアミンを用いない染毛剤を用いる染毛技術が知られている(特許文献2)。
第3の従来技術として、塩基性染料と共に、タンパク質、具体的には、羊毛由来の加水分解ケラチンを含む染毛剤を用いて染毛とトリートメントを同時に行う染毛技術が知られている(特許文献3)。
第4の従来技術として、羽毛由来のケラチンを毛髪に塗布して浸透させ、その後、毛髪に酸含有液剤を塗布して染毛やパーマネント処理をする技術が知られている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-99512
特許第6656786号
特開2023-15916
特許第4931010号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第1の従来技術において、酸化染料を用いた染毛は、染色の鮮やかさや染色が長持ちする利点があるものの、パラフェニレンジアミン等の酸化染料、及び過酸化水素水等の酸化剤が用いられているため、条件によっては、頭皮アレルギーを発症することが知られている。
なお、酸化染料等を用いて染毛する場合、頭皮アレルギーの発症を防止するため、染毛前に、パッチテストといわれる皮膚アレルギー試験を行うことが推奨されている。
第2の従来技術において、草木染又は天然系染毛料を用いるので、ブラウン系や黒染の着色に制限され、鮮やかな色に染毛する要望には適さない場合がある。
第3の従来技術において、塩基性染料は毛髪の表面に付着して発色するので、着色が長持ちしない課題がある。また、羊毛由来の加水分解ケラチンは毛髪のトリートメント(毛髪の内部補修、毛髪の表面保護)作用、効果を生じるものである。
第4の従来技術において、羽毛由来のケラチンを毛髪に塗布して5~10分放置した後、酸含有液剤を塗布してトリートメントを行い、次いで、羽毛由来のケラチンと酸含有液剤を毛髪から洗い流した後、酸化染毛剤によって染毛する。よって、羽毛由来のケラチンは、染毛時には何らの効能を生じない。
【0006】
本発明の目的は、頭皮アレルギーを発症しないと共に、発色に優れた染毛方法を提供することである。詳しくは、過去に酸化染料及び酸化剤を用いて染毛を行った際に、頭皮アレルギーを発症した被染毛者(アナフィラキシー発症者を除く。)であっても、頭皮アレルギーの発症を防止又は大幅に軽減できる染毛方法を提供することである。
なお、頭皮アレルギーの発症を大幅に軽減できるとは、頭皮の痛みやかゆみを生じた場合であっても軽微であり、医師による診療を受けるまでもない程度の軽症状をいう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、請求項1に係る第1の発明は以下のように構成されている。
アルカリ剤と酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤を混ぜ合わせてペースト状の混合物を作製する工程、
ヘマチンを含む第1液と羽毛由来のケラチンを含む第2液を混合した混合液を、泡状にして前記混合物に混ぜ合わせてペースト状の染毛塗布物を作製する工程、
前記染毛塗布物を毛髪に塗布する工程、
前記染毛塗布物を塗布した前記毛髪をラップフィルムで包み、所定時間放置する工程、
前記空気中に所定時間晒した前記毛髪から前記染毛塗布物を洗い流す工程、
を含むことを特徴とする染毛方法である。
【0008】
この目的を達成するため、請求項2に係る第2の発明は以下のように構成されている。
前記空気中に所定時間晒した前記毛髪から前記染毛塗布物を洗い流す工程の後、ヘマチンを含む第3液を毛髪になじませる行程を実行する
ことを特徴とする第1の発明の染毛方法である。
【0009】
この目的を達成するため、請求項3に係る第3の発明は以下のように構成されている。
前記第1液と前記第2液の混合比率は質量比において1対1である
ことを特徴とする第1の発明の染毛方法である。
【0010】
この目的を達成するため、請求項4に係る第4の発明は以下のように構成されている。
前記混合液は、前記混合物に対し、質量比において5%の割合で混合する
ことを特徴とする第1又は第2の発明の染毛方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
歯の掃除具
12日前
個人
男性用下着
4か月前
個人
錠剤撒き器
2か月前
個人
穿刺補助具
4か月前
個人
身体牽引装置
22日前
個人
乗馬テラピー
27日前
個人
発熱器具
12日前
個人
染毛方法
今日
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
個人
動体視力強化装置
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
2か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
2か月前
個人
鼻腔拡張具
2か月前
個人
磁器治療器
26日前
株式会社ナカニシ
生検針
26日前
個人
血管硬化度算出方法
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
26日前
個人
マウスピース
4か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
21日前
個人
唾液分泌促進具
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
26日前
個人
圧排器具
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
クラシエ株式会社
香料組成物
4か月前
株式会社TAT
冷却具
3か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
27日前
個人
バックモールロボット。
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
3か月前
株式会社コーセー
水系化粧料
4か月前
続きを見る
他の特許を見る