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公開番号2025037445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144381
出願日2023-09-06
発明の名称美白化粧料
出願人株式会社ノエビア
代理人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20250311BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
本発明は特定の成分を併用することにより、美白有効成分によるべたつきを軽減し、透明性が高く、良好な使用感及び安定性を有する美白化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】
下記(A)～(D)を含有する美白化粧料を提供することである。
(A)トラネキサム酸、アスコルビン酸誘導体、アルブチン、ナイアシンアミドからなる群より選択される1種又は2種以上
(B)テトラエステル油
(C)イヌリン脂肪酸エステル
(D)ダイマー酸エステル
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記（Ａ）～（Ｄ）を含有する美白化粧料を提供することである。
（Ａ）トラネキサム酸、アスコルビン酸誘導体、アルブチン、ナイアシンアミドからなる群より選択される１種又は２種以上
（Ｂ）テトラエステル油
（Ｃ）イヌリン脂肪酸エステル
（Ｄ）ダイマー酸エステル

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、美白化粧料に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
化粧料等に使用可能な組成物を検討する場合、様々な成分を組み合わせるなど、付加価値を高めるための技術開発がなされている。一般に化粧料等に求められる機能は多岐に渡り、高い紫外線防御効果や美白効果等が求められている。しかしながら、高い日焼け止め効果を期待して金属酸化物を多く配合すると皮膚に塗布したときに化粧料の透明感が得られない（白浮きする）場合や金属酸化物によるきしみが発生するという課題がある。また、美白有効成分を配合するとべたつきや、肌なじみの悪さが発生するという課題があり、これらの課題解決のために鋭意研究されている。
【０００３】
近年では複数の効果を組み合わせたものも開発されている（特許文献１）。特許文献２では、スクワランを配合することによりべたつきを抑え、透明感を有する日焼け止め化粧料が記載されている。しかしながら、きしみについては検討されておらず、透明感についてもさらに改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１３－１９９４５１号公報
特許第６４４５７８７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は特定の成分を併用することにより、美白有効成分によるべたつきを軽減し、透明性が高く、良好な使用感及び安定性を有する美白化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
下記（Ａ）～（Ｄ）を含有する美白化粧料を提供することである。
（Ａ）トラネキサム酸、アスコルビン酸誘導体、アルブチン、ナイアシンアミドからなる群より選択される１種又は２種以上
（Ｂ）テトラエステル油
（Ｃ）イヌリン脂肪酸エステル
（Ｄ）ダイマー酸エステル
【発明の効果】
【０００７】
本発明の美白化粧料は特定の成分を併用することにより、美白有効成分によるべたつきを軽減し、透明性が高く、良好な使用感及び安定性を有するという効果を発揮する。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下本発明を実施するための形態を説明する。
【０００９】
［トラネキサム酸］
本発明の美白化粧料に配合し得るトラネキサム酸は水溶性のｔ－シクロアミノ酸誘導体であり、通常化粧料等に用いられるものであれば、その原料、製造方法、精製方法等は特に限定されない。
【００１０】
［アスコルビン酸誘導体］
本発明の美白化粧料に配合し得るアスコルビン酸誘導体は通常化粧料等に用いられるものであれば、その原料、製造方法、精製方法等は特に限定されない。具体的には、ビタミンＣ誘導体としてパルミチン酸アスコルビルリン酸３Ｎａ、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、（アスコルビル/トコヘリル）リン酸Ｋ、アスコルビン酸－２リン酸－６パルミチン酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸Ｎａ、アスコルビルリン酸Ｍｇなどが例示される。本発明においては、その効果の点からアスコルビルグルコシドを用いることが好ましい。これらのアスコルビン酸誘導体は一種を単独で使用してもよく、また二種以上を組み合わせて使用してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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