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公開番号2025096936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212942
出願日2023-12-18
発明の名称洗浄剤組成物
出願人クラシエ株式会社
代理人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】30℃において固形状の非イオン性界面活性剤に起因する特有の臭気をマスキングするとともに、ポンプフォーマーから吐出される泡が良好な香り立ちを呈する皮膚洗浄剤を提供する。
【解決手段】皮膚洗浄剤組成物は、(A)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、(B)リモネンを含有する天然香料、またはシネオールおよびピネンを含有する天然香料から選ばれる1種または2種以上の天然香料と、(C)リナロールおよびリナリルアセテートを含有する天然香料と、水と、を含有し、(B)成分と(C)成分の質量比(B)/(C)が0.2~2.0である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、
(B)リモネンを含有する天然香料、またはシネオールおよびピネンを含有する天然香料から選ばれる1種または2種以上の天然香料と、
(C)リナロールおよびリナリルアセテートを含有する天然香料と、
水と、を含有し、
(B)成分と(C)成分の質量比(B)/(C)が0.2~2.0であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
(B)成分がオレンジ、レモン、グレープフルーツ、ユズ、ユーカリ、ローズマリーまたはセージから抽出される天然香料であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項3】
(C)成分がベルガモット、ラバンジンまたはラベンダーから抽出される天然香料であることを特徴とする請求項1または2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項4】
(B)成分と(C)成分の合計含有量が、皮膚洗浄剤組成物総量に対し0.01~0.3質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項5】
ポンプフォーマー充填用であることを特徴とする請求項1または2に記載の皮膚洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品などの分野においては、製品を製造する際に好ましくない臭気を様々な香料を用いてマスキングすることは汎用の技術として、広く一般に適用されている(非特許文献1~2参照)。
【0003】
上記マスキングの技術は、シャンプーやボディソープなどの洗浄剤組成物の分野にも応用され、商品の原料臭低減や嗜好性向上において大きな役割を担っている。特に、皮膚洗浄剤組成物の主成分として用いられている界面活性剤は特有の臭気を有することから、皮膚洗浄剤組成物として用いる際には香料を用いて臭気をマスキングすることが一般的である(特許文献1、特許文献2)。
【0004】
近年の消費者のナチュラル志向の高まりを受け、天然香料のみからなる界面活性剤の臭気を抑制した香料組成物、および当該香料組成物を含有する皮膚洗浄剤組成物が求められるなか、界面活性剤の臭気を天然香料のみにてマスキングし、かつ良好な香り立ちを呈することを可能とする技術は研究途上であり、今後の技術開発が期待される分野である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-081802号公報
特開2016-150927号公報
【非特許文献】
【0006】
周知慣用技術集「香料」第I部香料一般、日本国特許庁、1999年1月29日発行、230-250頁
周知慣用技術集「香料」第III部香粧品用香料、日本国特許庁、2001年6月15日発行、532-535頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
皮膚洗浄剤には、30℃において固形状の非イオン性界面活性剤を用いることがある。そのような皮膚洗浄剤を製造する際、当該非イオン性界面活性剤を加熱溶解する必要があるが、非イオン性界面活性剤は、加熱に伴い特有の臭気を放つ。そのため、非イオン性界面活性剤を含む皮膚洗浄剤において、非イオン性界面活性剤特有の臭気をマスキングすることが望まれている。また、上記皮膚洗浄剤は、泡立てる手間を省けることや手軽にクリーミィな泡を得られることから、ポンプフォーマーのような泡吐出容器に充填されて使用されることもある。そのため皮膚洗浄剤は、非イオン性界面活性剤特有の臭気をマスキングするだけなく、使用時に良好な香り立ちを呈することも求められている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、30℃において固形状の非イオン性界面活性剤に起因する特有の臭気をマスキングするとともに、ポンプフォーマーから吐出される泡が良好な香り立ちを呈する皮膚洗浄剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記問題点を鋭意研究した結果、
(A)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、
(B)リモネンを含有する天然香料または、シネオールおよびピネンを含有する天然香料から選ばれる1種または2種以上の天然香料と、
(C)リナロールおよびリナリルアセテートを含有する天然香料と、
水と、を組み合わせた場合に、非イオン性界面活性剤に起因する特有の臭気に対し優れたマスキング効果を示すことを見出し、本発明を完成した。
【0010】
本発明に係る皮膚洗浄剤組成物は、(A)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルと、(B)リモネンを含有する天然香料、またはシネオールおよびピネンを含有する天然香料から選ばれる1種または2種以上の天然香料と、(C)リナロールおよびリナリルアセテートを含有する天然香料と、水と、を含有し、(B)成分と(C)成分の質量比(B)/(C)が0.2~2.0である。
(【0011】以降は省略されています)

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