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公開番号
2025035296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142247
出願日
2023-09-01
発明の名称
電池パック
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
50/367 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池モジュールの上面から発煙ガスが発生した際に、ケースの断熱を図りつつ、排煙を促進させることができる電池パックを提供すること。
【解決手段】本発明の電池パックは、複数の電池セルが配列方向に並んで配置された電池モジュールと、電池モジュールを収容するケースと、を備える電池パックであって、電池モジュールの上面と対向する天板部と、電池モジュールの配列方向と直交する方向にある側面と対向する側板部とによって、配列方向と直交する断面がL字状をなすように構成された耐熱絶縁板を、電池モジュールの上面に載置しており、電池モジュールの高さ方向で耐熱絶縁板が変位可能に構成した。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルが配列方向に並んで配置された電池モジュールと、
前記電池モジュールを収容するケースと、
を備える電池パックであって、
前記電池モジュールの上面と対向する天板部と、前記電池モジュールの前記配列方向と直交する方向にある側面と対向する側板部とによって、前記配列方向と直交する断面がL字状をなすように構成された耐熱絶縁板を、前記電池モジュールの前記上面に載置しており、
前記電池モジュールの高さ方向で前記耐熱絶縁板が変位可能に構成したことを特徴とする電池パック。
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【請求項2】
前記配列方向と直交する方向で前記側板部を挟んで前記電池モジュールと対向する位置に、前記耐熱絶縁板の前記高さ方向の変位をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記耐熱絶縁板は、マイカ板であることを特徴とする請求項1または2に記載の電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の電池パックは、バッテリセルの障害時に発生した高温気体を、バッテリセルハウジングの内部から高圧バッテリのハウジングへ排出可能な緊急抜気開口部が配置された範囲において、高圧バッテリのハウジングの壁部に熱保護層を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-528296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の電池セルが配列方向に並んで配置された電池モジュールをケースに収容した電池パックにおいては、電池モジュールの上面から発煙ガスが発生した際に、ケースの断熱と発煙ガスの排煙との両立に改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電池モジュールの上面から発煙ガスが発生した際に、ケースの断熱を図りつつ、排煙を促進させることができる電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電池パックは、複数の電池セルが配列方向に並んで配置された電池モジュールと、前記電池モジュールを収容するケースと、を備える電池パックであって、前記電池モジュールの上面と対向する天板部と、前記電池モジュールの前記配列方向と直交する方向にある側面と対向する側板部とによって、前記配列方向と直交する断面がL字状をなすように構成された耐熱絶縁板を、前記電池モジュールの前記上面に載置しており、前記電池モジュールの高さ方向で前記耐熱絶縁板が変位可能に構成したことを特徴とするものである。
【0007】
これにより、電池モジュールの上面から発煙ガスが発生した際に、耐熱絶縁板によってケースの断熱を図りつつ、耐熱絶縁板によって発煙ガスを任意の方向に誘導して排煙を促進させることができる。
【0008】
また、上記において、前記配列方向と直交する方向で前記側板部を挟んで前記電池モジュールと対向する位置に、前記耐熱絶縁板の前記高さ方向の変位をガイドするガイド部材を設けてもよい。
【0009】
これにより、電池モジュールの上面から発煙ガスが発生した際に、発煙ガスの圧力によって電池モジュールの高さ方向に耐熱絶縁板をスムーズに変位させることが可能となる。
【0010】
また、上記において、前記耐熱絶縁板は、マイカ板としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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