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公開番号2025033288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138907
出願日2023-08-29
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の左側及び右側の骨格部材に電池パックを取り付ける場合において、車両の左又は右方向から入力される外力への耐性の高い電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは、アッパーカバーと、ロアケースとを備える。アッパーカバーは、車両のフロアパネルに対向して配置される。ロアケースは、アッパーカバーと組み合わされる。車両の幅方向において、ロアケースの開口縁部はアッパーカバーの左端部及び右端部と組み合わされて左フランジ及び右フランジをそれぞれ形成する。車両の幅方向において、左フランジ及び右フランジの各上面は、フロアパネルと対向するアッパーカバーの上面より下方に位置する。フロアパネルと対向するアッパーカバーの上面は、左フランジ及び右フランジの各上面と段差を形成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電池スタックを収容する電池パックであって、
前記車両のフロアパネルに対向して配置されるアッパーカバーと、
前記アッパーカバーと組み合わされるロアケースと、
を備え、
前記車両の幅方向において、前記ロアケースの開口縁部は前記アッパーカバーの左端部及び右端部と組み合わされて左フランジ及び右フランジをそれぞれ形成し、
前記左フランジは前記フロアパネルの左方に設けられる前記車両の左骨格部材に取り付けられ、前記右フランジは前記フロアパネルの右方に設けられる前記車両の右骨格部材に取り付けられ、
前記幅方向において、前記左フランジ及び右フランジの各上面は、前記フロアパネルと対向する前記アッパーカバーの上面より下方に位置し、
前記フロアパネルと対向する前記アッパーカバーの上面が、前記左フランジ及び右フランジの各上面と段差を形成する
ことを特徴とする電池パック。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電池パックであって、
前記幅方向において、前記左フランジ及び右フランジが、前記電池スタックよりも上方に位置する
ことを特徴とする電池パック。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電池パックであって、
前記電池スタックの上面が、前記左フランジ及び右フランジの各位置において前記左端部及び右端部の各下面と対向する前記開口縁部の表面よりも下方に位置する
ことを特徴とする電池パック。
【請求項4】
請求項3に記載の電池パックであって、
前記左端部の下面と、前記左端部の下面と対向する前記開口縁部の表面との間に、これらの表面の間に形成される隙間をシールするシール部材が設けられ、
前記右端部の下面と、前記右端部の下面と対向する前記開口縁部の表面との間に、これらの表面の間に形成される隙間をシールするシール部材が設けられる
ことを特徴とする電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される電池スタックを収容する電池パックに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許第6451685号公報は、車両のアンダーボディに取り付けられる電池パックの取付構造を開示する。この従来の構造において、アンダーボディは、車両の骨格部材に架け渡されたフロアパネルを含んでいる。電池パックは、フロアパネルに対向して配置されるアッパーカバーと、このアッパーカバーと組み合わされるロアケースと、を備えている。アッパーカバーとロアケースの間に形成される空間には、電池スタックが収容されている。また、車両の前側及び後側における電池パックの側面には、それぞれフレームが設けられている。電池パックは、これらのフレームを介して骨格部材に取り付けられている。つまり、従来の構造において、電池パックは、車両の前側及び後側の骨格部材の位置でアンダーボディに取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6451685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の左側及び右側の骨格部材に電池パックを取り付けることを考える。この場合は、左又は右方向からの外力が入力されたときの電池パックの構造の維持が重要となる。しかしながら、従来の構造の電池パックはアッパーカバーが単純な板状部材であるため、アッパーカバーのロアケースとの合わせ面が開きやすいという課題がある。
【0005】
本開示の1つの目的は、車両の左側及び右側の骨格部材に電池パックを取り付ける場合において、車両の左又は右方向から入力される外力への耐性の高い電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両に搭載される電池スタックを収容する電池パックであり、次の特徴を有する。前記電池パックは、アッパーカバーと、ロアケースとを備える。前記アッパーカバーは、前記車両のフロアパネルに対向して配置される。前記ロアケースは、前記アッパーカバーと組み合わされる。
前記車両の幅方向において、前記ロアケースの開口縁部は前記アッパーカバーの左端部及び右端部と組み合わされて左フランジ及び右フランジをそれぞれ形成する。前記左フランジは、前記フロアパネルの左方に設けられる前記車両の左骨格部材に取り付けられる。前記右フランジは、前記フロアパネルの右方に設けられる前記車両の右骨格部材に取り付けられる。
前記幅方向において、前記左フランジ及び右フランジの各上面は、前記フロアパネルと対向する前記アッパーカバーの上面より下方に位置する。前記フロアパネルと対向する前記アッパーカバーの上面は、前記左フランジ及び右フランジの各上面と段差を形成する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電池パックによれば、アッパーカバーの上面が左フランジ及び右フランジの各上面と段差を形成する。そのため、車両の左又は右方向から入力される外力に段差が対抗することでアッパーカバーとロアケースの合わせ面の開きを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る電池パックの配置例を示す図である。
実施形態に係る電池パックの構成例を説明する図である。
図2に示した電池パックの特徴部分を示した図である。
実施形態に係る電池パックによる効果を説明する図である。
実施形態に係る電池パックによる効果を説明する図である。
実施形態に係る電池パックによる効果を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。ただし、以下に示す実施形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、本発明に必ずしも必須のものではない。
【0010】
1.電池パック
図1は、本開示の実施形態に係る電池パック1の配置例を示す図である。図2は、電池パック1の構成例を説明する図である。尚、図1に示されるX軸は車両VHの前後方向(長さ方向)に相当し、図1及び図2に示されるY軸は車両VHの左右方向(幅方向)に相当し、図2に示されるZ軸は車両VHの上下方向(高さ方向)に相当する。より詳細に、X軸の正方向が前方向に相当し、Y軸の正方向が右方向に相当し、Z軸の正方向が上方向に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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