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公開番号2024157573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023071915
出願日2023-04-26
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60J 5/00 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】車外の搭乗者に対して着座しようとする座席の占有状況を事前に伝える。
【解決手段】車両200への接近者Dを検知するドア接近センサ1と、車内の各座席201の占有状況を検知する車内カメラ2及び座席感圧部3と、車外への投影表示を行うロードプロジェクタ5と、CPU81と、を備え、ステップS10でドア接近センサ1の検知結果に基づき接近者Dが乗り込もうとする対応ドア202aと座席201を予測・決定し、ステップS20で車内カメラ2及び座席感圧部3の検知結果に基づき、決定された座席201への着座が可能か否かを判定し、ステップS25~S60において、決定された座席201が着座が可能と判定された場合には対応する誘導表示を投影表示するとともに、着座が不可能と判定された場合には対応する非誘導表示を投影表示する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の座席と複数の乗降ドアとを備えた車両に設けられる車両用表示装置であって、
前記車両に対する外部からの接近者を検知する接近検知部と、
前記車両の内部における前記座席の占有状況を検知する占有検知部と、
前記車両の外部へ所望の投影表示を行う投影部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記接近検知部の検知結果に基づき、前記複数の乗降ドアのうち前記接近者が乗り込もうとする1つの乗降ドアを予測するドア予測処理と、
前記複数の座席のうち、前記ドア予測処理で予測された前記1つの乗降ドアに対応する1つの前記座席を決定するドア決定処理と、
前記占有検知部の検知結果に基づき、前記ドア決定処理で決定された前記1つの座席への着座が可能か否かを判定する着座判定処理と、
前記着座判定処理の判定結果に基づき、前記1つの座席が人物又は物体で占有されておらず着座が可能と判定された場合には、対応する第1投影表示を前記投影部により行うとともに、前記1つの座席が人物又は物体で占有されており着座が不可能と判定された場合には、対応する第2投影表示を前記投影部により行う、切替投影処理と、
を実行することを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記切替投影処理での前記第1投影表示は、路面上に投影され前記接近者を前記1つの乗降ドアへと誘導する第1誘導表示を含む
ことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記切替投影処理での前記第2投影表示は、路面上に投影され前記接近者を前記1つの乗降ドアとは異なる別の乗降ドアへと誘導する第2誘導表示を含む
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記切替投影処理での前記第2投影表示は、前記1つの座席を占有している前記人物又は前記物体を模した模擬画像表示を含む
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記車両は、
後部荷台を開放可能なテールゲートと、
前記後部荷台における荷物積載状況を検知する積載検知部と、
をさらに備え、
前記制御部は、さらに、
前記積載検知部の検知結果に基づき、前記後部荷台における前記荷物の積載量が所定の閾値に達したか否かを判定する積載判定処理と、
前記積載判定処理により、前記荷物の積載量が前記閾値に達していると判定された場合には、対応する警告表示を前記投影部により行う、警告投影処理と、
を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、
前記接近検知部の検知結果に基づき前記接近者に対する認証を行う認証処理と、
前記認証処理による認証に成功しかつ前記着座判定処理において前記1つの座席の着座が可能と判定された場合には、前記1つの座席に対応する前記1つの乗降ドアのロック解除及び前記切替投影処理による前記第1投影表示を行うとともに、当該1つの乗降ドア開扉を行う、第1ロック解除処理と、
前記認証処理による認証に成功しかつ前記着座判定処理において前記1つの座席の着座が不可能と判定された場合には、前記1つの座席に対応する前記1つの乗降ドアのロック解除及び前記切替投影処理による前記第2投影表示を行うとともに、当該1つの乗降ドアの開扉は行わない、第2ロック解除処理と、
を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて所望の表示を行う車両用表示装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の車両制御システムが知られている。この車両制御システム装置は、搭乗者が車両のドアに触れることなく当該ドアを開閉できるシステムであり、搭乗者の身体の一部による操作の有無が操作検知手段により検知されている状態であることを視覚的及び聴覚的な報知手段により搭乗者に報知する。これにより、搭乗者は自分の操作が車両に検知された状態であることを確実に認識でき、操作性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6405639号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の車両制御システムでは車内の状況まで検知し車外に報知する手段を有しておらず、例えば薄暗い屋内の駐車場や夜間の時間帯では車外にいる搭乗者から車内の状況を視認しにくい。このため、特定の座席にあらかじめ他の乗員が着座していたり荷物が積載されていることで着座できない場合であっても、車外の搭乗者からはその確認ができずに不用意にドアを開けてしまうという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車外の搭乗者に対して着座しようとする座席の占有状況を事前に伝えることのできる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の座席201と複数の乗降ドア202とを備えた車両200に設けられる車両用表示装置100であって、前記車両200に対する外部からの接近者Dを検知する接近検知部1と、前記車両200の内部における前記座席201の占有状況を検知する占有検知部2,3と、前記車両200の外部へ所望の投影表示を行う投影部5と、制御部81と、を備え、前記制御部81は、前記接近検知部1の検知結果に基づき、前記複数の乗降ドア202のうち前記接近者Dが乗り込もうとする1つの乗降ドア201aを予測するドア予測処理S10と、前記複数の座席201のうち、前記ドア予測処理201で予測された前記1つの乗降ドア202aに対応する1つの前記座席201を決定するドア決定処理S10と、前記占有検知部1,2の検知結果に基づき、前記ドア決定処理S10で決定された前記1つの座席201への着座が可能か否かを判定する着座判定処理S20と、前記着座判定処理S20の判定結果に基づき、前記1つの座席201が人物X又は物体で占有されておらず着座が可能と判定された場合には、対応する第1投影表示を前記投影部5により行うとともに、前記1つの座席201が人物X又は物体で占有されており着座が不可能と判定された場合には、対応する第2投影表示を前記投影部5により行う、切替投影処理S25~S60と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車外の搭乗者に対して着座しようとする座席の占有状況を事前に伝えることのできる車両用表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態による車両用表示装置を搭載した車両の全体構成を表す透過平面図。
車両用表示装置を搭載した車両の全体構成を表す透過側面図。
車両用表示装置のシステム構成を表す機能ブロック図。
搭乗対象の座席が非占有状況で着座可能な場合の車両の外部における誘導表示の投影表示態様を表す平面図。
搭乗対象の座席が占有状況で着座不可能な場合の車両の外部における誘導表示と非誘導表示の投影表示態様を表す平面図。
図5の投影表示態様に対応する室内ディスプレイの表示内容を表す図。
後部荷台で荷物の積載高さが所定高さ以上である場合の車両の外部における警告表示の投影表示態様を表す平面図。
制御ユニットのCPUによって実行される制御手順を示すフローチャートである。
非誘導表示に表示させるアイコンを例示する図。
全ての乗降ドアについて誘導表示と非誘導表示を投影表示する場合の車両の外部における投影表示態様を表す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0010】
本実施形態の車両用表示装置を搭載する車両の透過平面図を図1に示し、透過側面図を図2に示す。なお、以下では、表示装置の構成の理解を容易にするために、車両の前方側を「前(Fr.」、その反対側を「後(Re.)」、当該車両に搭乗した乗員から見た左側を「左(L)」、右側を「右(R)」、上側を「上(Up.)」、下側を「下(Lo.)」として各部を適宜説明する(各図中の矢印表記参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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