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公開番号
2025033970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140053
出願日
2023-08-30
発明の名称
動力伝達装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】潤滑範囲を拡大可能な動力伝達装置を提供する。
【解決手段】少なくとも3軸以上の回転軸を用いて回転力を伝達する動力機構と当該動力機構を覆うハウジングとを含む動力伝達装置の動力機構は、回転力が入力される入力軸を中心に第1回転方向に回転可能な第1歯車と、第1歯車から伝達された回転力を出力する出力軸を中心に第1回転方向と反対の第2回転方向に回転可能な第2歯車であって、鉛直方向に入力軸の中心よりも低い位置で回転可能な第2歯車とを備え、ハウジングは第2歯車を浸漬させる油貯留部と、第2歯車の歯面に対して第2歯車の最下部から第2回転方向に沿って、第2歯車の外周の約4分の1を覆うように延びる覆い部と、第2歯車の回転に伴い掻き上げられた油を、第1歯車の側面に沿って迂回させて第1歯車の歯面に給油する油供給経路であって、鉛直方向において入力軸の中心より高い位置に設けられた油供給経路とが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも3軸以上の回転軸を用いて回転力を伝達する動力機構と当該動力機構を覆うハウジングとを含む動力伝達装置であって、
前記動力機構は、
回転力が入力される入力軸を中心に第1回転方向に回転可能な第1歯車と、
前記第1歯車から伝達された回転力を出力する出力軸を中心に前記第1回転方向と反対の第2回転方向に回転可能な第2歯車であって、鉛直方向において前記入力軸の中心よりも低い位置で回転可能な前記第2歯車と、
を備え、
前記ハウジングは、
前記第2歯車を浸漬させる油が貯められた油貯留部と、
前記第2歯車の歯面に対して前記第2歯車の最下部から前記第2回転方向に沿って、前記第2歯車の外周の約4分の1を覆うように延びる覆い部と、
前記第2歯車の回転に伴い掻き上げられた油を、前記第1歯車の側面に沿って迂回させて前記第1歯車の歯面に給油する油供給経路であって、鉛直方向において前記入力軸の中心より高い位置に設けられた前記油供給経路と、
が形成された動力伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド車両の動力源としてのモータが採用される。このようなモータの回転力を伝達する動力機構として、例えば、歯車機構を用いる場合、歯車同士の摩擦、摩耗、噛み合いにより生じる熱などを低減させるための潤滑方法が必要となる。
【0003】
歯車機構に使用される潤滑方法として、潤滑対象部分まで潤滑剤を強制的に圧送する強制潤滑が知られている。しかし、強制潤滑を採用した場合、オイルポンプの搭載による、スペース増加、コストアップ、質量アップなどを招くおそれがある。このような問題を解消すべく、例えば、特許文献1に示したような油浴式潤滑が考えられる。油浴式潤滑では、歯車機構の回転に伴いオイル溜めのオイルが掻き上げられてハウジング内の歯車機構に対してオイルの供給を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-002026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、3軸以上の多軸の回転軸を有する歯車機構において油浴式潤滑を採用した場合、ハウジング内の配置スペースの関係から、油浴されている歯車から最も離れた歯車まで潤滑しようとしても十分にオイルを供給できないおそれがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、潤滑範囲を拡大可能な動力伝達装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
少なくとも3軸以上の回転軸を用いて回転力を伝達する動力機構と当該動力機構を覆うハウジングとを含む動力伝達装置である。動力機構は、回転力が入力される入力軸を中心に第1回転方向に回転可能な第1歯車と、第1歯車から伝達された回転力を出力する出力軸を中心に第1回転方向と反対の第2回転方向に回転可能な第2歯車であって、鉛直方向において入力軸の中心よりも低い位置で回転可能な第2歯車と、を備え、ハウジングは、第2歯車を浸漬させる油が貯められた油貯留部と、第2歯車の歯面に対して第2歯車の最下部から第2回転方向に沿って、第2歯車の外周の約4分の1を覆うように延びる覆い部と、第2歯車の回転に伴い掻き上げられた油を、第1歯車の側面に沿って迂回させて第1歯車の歯面に給油する油供給経路であって、鉛直方向において入力軸の中心より高い位置に設けられた油供給経路と、が形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、潤滑範囲を拡大可能な動力伝達装置を提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る動力伝達装置の一例を示す図である。
第1実施形態に係る動力伝達装置のA-A断面を矢印方向視した図である。
第1実施形態に係る動力伝達装置のB-B断面を矢印方向視した部分拡大図である。
油供給動作における油の流れの変化過程の途中を示した斜視図である。
油供給動作における油の流れの変化過程の途中を示した斜視図である。
油供給動作における油の流れの変化過程の途中を示した斜視図である。
第2実施形態に係る動力伝達装置を断面視した図である。
第2実施形態に係る動力機構を歯面方向視した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本実行形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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