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公開番号
2025071563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181840
出願日
2023-10-23
発明の名称
伝導妨害波測定装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
G01R
29/08 20060101AFI20250428BHJP(測定;試験)
要約
【課題】PLCによるノイズの影響を受けていない信号を用いてEMC試験を行うことができる伝導妨害波測定装置を提供する。
【解決手段】PLC回線を介して第1の機器と接続される第2の機器に対して実施されるEMC試験における伝導妨害波を測定する伝導妨害波測定装置であって、第2の機器による伝導妨害波とPLC信号とを含む対象信号をPLC回線から取得し、対象信号を分析する分析ユニットと、分析ユニットの分析結果に基づいて、伝導妨害波にPLC信号が重畳している期間は対象信号を測定せず、伝導妨害波にPLC信号が重畳していない期間に対象信号を測定する測定ユニットと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
PLC回線を介して第1の機器と接続される第2の機器に対して実施されるEMC試験における伝導妨害波を測定する伝導妨害波測定装置であって、
前記第2の機器による前記伝導妨害波とPLC信号とを含む対象信号を前記PLC回線から取得し、前記対象信号を分析する分析ユニットと、
前記分析ユニットの分析結果に基づいて、前記伝導妨害波に前記PLC信号が重畳している期間は前記対象信号を測定せず、前記伝導妨害波に前記PLC信号が重畳していない期間に前記対象信号を測定する測定ユニットと、を備える、伝導妨害波測定装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記分析ユニットは、リアルタイムスペクトラムアナライザであり、周波数マスクトリガ機能を使用し、前記PLC信号のスペクトルがないことを示すトリガを前記分析結果として前記測定ユニットに出力する、請求項1に記載の伝導妨害波測定装置。
【請求項3】
前記第2の機器は、電動車両であり、
前記第1の機器は、前記電動車両に電力を供給する充電設備であり、
前記EMC試験は、充電中の前記電動車両に対して実施される、請求項1または2に記載の伝導妨害波測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電中の車両に対して実施されるEMC(Electro-Magnetic Compatibility)試験における伝導妨害波を測定する装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、被測定物(電気電子機器など)から放射される電磁波のレベルを測定する電磁波測定システムが記載されている。この電磁波測定システムでは、EMI測定機器(EMIレシーバ)が、周囲からの外来ノイズ(周辺機器のEMIや放送波、都市ノイズなど)を遮断した信号を用いて、電磁波のレベルを測定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-233833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
充電方式にCCS(Combined Charging System)規格を採用した電動車両は、充電設備にケーブルを接続して充電を行っている間、充電設備とPLC(電力線通信)による通信を行っている。このため、充電中の電動車両に対して実施されるEMC試験における伝導妨害波測定において疑似電源回路網の測定端子で測定される周波数スペクトルは、電動車両から伝導した伝導妨害波のスペクトルにPLC信号のスペクトルが重畳したものとなる。PLC信号の周波数帯は、伝導妨害波の周波数帯と一部が重なる。
【0005】
EMC試験の信号にPLCによるノイズが含まれてしまうと、PLC信号と伝導妨害波とで重なる一部の周波数帯では、PLC通信中はEMIレシーバがノイズの影響を受けて妨害波スペクトルを正確に測定できない。妨害波スペクトルを正確に測定することができなければ、EMC試験の精度が低下する。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、PLCによるノイズの影響を受けていない信号を用いてEMC試験を行うことができる伝導妨害波測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、PLC回線を介して第1の機器と接続される第2の機器に対して実施されるEMC試験における伝導妨害波を測定する伝導妨害波測定装置であって、第2の機器による伝導妨害波とPLC信号とを含む対象信号をPLC回線から取得し、対象信号を分析する分析ユニットと、分析ユニットの分析結果に基づいて、伝導妨害波にPLC信号が重畳している期間は対象信号を測定せず、伝導妨害波にPLC信号が重畳していない期間に対象信号を測定する測定ユニットと、を備える、伝導妨害波測定装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の伝導妨害波測定装置によれば、PLCによるノイズの影響を受けていない信号を用いてEMC試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る伝導妨害波測定装置を用いた測定システム構成例
伝導妨害波測定のための充電設備、電動車両、及び疑似電源回路網の接続例
リアルタイムスペクトラムアナライザによるスペクトル測定の一例
トリガ条件成立時の伝導妨害波測定の様子を説明する図
トリガ条件不成立時の伝導妨害波測定の様子を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る伝導妨害波測定装置は、CCS規格の充電方式におけるPLC通信が間欠的に行われることに着目し、充電設備と電動車両とがPLC通信を行っていない期間にのみ妨害波スペクトルを測定する。これにより、PLCによるノイズの影響を受けていない信号を用いたEMC試験を実施することができる。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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