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公開番号
2025062241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171171
出願日
2023-10-02
発明の名称
画像表示システム
出願人
大成建設株式会社
代理人
個人
主分類
G01T
1/00 20060101AFI20250407BHJP(測定;試験)
要約
【課題】放射線による機器への影響を低減しつつ、放射線管理区域内外の作業者が互いの区画の状況を容易に確認できる画像表示システムを提供すること。
【解決手段】画像表示システム10は、放射線診療室2に設けられた耐放射線性を有する第1カメラ11と、放射線診療室2の外側の操作室3に設けられた第2カメラ13と、放射線診療室2に設けられて耐放射線性信号ケーブル30を介して第1カメラ11および第2カメラ13に接続された耐放射線性を有する第1モニタ12と、操作室3に設けられて耐放射線性信号ケーブル30を介して第1カメラ11に接続されるとともに、信号ケーブル31を介して第2カメラ13に接続された第2モニタ14と、を備える。第1モニタ12および第2モニタ14は、第1カメラ11で撮影した画像または第2カメラ13で撮影した画像を選択的に表示可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線管理区域の内外で双方向に画像を表示する画像表示システムであって、
前記放射線管理区域に設けられた耐放射線性を有する第1撮影装置と、
前記放射線管理区域の外側に設けられた第2撮影装置と、
前記放射線管理区域に設けられて耐放射線性信号ケーブルを介して前記第1撮影装置および前記第2撮影装置に接続された耐放射線性を有する第1表示装置と、
前記放射線管理区域の外側に設けられて耐放射線性信号ケーブルを介して前記第1撮影装置に接続されるとともに、信号ケーブルを介して前記第2撮影装置に接続された第2表示装置と、を備え、
前記第1撮影装置は、前記放射線管理区域を撮影して、前記撮影した画像を出力し、
前記第2撮影装置は、前記放射線管理区域の外側を撮影して、前記撮影した画像を出力し、
前記第1表示装置および前記第2表示装置は、前記第1撮影装置で撮影した画像または前記第2撮影装置で撮影した画像を選択的に表示可能であることを特徴とする画像表示システム。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記第1表示装置は、画像を表示する画像表示部と、前記画像表示部を放射線から保護する保護手段と、を備え、
前記保護手段は、画像表示部の表示面を覆う鉛ガラスまたは耐放射線性プラスチック板、あるいは、画像表示部に塗布された耐放射線性グリースまたは耐放射線性エポキシ樹脂系塗料であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線管理区域の内外で双方向に画像を表示する画像表示システムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、放射線管理区域の内外で双方向に画像を表示するシステムがある(特許文献1参照)。
特許文献1には、放射線管理区域に設置されている入退域管理装置に、そこの作業者の状況を撮像するCCDカメラとその作業者の声を受けるマイクとを設ける。また、中央監視所のチェックポイント監視装置に、CCDカメラからの映像を表示する表示部とマイクからの声を発するスピーカと監視員を撮像するCCDカメラと監視員の声を受けるマイクとを設ける。スピーカと表示部とを切り換えて、CCDカメラやマイクと合わせて、業務従事者と監視員とが互いの映像を見ながら交信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-211445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、放射線による機器への影響を低減しつつ、放射線管理区域内外の作業者が互いの区画の状況を容易に確認できる画像表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明の画像表示システム(例えば、後述の画像表示システム10)は、放射線管理区域(例えば、後述の放射線診療室2)の内外で双方向に画像を表示する画像表示システムであって、前記放射線管理区域に設けられた耐放射線性を有する第1撮影装置(例えば、後述の第1カメラ11)と、前記放射線管理区域の外側(例えば、後述の操作室3)に設けられた第2撮影装置(例えば、後述の第2カメラ13)と、前記放射線管理区域に設けられて耐放射線性信号ケーブル(例えば、後述の耐放射線性信号ケーブル30)を介して前記第1撮影装置および前記第2撮影装置に接続された耐放射線性を有する第1表示装置(例えば、後述の第1モニタ12)と、前記放射線管理区域の外側に設けられて耐放射線性信号ケーブルを介して前記第1撮影装置に接続されるとともに、信号ケーブル(例えば、後述の信号ケーブル31)を介して前記第2撮影装置に接続された第2表示装置(例えば、後述の第2モニタ14)と、を備え、前記第1撮影装置は、前記放射線管理区域を撮影して、前記撮影した画像を出力し、前記第2撮影装置は、前記放射線管理区域の外側を撮影して、前記撮影した画像を出力し、前記第1表示装置および前記第2表示装置は、前記第1撮影装置で撮影した画像または前記第2撮影装置で撮影した画像を選択的に表示可能であることを特徴とする。
【0006】
耐放射線性を有する第1撮影装置としては、サーモ・サイエンティフィック社製のPTZ耐放射線性CIDカメラであるCID8825AX1、サーモ・サイエンティフィック社製の耐放射線CIDモノクロカメラであるCID8725D、サーモ・サイエンティフィック社製の耐放射線CIDカラーカメラであるCID8825Dが挙げられる。
この発明によれば、放射線管理区域に第1撮影装置および第1表示装置を設置し、放射線管理区域外に第2撮影装置および第2表示装置を設置し、これらを耐放射線性信号ケーブルまたは信号ケーブルで接続した。
これにより、放射線管理区域内にいる作業者が、放射線管理区域から出ることなく、第1表示装置で表示される画像を通して放射線管理区域外の状況を確認できる。同様に、放射線管理区域外にいる作業者が、放射線管理区域に入ることなく、第2表示装置で表示される画像を通して放射線管理区域内の状況を確認できる。このように、放射線管理区域の内外の作業者が、互いの区画に入ることなく、互いの区画の状況を容易に確認できる。よって、作業者の放射線被ばくのリスクを最小限に抑えて、安全性を向上できる。
また、放射線管理区域内の第1撮影装置および第1表示装置を耐放射線性とし、これらを耐放射線性信号ケーブルで接続したので、放射線による機器への影響を低減できる。
【0007】
また、例えば、放射線管理区域を放射線診療室とし、放射線管理区域外を操作室とし、放射線診療室に配置された放射線機器を、操作室内の操作盤で操作するものとする。この場合、従来では、放射線診療室と操作室との間に鉛ガラスを設けておき、この鉛ガラスを通して操作室から放射線診療室内の状況を把握していた。しかし、本発明によれば、第2モニタを通して放射線診療室内の状況を把握できるから、鉛ガラスを設ける必要がなくなり、鉛の使用による環境負荷を低減できる。また、放射線診療室と操作室とを隣接してレイアウトする必要がなくなり、レイアウトの自由度が高まる。また、レイアウトの自由度が高まることで、設計の合理性を図れるようになり、従来よりも使用面積や設計コストを削減できる。第1表示装置に文字や絵を表示することで、聴覚障害の患者にメッセージを伝えることが可能となる。また、第1撮影装置を人の動きを追尾するように設定すれば、患者を追尾して、従来と比べて、きめ細かく患者を見守ることができる。また第1撮影装置の画像を所定時間おきに記憶装置に記憶させておけば、患者にインシデントが発生した際に、記憶した画像に基づいてインシデントの分析を行うことで、緊急事案に強い医療を患者に提供できる。
【0008】
第2の発明の画像表示システムは、前記第1表示装置は、画像を表示する画像表示部(例えば、後述の画像表示部20)と、前記画像表示部を放射線から保護する保護手段(例えば、後述の保護カバー21)と、を備え、前記保護手段は、画像表示部の表示面を覆う鉛ガラスまたは耐放射線性プラスチック板、あるいは、画像表示部に塗布された耐放射線性グリースまたは耐放射線性エポキシ樹脂系塗料であることを特徴とする。
【0009】
ここで、鉛ガラスは、例えば、放射線遮蔽ガラスである。
また、耐放射線性プラスチック板としては、例えば、Ensinger社製のPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PI(ポリイミド)、PEI(ポリエーテルイミド)、PPSU(ポリフェニルスルホン)、PSU(ポリスルホン)、PES(ポリエステル)が挙げられる。
また、耐放射線性グリースとしては、例えば、MORESCO社製ポリフェニルエーテルタイプのモレスコハイラッドRP-42、モレスコハイラッドRP-42R、モレスコハイラッドRP-42Sが挙げられる。
また、耐放射線性エポキシ樹脂系塗料としては、例えば、大日本塗料株式会社製のエポニックス#3100APや、関西ペイント株式会社製のエポマリンRXMプライマーが挙げられる。
【0010】
この発明によれば、放射線管理区域に設置される第1表示装置を、画像表示部と、この画像表示部を放射線から保護する保護手段と、を含んで構成した。さらに、保護手段を、画像表示部の表示面を覆う鉛ガラスまたは耐放射線性プラスチック板、あるいは、画像表示部に塗布された耐放射線性グリースや耐放射線性エポキシ樹脂系塗料とした。よって、第1表示装置の耐放射線性が向上し、放射線管理区域内でも第1表示装置で画像を表示できる。
(【0011】以降は省略されています)
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