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公開番号2025066861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176378
出願日2023-10-12
発明の名称振動検出装置
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類G01H 1/00 20060101AFI20250417BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定対象の状態にかかわらず、確実に測定対象の振動を検出することができる振動検出装置の提供。
【解決手段】グリスタンク4内のグリスは、開弁した逆止弁55を通して、タンク流路45、スプリングスペース50、中心流路30a及び水平流路30bに連続して充満しているが、ゴム管6が水平流路30bの開口を塞いでいるため、周囲流路13aにはグリスは流出していない状態にある。この状態から、対象面80の振動を検出する場合、オペレータは検査器10のプローブ3の接触先端38を対象面80に押し付ける。これによって、プローブ3はスプリング51を圧縮しながら矢印92方向に上昇移動するため、スプリングスペース50の容量が減少し、これに伴うグリスの流動圧に従って、水平流路30b内のグリスはゴム管6を内側から加圧してゴム管6を押し広げ、周囲流路13aに送り出される。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
測定対象に接触して、当該測定対象の振動の伝達を受ける接触手段、
前記接触手段が伝達を受けた振動に基づいて、前記測定対象の振動を検出する検出手段、
前記測定対象と前記接触手段との接触箇所に向けて、半固体材料を供給する半固体材料供給手段、
を備えたことを特徴とする振動検出装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に係る振動検出装置において、
前記半固体材料供給手段は、前記半固体材料を貯蔵する貯蔵手段、及び前記貯蔵手段に貯蔵された前記半固体材料を前記測定対象と前記接触手段との接触箇所に導く供給路を有している、
ことを特徴とする振動検出装置。
【請求項3】
請求項2に係る振動検出装置において、
前記供給路を開放又は閉塞する開閉手段であって、前記測定対象に前記接触手段が接触する接触状態には前記供給路を開放し、前記測定対象に前記接触手段が接触しない非接触状態には前記供給路を閉塞する開閉手段、
を備えたことを特徴とする振動検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に係る振動検出装置は、配管系統に設けられたスチームトラップや弁等の検出対象に探針等の接触手段を接触させることによって、検出対象の振動を検出する振動検出装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
振動検出装置としては、たとえば蒸気移送の配管系統に設置されたスチームトラップの振動を検出する装置がある。
【0003】
産業プラント等には、ボイラーで生成された蒸気等を供給先に向けて高温・高圧で移送する配管系統が設置されていることがある。この配管内では蒸気が液化してドレン(蒸気の凝縮水)が発生するが、このドレンが過度に滞留すると蒸気移送の妨げになる。
【0004】
このような事態を回避するために、配管系統には随所に多数のスチームトラップが設けられている。スチームトラップは液化によって生じた内部のドレン水量が一定レベルに達した場合、内蔵されているフロートが浮上してスチームトラップの排出口を開放し、自動的にドレンを配管外に排出する構造を備えている。
【0005】
ところで、スチームトラップに作動不良が生じると、適正な蒸気の移送が妨げられ、産業プラントの効率的な稼動が確保できない。このため、スチームトラップの作動状態を検査する技術が重視されており、このようなスチームトラップの作動不良を検出するために、スチームトラップの振動を検出する振動検出装置がある。
【0006】
スチームトラップの作動不良としては様々なものがあるが、たとえばフロートの摩耗や変形等が原因で、本来、密閉すべき排出口とフロートとの間に隙間が生じ、密閉できなくなることがある。このような密閉不良が生じた場合、その隙間から蒸気が漏洩して蒸気移送にロスが生じる。このため、蒸気の漏洩音を振動として検出して、密閉不良の検査を行う。
【0007】
このような振動検出を行う検査装置として、後記特許文献1に開示されている測定器がある。この測定器は先端に検振子7を有しており、検振子7は圧電素子13を有するピックアップ16に接続されている。そして、この検振子7を測定対象に押し当て、測定対象の振動を検振子7に伝達する。伝達された振動は、圧電素子13から電気信号として出力されて、スチームトラップの振動が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平7-229785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、前述の特許文献1に開示された測定器では、測定対象の状態によっては、確実に測定対象の振動を検出することができない場合がある。
【0010】
すなわち、例えばスチームトラップの測定対象が平滑でない場合、検振子7に対するスチームトラップの振動の伝達性が悪くなり、確実な振動検出を行うことができない。また、スチームトラップの測定対象にゴミ等の異物が付着している場合にも、検振子7に対するスチームトラップの振動の伝達性が低下し、確実な振動検出を行うことができない。
(【0011】以降は省略されています)

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