TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025059393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169456
出願日
2023-09-29
発明の名称
ガスセンサ
出願人
日本碍子株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
27/409 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約
【課題】発熱反応を生じ得るガス種が共存する被測定ガス中であっても測定対象ガスを精度よく測定可能なガスセンサを提供する。
【解決手段】 長尺板状のセンサ素子101と、センサ素子101のうちの一方端を含む一部を収容する有底筒状の保護カバー130とを含み、センサ素子101の前記一方端から保護カバー130の側面を貫通するガス流入口H2の長手方向中点までのセンサ素子101の長手方向の長さLaの、ガス流入口H2の前記長手方向中点を含むセンサ素子101の長手方向に直交する平面におけるセンサ素子101と保護カバー130の内表面が規定する円との間の長さ指標Lbに対する比La/Lbが0.9以上であり、且つ、センサ素子101の2つの主面及び2つの側面のうちの長さLaの部分の表面積Sの、保護カバー103内の長さLaの部分に存在する空間の体積Vに対する比S/Vが0.15mm
-1
以上である、ガスセンサ100。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
酸素イオン伝導性の固体電解質層を含む長尺板状のセンサ素子であって、該センサ素子の長手方向の一方端の側に被測定ガス流通空所が形成されているセンサ素子と、
前記センサ素子のうちの前記一方端を含む一部を収容する有底筒状の保護カバーとを含むガスセンサであって、
前記保護カバーは、前記センサ素子を取り囲む前記保護カバーの側面を貫通するガス流入口を有しており、
前記センサ素子の前記一方端から前記保護カバーの前記ガス流入口の前記長手方向の中点までの前記センサ素子の前記長手方向の長さを長さLaと表し、
前記保護カバーの前記ガス流入口の前記長手方向の中点を含む前記センサ素子の前記長手方向に直交する平面において、前記センサ素子の2つの主面の各主面と前記保護カバーの内表面が規定する円の前記各主面に対向する円周との間の最長距離をそれぞれ長さx1、長さx2とし、前記センサ素子の2つの側面の各側面と前記円の前記各側面に対向する円周との間の最長距離をそれぞれ長さy1、長さy2とし、前記センサ素子と前記保護カバーの内表面が規定する前記円との間の長さの指標を長さ指標Lb=(x1+x2+y1+y2)/4と表した時、
前記長さLaの前記長さ指標Lbに対する比La/Lbが0.9以上であり、且つ、
前記センサ素子の前記2つの主面及び前記2つの側面のうちの前記長手方向の前記長さLaの部分の各表面積の合計を表面積Sと表し、前記保護カバー内の前記長手方向の前記長さLaの部分に存在する空間の体積を体積Vと表した時、前記表面積Sの前記体積Vに対する比S/Vが0.15mm
-1
以上である、被測定ガス中の測定対象ガスを検出するガスセンサ。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記長手方向の前記長さLaが10mm以下である、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記長さx1及び前記長さx2がx1=x2=xであり、前記長さy1及び前記長さy2がy1=y2=yであり、前記長さ指標LbがLb=(x+y)/2で表される、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記保護カバーは、底部にガス流出口を有している、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項5】
前記保護カバーの外側に、さらに前記保護カバーを収容する外側カバーが配設されており、
前記外側カバーは、前記保護カバーの前記ガス流入口とは前記センサ素子の前記長手方向に異なる位置に外側ガス流入口を有している、請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項6】
前記外側カバーは、前記保護カバーの前記ガス流入口及び前記外側カバーの前記外側ガス流入口とは前記センサ素子の前記長手方向に異なる位置に外側ガス流出口を有している、請求項5に記載のガスセンサ。
【請求項7】
前記センサ素子の前記被測定ガス流通空所は、前記長手方向の前記一方端の端面に開口するガス導入口を有している、請求項1に記載のガスセンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定ガス中の測定対象ガスを検出するガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスセンサは、自動車の排気ガス等の被測定ガス中の対象とするガス成分(酸素O
2
、窒素酸化物NOx、アンモニアNH
3
、炭化水素HC、二酸化炭素CO
2
等)の検出や濃度の測定に使用されている。例えば、ガスセンサは、ガソリン車やディーゼル車の排気経路上に取り付けられて、排気ガス中の窒素酸化物NOxやアンモニアNH
3
等の濃度を測定するために用いられる。
【0003】
このようなガスセンサとしては、ジルコニア(ZrO
2
)等の酸素イオン伝導性の固体電解質を用いたセンサ素子、及び、前記センサ素子のうちの被測定ガスに接する部分を保護する保護カバーを備えたガスセンサが知られている。このようなガスセンサにおいて、センサ素子への水掛かりの低減、被測定ガスによるセンサ素子の温度変動の低減等の種々の目的に応じて、様々な構造の保護カバーが用いられている(例えば、特許第3829026号公報、特許第4174004号公報、特許第6998802号公報、特開2021-148656号公報、及び特許第4571974号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3829026号公報
特許第4174004号公報
特許第6998802号公報
特開2021-148656号公報
特許第4571974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ガソリン車やディーゼル車に限らず、水素エンジン車においても、排気ガス中の窒素酸化物NOxやアンモニアNH
3
等の濃度を測定することが求められている。
【0006】
水素エンジン車の排気経路においては、酸素と水素とが共存するガス雰囲気になることが想定される。酸素と水素とが所定の濃度範囲である場合には水素爆発が起こりうることや、水素は大気中で500℃以上の高温になると自然発火することが、広く知られている。
【0007】
水素エンジン車の排気経路において、上述のようなガスセンサを用いる場合に、排気経路内のガス雰囲気(特に酸素濃度及び水素濃度)、及びガスセンサの温度等の駆動条件によっては、ガスセンサ内で酸素と水素とが急激に反応し、その反応熱に起因する熱応力によってセンサ素子の内部構造にクラックが生じることが起こり得る。
【0008】
そこで、本発明は、酸素と水素とが共存するガスのように発熱反応を生じ得るガス種が共存するガスが被測定ガスとしてガスセンサに導入される場合であっても、センサ素子におけるクラックの発生を抑制し、被測定ガス中の測定対象ガスを精度よく測定することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意検討の結果、センサ素子と、前記センサ素子の一部を収容する保護カバーに設けられたガス流入口との間の位置関係を以下のように規定することによって、発熱反応を生じ得るガス種が共存するガスが被測定ガスとしてガスセンサに導入される場合であっても、センサ素子におけるクラックの発生を抑制できることを見出した。
【0010】
本発明には、以下の発明が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本碍子株式会社
匣鉢
4日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
3日前
日本碍子株式会社
ハニカム構造体及び排気ガス浄化装置
25日前
日本精機株式会社
位置検出装置
6日前
株式会社ハシマ
検針機
9日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
4日前
エイブリック株式会社
電流検出回路
3日前
東ソー株式会社
自動分析装置及び方法
6日前
株式会社チノー
放射光測温装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
株式会社 キョーワ
食品搬送装置
3日前
富士電機株式会社
エンコーダ
4日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
3日前
TDK株式会社
温度センサ
4日前
株式会社ヨコオ
シートコンタクタ
6日前
ダイハツ工業株式会社
凹部の深さ測定方法
9日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
9日前
シチズンファインデバイス株式会社
圧力検出装置
3日前
シチズンファインデバイス株式会社
圧力検出装置
3日前
オムロン株式会社
光電センサ
3日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
9日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
9日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
9日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
3日前
旭光電機株式会社
電気的特性提供装置
3日前
TDK株式会社
センサデバイス
3日前
JRCモビリティ株式会社
充電用温度判定回路
6日前
セイコーエプソン株式会社
干渉計
6日前
内山工業株式会社
分析装置用部材
5日前
TDK株式会社
センサ
4日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置及び測距方法
9日前
日本信号株式会社
表示装置
4日前
株式会社オーケープランニング
スパン調整法
3日前
日東建設株式会社
ボルト・ナットの健全性検査装置
9日前
株式会社SUBARU
蓄電池の状態センサ装置
6日前
続きを見る
他の特許を見る