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公開番号
2025087223
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201726
出願日
2023-11-29
発明の名称
熱処理システム
出願人
日本碍子株式会社
,
エヌジーケイ・キルンテック株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F27D
3/12 20060101AFI20250603BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】異物が匣鉢内に入ることを抑制することができる技術を開示する。
【解決手段】熱処理システムは、搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、を備えている。前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である第1載置部を備えている。前記熱処理システムは、前記第1載置部を移動させる移動装置と、前記第1載置部が配置される第1空間と前記移動装置が配置される第2空間とを隔離する第1隔離部と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
熱処理システムであって、
搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、
前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、を備えており、
前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である第1載置部を備えており、
前記熱処理システムは、
前記第1載置部を移動させる移動装置と、
前記第1載置部が配置される第1空間と前記移動装置が配置される第2空間とを隔離する第1隔離部と、を備えている、熱処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1隔離部は、前記第1載置部に固定されており、前記第1載置部を覆うケーシングであり、
前記移動装置は、前記ケーシングに固定されており、前記ケーシングを昇降させるリフタである、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項3】
前記第1載置部は、第1方向に並んで配設されており、前記匣鉢を前記第1方向に移動可能とする複数のローラを備えており、
前記ケーシングは、
前記第1方向に延びている本体と、
前記第1方向における前記本体の一端に配置されている入口と、
前記第1方向における前記本体の他端に配置されている出口と、
前記入口を開閉可能である入口シャッタと、
前記出口を開閉可能である出口シャッタと、を備えている、請求項2に記載の熱処理システム。
【請求項4】
前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である第2載置部をさらに備えており、
前記熱処理システムは、
前記第2載置部に載置されている前記匣鉢に対して所定の操作を行う操作装置と、
第2隔離部と、をさらに備えており、
前記操作装置は、
前記匣鉢に対して進退動するシリンダロッドと、
前記シリンダロッドを摺動可能に支持しており、前記シリンダロッドを駆動するシリンダ本体と、を備えており、
前記第2隔離部は、前記シリンダロッドの一部分が配置される第3空間と、前記シリンダ本体が配置される第4空間と、を隔離する、請求項1に記載の熱処理システム。
【請求項5】
前記第3空間に配置されており、前記シリンダロッドを少なくとも部分的に覆うロッドカバーをさらに備えている、請求項4に記載の熱処理システム。
【請求項6】
前記第1載置部の接触部は、前記匣鉢と接触し、樹脂材料またはセラミックスからなる、請求項1から5のいずれか一項に記載の熱処理システム。
【請求項7】
熱処理システムであって、
搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、
前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、
前記リターンライン上の前記匣鉢に対して所定の操作を行う操作装置と、を備えており、
前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である載置部を備えており、
前記熱処理システムは、前記載置部が配置される第1空間と、前記第1空間と異なる第2空間と、を隔離する隔離部を備えており、
前記操作装置は、
前記匣鉢に対して進退動するシリンダロッドであって、前記シリンダロッドの一部分が前記第1空間に配置されている、前記シリンダロッドと、
前記第2空間に配置されており、前記シリンダロッドを摺動可能に支持しており、前記シリンダロッドを駆動するシリンダ本体と、を備えている、熱処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、熱処理システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、連続焼成システムが開示されている。連続焼成システムは、匣鉢内の被処理物を焼成する連続焼成炉と、連続焼成炉に対して匣鉢を循環させる循環ラインと、を備えている。循環ラインは、匣鉢を搬送する搬送装置と、フードと、を備えている。フードは、連続焼成炉の搬出口から搬入口まで延びる循環空間を外部空間から隔離している。循環空間には、匣鉢から蓋を取り外す取り外し装置や、匣鉢を反転させる反転装置が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-150899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
取り外し装置や反転装置が動作すると、摩耗粉等の異物が発生することがある。上記の熱処理システムでは、取り外し装置や反転装置が循環空間に配置されているため、発生した異物が匣鉢内に入ることがある。
【0005】
本明細書は、異物が匣鉢内に入ることを抑制することができる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する技術の第1の態様では、熱処理システムは、搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、を備えている。前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である第1載置部を備えている。前記熱処理システムは、前記第1載置部を移動させる移動装置と、前記第1載置部が配置される第1空間と前記移動装置が配置される第2空間とを隔離する第1隔離部と、を備えている。
【0007】
上記の構成によれば、移動装置は、匣鉢が配置される第1空間とは異なる第2空間に配置されている。このため、移動装置を駆動することにより摩耗粉等の異物が移動装置から発生しても、異物が第1空間に侵入することを抑制することができる。これにより、異物が匣鉢内に入ることを抑制することができる。
【0008】
また、本明細書に開示する技術の第7の態様では、熱処理システムは、搬入口と搬出口を有しており、複数の匣鉢が前記搬入口から前記搬出口に向けて搬送される内部空間を有する熱処理炉と、前記熱処理炉の外部に配置されており、前記複数の匣鉢を前記搬出口から前記搬入口まで送るリターンラインと、前記リターンライン上の前記匣鉢に対して所定の操作を行う操作装置と、を備えている。前記リターンラインは、前記匣鉢が載置可能である載置部を備えている。前記熱処理システムは、前記載置部が配置される第1空間と、前記第1空間と異なる第2空間と、を隔離する隔離部を備えている。前記操作装置は、前記匣鉢に対して進退動するシリンダロッドと、前記第2空間に配置されており、前記シリンダロッドを摺動可能に支持しており、前記シリンダロッドを駆動するシリンダ本体と、を備えている。前記シリンダロッドの一部分は、前記第1空間に配置されている。
【0009】
上記の構成によれば、シリンダ本体は、匣鉢が配置される第1空間と異なる第2空間に配置されている。このため、シリンダ本体が動作することにより摩耗粉等の異物がシリンダ本体から発生しても、異物が第1空間に侵入することを抑制することができる。これにより、異物が匣鉢内に入ることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の熱処理システムの概略図である。
実施例のコンベアと匣鉢の断面図である。
実施例のコンベアと匣鉢の断面図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングとコンベアカバーを上下方向に見るときの概略図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングとコンベアカバーを搬送方向と上下方向に対して直交する方向に見るときの概略図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングの断面図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングにおいて、入口シャッタと出口シャッタが閉位置にあるときの断面図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングとコンベアカバーにおいて、入口シャッタが開位置にあり、出口シャッタが閉位置にあるときの断面図である。
実施例のコンベアとリフタとケーシングとコンベアカバーにおいて、入口シャッタが閉位置にあり、出口シャッタが開位置にあるときの断面図である。
実施例のコンベアとコンベアカバーとシリンダとローラ駆動装置において、一対のシリンダが匣鉢を挟んでいないときの断面図である。
実施例のコンベアとコンベアカバーとシリンダとローラ駆動装置において、一対のシリンダが匣鉢を挟んでいるときの断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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