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公開番号2025069579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179385
出願日2023-10-18
発明の名称引張装置
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 3/08 20060101AFI20250423BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明は、簡易な構成で、シーリング材の性能を体感することができる引張装置を提供する。
【解決手段】本発明の一つの実施形態に係る引張装置10は、2つの外壁材片2の間にシーリング材4が配置された対象品Tのうち、一方の外壁材片2Aが固定される第1固定体14Aと、他方の外壁材片2が固定される第2固定体14Bと、第1固定体14A及び第2固定体14Bが所定方向において互いに離間する向きに移動可能な状態で、第1固定体14A及び第2固定体14Bを支持する支持台12と、第1固定体14Aに取り付けられ、所定方向において第1固定体14Aを引っ張る際に握られる第1握り部16Aと、第2固定体14Bに取り付けられ、所定方向において第1固定体14Aが位置する側とは反対の向きに第2固定体14Bを引っ張る際に握られる第2握り部16Bと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つの外壁材片の間にシーリング材が配置された対象品のうち、一方の外壁材片が固定される第1固定体と、
前記対象品のうち、前記シーリング材から見て前記一方の外壁材片とは反対側に位置する他方の外壁材片が固定される第2固定体と、
前記第1固定体及び前記第2固定体が所定方向において互いに離間する向きに移動可能な状態で、前記第1固定体及び前記第2固定体を支持する支持台と、
前記第1固定体に取り付けられ、前記所定方向において前記第1固定体を引っ張る際に握られる第1握り部と、
前記第2固定体に取り付けられ、前記所定方向において前記第1固定体が位置する側とは反対の向きに前記第2固定体を引っ張る際に握られる第2握り部と、を備える引張装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1固定体及び前記第2固定体が互いに離間する向きに移動した場合に、前記第1固定体が第1係止位置まで移動した際に前記第1固定体を係止する第1ストッパと、
前記第1固定体及び前記第2固定体が互いに離間する向きに移動した場合に、前記第2固定体が第2係止位置まで移動した際に前記第2固定体を係止する第2ストッパと、を有する、請求項1に記載の引張装置。
【請求項3】
前記所定方向において、前記第1固定体は、第1基準位置から前記第1係止位置までの範囲内を移動可能であり、前記第2固定体は、第2基準位置から前記第2係止位置までの範囲内を移動可能であり、
前記第1固定体が前記第1基準位置に位置し、且つ、前記第2固定体が前記第2基準位置に位置した状態では、前記第1固定体及び前記第2固定体が互いに最も近づいており、
前記第1係止位置と前記第2係止位置との間隔は、前記第1基準位置と前記第2基準位置との間隔の2倍以上、且つ、3倍以下である、請求項2に記載の引張装置。
【請求項4】
前記第1固定体及び前記第2固定体は、それぞれ、前記所定方向と交差する交差方向における両端部に側壁を有し、前記側壁の間に前記外壁材片を配置して前記外壁材片を固定し、
一方の前記側壁には貫通孔が設けられ、
前記第1固定体及び前記第2固定体のそれぞれにおいて、前記貫通孔に挿入された棒体が、前記交差方向における前記外壁材片の端面を押す、請求項1に記載の引張装置。
【請求項5】
前記第1握り部及び前記第2握り部は、球状の本体部を有する、請求項1に記載の引張装置。
【請求項6】
前記第1握り部及び前記第2握り部は、前記所定方向に並んでおり、且つ、前記所定方向及び鉛直方向と交差する交差方向において同じ位置に配置されている、請求項1に記載の引張装置。
【請求項7】
前記引張装置の利用時、前記所定方向が、前記引張装置のユーザから見た左右方向と沿っている、請求項6に記載の引張装置。
【請求項8】
前記支持台の上面には、前記所定方向に延びたガイドレールが設置されており、
前記第1固定体及び前記第2固定体は、それぞれ、前記ガイドレールに沿ってスライド移動可能に構成されている、請求項1に記載の引張装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、引張装置に係り、特に、建物の外壁の目地に設けられるシーリング材を引っ張る引張装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数のパネルやボード、タイル等の外壁材片間の隙間(目地)にシーリング材が使用されている。目地用のシーリング材としては、外壁材片との接着性、並びに強度(具体的には、伸縮性及び耐久性等)が充分に優れたものが求められている。そこで、シーリング材の強度を評価するための装置や方法が、これまでにいくつか提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全昭58-037542号公報
特開2010-256236号公報
特開2014-178135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、住宅メーカーが展示するショールーム等において、住宅に使用される建材や材料等の性能を体験できる機会が用意されている場合がある。しかし、シーリング材の性能に関しては、その組成や、上記の特許文献に記載の装置や方法で測定された物性を説明するに留まり、対象とするシーリング材の特徴的な性能を実際に確認してもらうことが難しい状況であった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で、シーリング材の性能を体感することができる引張装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、本発明の引張装置によれば、2つの外壁材片の間にシーリング材が配置された対象品のうち、一方の外壁材片が固定される第1固定体と、対象品のうち、シーリング材から見て一方の外壁材片とは反対側に位置する他方の外壁材片が固定される第2固定体と、第1固定体及び第2固定体が所定方向において互いに離間する向きに移動可能な状態で、第1固定体及び第2固定体を支持する支持台と、第1固定体に取り付けられ、所定方向において第1固定体を引っ張る際に握られる第1握り部と、第2固定体に取り付けられ、所定方向において第1固定体が位置する側とは反対の向きに第2固定体を引っ張る際に握られる第2握り部と、を備えることにより解決される。
【0007】
上記のように構成された本発明の引張装置では、ユーザは、第1固定体と第2固定体の各々に外壁材片が固定された状態で第1握り部と第2握り部をそれぞれ引っ張るという簡単な操作を行うことで、シーリング材の引張強度を体感することができる。
【0008】
また、上記の引張装置において、第1固定体及び第2固定体が互いに離間する向きに移動した場合に、第1固定体が第1係止位置まで移動した際に第1固定体を係止する第1ストッパと、第1固定体及び第2固定体が互いに離間する向きに移動した場合に、第2固定体が第2係止位置まで移動した際に第2固定体を係止する第2ストッパと、を有することが好適である。
上記の構成によれば、仮に第1固定体及び第2固定体を過度に引っ張ることでシーリング材が破断してしまうのを回避することができる。
【0009】
また、上記の引張装置において、所定方向において、第1固定体は、第1基準位置から第1係止位置までの範囲内を移動可能であり、第2固定体は、第2基準位置から第2係止位置までの範囲内を移動可能であり、第1固定体が第1基準位置に位置し、且つ、第2固定体が第2基準位置に位置した状態では、第1固定体及び第2固定体が互いに最も近づいており、第1係止位置と第2係止位置との間隔は、第1基準位置と第2基準位置との間隔の2倍以上、且つ、3倍以下である、ことが好適である。
上記の構成によれば、第1固定体及び第2固定体を過度に引っ張った場合のシーリング材の破断を、より確実に回避することができる。
【0010】
また、上記の引張装置において、第1固定体及び第2固定体は、それぞれ、所定方向と交差する交差方向における両端部に側壁を有し、側壁の間に外壁材片を配置して外壁材片を固定し、一方の側壁には貫通孔が設けられ、第1固定体及び第2固定体のそれぞれにおいて、貫通孔に挿入された棒体が、交差方向における外壁材片の端面を押すことが好適である。
上記の構成によれば、外壁材片の外観を傷つけることなく容易に固定することができる。そのため、外壁材片の意匠性を損なうことなく、シーリング材を引っ張ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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