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公開番号2025078927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191238
出願日2023-11-09
発明の名称ガスセンサ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人
主分類G01N 27/409 20060101AFI20250514BHJP(測定;試験)
要約【課題】端子金具と、センサ素子の電極パッドとを確実に電気的接続することができるガスセンサを提供する。
【解決手段】電極パッド24を有する板状のセンサ素子21と、軸線方向に延びる本体部と折り返し部75bと、を有し、電極パッドに電気的に接続される接触部C1が設けられる端子金具75と、端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータ91と、を備えるガスセンサであって、接触部がセパレータの内部に収容され、端子金具は、さらに折り返し部の開放端から折り返して軸線方向に交差する方向に延び、接触部が設けられる延設部75cを有し、センサ素子の幅方向に沿って見たとき、セパレータの一方の内面91siと最も近い電極パッドの端部をパッド端としたとき、延設部は、パッド端から幅方向に離れる方向に伸び、折り返し部の最大幅をDXとし、延設部の幅方向に投影した長さをAXとしたとき、AX>DXを満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延び、後端側外表面に電極パッドを有する板状のセンサ素子と、
前記軸線方向に延びる本体部と、前記本体部の先端から後端側に折り返した折り返し部と、を有し、前記電極パッドに電気的に接続される接触部が設けられる端子金具と、
前記軸線方向に延び、前記端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータと、
を備えるガスセンサであって、
前記接触部が前記セパレータの内部に収容され、
前記端子金具は、さらに前記折り返し部の開放端から折り返して前記軸線方向に交差する方向に延び、前記接触部が設けられる延設部を有し、
前記センサ素子の幅方向に沿って見たとき、前記セパレータの一方の内面と最も近い前記電極パッドの端部をパッド端としたとき、
前記延設部は、前記パッド端から前記幅方向に離れる方向に伸び、
前記折り返し部の最大幅をDXとし、前記延設部の前記幅方向に投影した長さをAXとしたとき、AX>DXを満たすことを特徴とするガスセンサ。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記電極パッドが前記幅方向に沿って複数並び、
前記延設部のうち前記接触部を除く領域は、他の電極パッドに重ならないことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記パッド端と前記セパレータの前記一方の内面との距離をBXとしたとき、
AX>BXを満たすことを特徴とする請求項1又は2記載のガスセンサ。
【請求項4】
前記電極パッドが前記幅方向に沿って複数並び、
前記幅方向に隣接する2つの前記電極パッドにそれぞれ接続される2つの前記端子金具のうち、各延設部の先端同士は、前記軸線方向の異なる位置に配置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のガスセンサ。
【請求項5】
前記端子金具は、棒状であることを特徴とする請求項1又は2記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検出ガスの濃度を検出するセンサ素子と端子金具とを備えたガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の排気ガス中の酸素やNO

の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた板状のセンサ素子を有するものが知られている。
この種のガスセンサとして、板状のセンサ素子の対向する主面の後端側に複数の電極パッド(電極端子部)を設け、この電極パッドのそれぞれに棒状(ワイヤ状)の端子金具を電気的に接触させてセンサ素子からのセンサ出力信号を外部に取り出したり、センサ素子に積層されたヒータに給電するものが広く用いられている(特許文献1)。
この端子金具は、電極パッドに接触するバネ接触部と、バネ接触部から折り返されるバネ保持部とを有しており、バネ保持部はセパレータ(絶縁碍子)に保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-116273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、センサ素子の幅方向に見て、特に棒状の端子金具におけるバネ接触部は電極パッドにほぼ点接触している。このため、ガスセンサの組付け時や使用中の振動等によってバネ接触部が幅方向に振れると、電極パッドとの接続が切断され、電気的接続の信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、端子金具がセンサ素子の幅方向へズレたとしても、端子金具と、センサ素子の電極パッドとを確実に電気的接続することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、後端側外表面に電極パッドを有する板状のセンサ素子と、前記軸線方向に延びる本体部と、前記本体部の先端から後端側に折り返した折り返し部とを有し、前記電極パッドに電気的に接続される接触部が設けられる端子金具と、前記軸線方向に延び、前記端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータと、を備えるガスセンサであって、前記接触部が前記セパレータの内部に収容され、前記端子金具は、さらに前記折り返し部の開放端から折り返して前記軸線方向に交差する方向に延び、前記接触部が設けられる延設部を有し、前記センサ素子の幅方向に沿って見たとき、前記セパレータの一方の内面と最も近い前記電極パッドの端部をパッド端としたとき、前記延設部は、前記パッド端から前記幅方向に離れる方向に伸び、前記折り返し部の最大幅をDXとし、前記延設部の前記幅方向に投影した長さをAXとしたとき、AX>DXを満たすことを特徴とする。
【0007】
このようにすると、ガスセンサの組付け時や使用中の振動等によって端子金具(折り返し部)が幅方向へズレたとしても、折り返し部の最大幅DXよりも延設部の長さAXが長いので、延設部のいずれかの部位が電極パッドと重なって接触部を維持し、端子金具と電極パッドとを確実に電気的接続することができる。
【0008】
本発明のガスセンサにおいて、前記電極パッドが前記幅方向に沿って複数並び、前記延設部のうち前記接触部を除く領域は、他の電極パッドに重ならなくてもよい。
このようにすると、延設部が他の電極パッドに不用意に接触して意図しない電流が流れたり、センサの出力を取得できなくなる不具合を抑制できる。
【0009】
本発明のガスセンサにおいて、電極パッド端と前記セパレータの前記一方の内面との距離をBXとしたとき、AX>BXを満たしてもよい。
ガスセンサの組付け時や使用中の振動等によって端子金具(折り返し部)が幅方向へズレて、ズレ幅(振れ)が最大になったときに、折り返し部がセパレータの内面に当接するが、このときの最大振れ幅がBXとなる。
そこで、AX>BXとすることにより、仮に折り返し部の振れが最大になってセパレータの内面に当接したときでも、依然として延設部のいずれかの部位が電極パッドと重なって接触部を維持し、端子金具と電極パッドとをさらに確実に電気的接続することができる。
【0010】
また、本発明のガスセンサにおいて、電極パッドが幅方向に沿って複数並び、幅方向に隣接する2つの電極パッドにそれぞれ接続される2つの端子金具のうち、各延設部の先端同士は、軸線方向の異なる位置に配置されていてもよい。
このようにすると、各延設部の先端同士が不用意に接触して意図しない電流が流れたり、センサの出力を取得できなくなる不具合を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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