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公開番号2025080954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194375
出願日2023-11-15
発明の名称多段電磁加速による高力積衝撃試験機
出願人個人
代理人
主分類G01N 3/317 20060101AFI20250520BHJP(測定;試験)
要約【課題】衝撃試験はJIS、ISOによって定められているが、試験対象物や素材によって様々な仕組みの試験方法が用いられる。高い衝撃力を得るには大きなエネルギー力積が必要である。しかし、大きなエネルギーを制御するのは、困難が伴う。
【解決手段】小さな空間で順次加速し、エネルギー蓄積する多段式のエネルギー発生装置と多段構造によるエネルギーの単純な受け渡し構造により、小さな構造で、大きなエネルギーを創出し、制御する構造を見出した。
本発明では、電気信号トリガー引き金により作動開始する電磁加速構造とハンマーと衝突によるエネルギー伝達機構を単位構造とし、その単位構造を多段に持つ機構である。この機構により大きな力積エネルギーを得る衝撃試験機である。
この機構を組み合わせ、小さな空間で多次元の大きな力積エネルギーを得る衝撃試験機である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電磁加速衝突機構を多数段に組み合わせて大きな力積を小さな空間で得ることができる試験装置

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は衝撃試験機に関し、電磁加速器と衝突錘からなる電磁加速衝突機構を直列に多数段を持つ機構によって構成される。これを目的によって1次元、二次元、三次元など必要とされる方向に応じて組み合わせることができ、小規模な空間で高い衝撃を与えることができる衝撃試験機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
製品や部品の破損は、微細な振動による疲労損傷および大きな衝撃によって発生する。衝撃による破壊試験の方法は、電磁気、油圧、落下がある。
電磁気、油圧は装置が大きくなり、装置本体と設置と維持のコストが高額である。落下試験は安定的な再現ができるが、大きな力を得るためには距離である高さが必要であり、これも同様に装置が大きくなる。また繰り返し試験には落下錘と試験対象物の引き上げ作業が不可欠であり、労力と時間がかかり、また落下錘の交換は手間、時間と取替作業の危険が伴う試験である。
そのため、試験対象物や素材によって様々な仕組みの試験方法が用いられ、本件考案者は既発明で落下衝撃試験方法を考案し、特許0505528が認可された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-173019号公報
特開2016-65856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高い衝撃力を得るには大きなエネルギー力積が必要である。衝撃を発生するいわゆるハンマーの速度を上げるために、慣性力に対抗する大きなエネルギーが必要であった。しかし、大きなエネルギーを制御するのは、困難が伴う。エネルギーの発生、伝達そして衝撃の出現と応答の各段階で制御が必要であり、そして制御は補修や改良のために単純な仕組みが望ましい。
衝撃試験はJIS-K7111-1、ISO 179-1などによって定められているが、試験対象物や素材によって様々な仕組みの試験方法が用いられる。また素材特性による強度の試験値のバラツキが大きくなることがあり、試験法に準じた判定のために反復、繰り返し回数が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで小さな空間で順次加速し、エネルギー蓄積する多段式のエネルギー発生装置と多段構造によるエネルギーの単純な受け渡し構造により、小さな構造で、大きなエネルギーを創出し、制御する構造を見出した。
【0006】
本発明では、電気信号トリガー引き金により作動開始する電磁加速構造とハンマーと衝突によるエネルギー伝達機構を単位構造とし、その単位構造を多段に持つ機構である。この機構により大きな力積エネルギーを得る衝撃試験機である。
この機構により小さな空間で多次元の大きな力積エネルギーを得る衝撃試験機である。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、産業製品、産品が受ける衝撃を多次元で再現し、また、繰り返し試験による高い信頼性を得て、被対象物の設計に資することができる。そして産業界において様々な信頼性を担保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
衝撃機能を付与した輸送積荷用動吸振器の概念図である。
同考案の構造図である。
【符号の説明】
【0009】
1 加速受動伝達ハンマー部
2 電磁加速部エネルギー発生装置
3 衝撃装置単体
4 加速部スイッチ
5 衝撃受手制御装置
6 供試品

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