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公開番号2025091132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206199
出願日2023-12-06
発明の名称残量推定システム
出願人ホシデン株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G01F 23/284 20060101AFI20250611BHJP(測定;試験)
要約【課題】収容物の残量をより正確に推定できる残量推定システムを提供する。
【解決手段】残量推定システムは、収容物Cが収容された容器Tに取り付けられて、収容物Cの残量を推定する残量推定システムであって、送信した電波が収容物Cの表面Fで反射して受信するまでの時間を計測することにより、収容物Cとの間の距離dfを測定し、測定した距離を示す測定結果情報を出力するセンサ部6と、測定結果情報に基づいて、残量を推定する残量推定部と、を備え、残量推定部は、測定結果情報によって示される測定距離のうち、センサ部6及び/又は容器Tの仕様に応じて予め設定された第1閾値d1以下の測定距離を用いることなく残量を推定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
収容物が収容された容器に取り付けられて、前記収容物の残量を推定する残量推定システムであって、
送信した電波が前記収容物の表面で反射して受信するまでの時間を計測することにより、前記収容物との間の距離を測定し、前記測定した距離を示す測定結果情報を出力するセンサ部と、
前記測定結果情報に基づいて、前記残量を推定する残量推定部と、を備え、
前記残量推定部は、前記測定結果情報によって示される測定距離のうち、前記センサ部及び/又は前記容器の仕様に応じて予め設定された第1許容閾値以下の測定距離を用いることなく前記残量を推定する、残量推定システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記残量推定部は、前記測定距離が前記センサ部と前記容器の底面との間の距離を示す底面距離に基づいて予め設定された第2許容閾値を超えるか否かを判定し、前記測定距離が前記第2許容閾値を超えると判定すると、前記収容物の前記残量が満量であると推定する、請求項1に記載の残量推定システム。
【請求項3】
前記残量推定部は、前記測定距離が、前記第1許容閾値以下であると判定すると、前記収容物の前記残量が満量であると推定する、請求項1に記載の残量推定システム。
【請求項4】
前記残量推定部は、前記測定距離が、前記第2許容閾値以下であると判定した場合において、
前記測定距離が前記底面距離に対して予め設定された許容範囲に含まれるか否かを判定し、
前記測定距離が前記許容範囲に含まれると判定すると、前記残量が空であると推定する、請求項2に記載の残量推定システム。
【請求項5】
前記残量推定部は、前記測定距離が前記許容範囲に含まれないと判定すると、前記測定距離に基づいて前記残量を推定する、請求項4に記載の残量推定システム。
【請求項6】
前記底面距離は、前記収容物が収容されていない状態において前記センサ部によって取得された前記測定結果情報である、請求項2に記載の残量推定システム。
【請求項7】
前記底面距離は、前記容器の仕様に基づく容器固有情報である、請求項2に記載の残量推定システム。
【請求項8】
前記容器固有情報を記憶可能な記憶部を更に備える、請求項7に記載の残量推定システム。
【請求項9】
前記容器固有情報を入力可能な入力部を更に備える、請求項8に記載の残量推定システム。
【請求項10】
前記収容物は、有機物である請求項1又は2に記載の残量推定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、残量推定システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一般家庭等に貯蔵された灯油の残量を管理するための在庫量通知システムが開示されている。特許文献1に開示の在庫量通知システムは、圧力センサ等の在庫量検出手段と、在庫量検出手段により検出された灯油の残量のデータを無線等により送信する送信端末と、送信端末から送信された灯油の残量のデータを受信する受信端末と、受信端末から受信した残量のデータの記憶、灯油の残量の通知等を行う在庫量管理装置とを備えている。
【0003】
特許文献2には、固体又は液体、あるいは、その混合物を貯蔵する貯蔵槽内の在庫量を、超音波センサ等のレベル計の指示値から推定する在庫量推定方法が開示されている。特許文献2に開示の在庫量推定方法は、貯蔵槽の縮尺模型の縮尺に合わせて模型実験を行って実機貯蔵槽におけるレベル計の指示値と在庫量との関係を得る第1工程、実機貯蔵槽において貯蔵物の堆積高さをレベル計により測定する第2工程、及び、実機貯蔵槽により得られたレベル計の指示値と模型実験により得られた実機貯蔵槽におけるレベル計の指示値に対応する在庫量との関係から実機貯蔵槽の在庫量を推定する第3工程を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-86941号公報
特開2019-158854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2に開示の技術では、収容物(特許文献1では灯油、特許文献2では貯留物)の残量を推定するためにセンサが使用されている。センサの中には、感度特性等により正確に検知できない領域が存在するセンサもあり、使用するセンサによっては、収容物の残量を正確に推定できないといった課題が発生する。
【0006】
そこで、収容物の残量をより正確に推定できる残量推定システムが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る残量推定システムの特徴構成は、収容物が収容された容器に取り付けられて、前記収容物の残量を推定する残量推定システムであって、送信した電波が前記収容物の表面で反射して受信するまでの時間を計測することにより、前記収容物との間の距離を測定し、前記測定した距離を示す測定結果情報を出力するセンサ部と、前記測定結果情報に基づいて、前記残量を推定する残量推定部と、を備え、前記残量推定部は、前記測定結果情報によって示される測定距離のうち、前記センサ部及び/又は前記容器の仕様に応じて予め設定された第1許容閾値以下の測定距離を用いることなく前記残量を推定する点にある。
【0008】
この様な特徴構成とすれば、センサ部の仕様(例えば、センサ部の感度特性等により正確に測定できない領域)、容器の仕様(例えば、容器のサイズ、容器の形状等の仕様により正確に測定できない領域)に応じて予め設定された第1許容閾値以下の測定距離を用いることなく残量の推定を行う。したがって、収容物の残量をより正確に推定できる。
【0009】
また、前記残量推定部は、前記測定距離が前記センサ部と前記容器の底面との間の距離を示す底面距離に基づいて予め設定された第2許容閾値を超えるか否かを判定し、前記測定距離が前記第2許容閾値を超えると判定すると、前記収容物の前記残量が満量であると推定すると好適である。
【0010】
比誘電率が空気に対して大きい収容物が容器に収容されている場合、センサ部から出力される測定結果情報によって示される底面までの測定距離は、実際の底面距離に対して大きくなり、第2許容閾値を超える値が測定距離として出力される。このような現象を利用することにより、底面距離に基づいて予め設定された第2許容閾値を、測定距離が超える場合に、収容物の残量を満量と判定することができ、収容物の残量をより正確に推定できる。
(【0011】以降は省略されています)

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