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公開番号2025091181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206282
出願日2023-12-06
発明の名称パターン検査装置
出願人株式会社ニューフレアテクノロジー
代理人個人,個人
主分類G01N 21/84 20060101AFI20250611BHJP(測定;試験)
要約【課題】ステージ装置の大型化を抑制しつつ、検査対象の基板を投影レンズや対物レンズから離れた位置へ移動させることができるパターン検査装置を提供する。
【解決手段】パターン検査装置のステージは、定盤と、第1方向に延在する一対の第1固定ガイド及び第2固定ガイドと、第1及び第2固定ガイドに取り付けられた第1及び第2エアスライダと、第1及び第2エアスライダに両端が連結され、第1方向と直交する第2方向に延在する移動ガイドと、移動ガイドに取り付けられた第3エアスライダと、第1方向の一端部が第3エアスライダに連結され、他端部にエアパッドが設けられた基板保持部と、定盤に対して固定されたガイド板と、基板保持部の下方に位置する対物レンズと、を有する。基板の第1方向の両端及び第2方向の両端の各々が対物レンズの中心の上方に位置する時、エアパッドは、噴出するエアがガイド板に当たる位置にある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象の基板が載置される移動可能なステージを有し、前記基板を所定の方向に沿って短冊状に複数のストライプに仮想分割し、前記ストライプ毎に光学画像を取得する光学画像取得部と、
取得された前記光学画像に対応する参照画像を生成する参照画像生成部と、
前記光学画像と前記参照画像との比較を行う比較部と、
を備え、
前記ステージは、
定盤と、
前記定盤上に固定され、第1方向に沿って互いに平行に配置された第1固定ガイド及び第2固定ガイドと、
前記第1固定ガイドに取り付けられた第1エアスライダと、
前記第2固定ガイドに取り付けられた第2エアスライダと、
一端が前記第1エアスライダに連結され、他端が前記第2エアスライダに連結され、前記第1方向と直交する第2方向に延在する移動ガイドと、
前記移動ガイドに取り付けられた第3エアスライダと、
前記第1方向の一端部が前記第3エアスライダに連結され、上方又は下方にエアを噴出するエアパッドが前記第1方向の他端部に設けられ、前記基板を保持する基板保持部と、
前記定盤に対して固定されたガイド板と、
前記定盤に対して固定され、前記基板保持部の下方に位置する対物レンズと、
を有し、
前記基板の前記第1方向の両端及び前記第2方向の両端の各々が前記対物レンズの中心の上方に位置する時、前記エアパッドは、噴出するエアが前記ガイド板に当たる位置にある、パターン検査装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ガイド板は、前記基板保持部より低位に位置する第1ガイド板、及び前記基板保持部よりも高位に位置する第2ガイド板を有し、
前記エアパッドは、前記第1ガイド板と前記第2ガイド板との間の領域に位置する時、上方及び下方にエアを噴出する、請求項1に記載のパターン検査装置。
【請求項3】
前記エアパッドは、前記基板保持部を上下方向に貫通するピンホールを有する、請求項2に記載のパターン検査装置。
【請求項4】
前記ガイド板は前記基板保持部より低位に位置し、
前記エアパッドは、前記基板保持部の下面側に設けられ、エアの噴出を行う正圧ピンホールと排気を行う負圧ピンホールとを有する、請求項1に記載のパターン検査装置。
【請求項5】
前記基板のパターン形成領域の前記第1方向の両端及び前記第2方向の両端の各々が前記対物レンズの中心の上方に位置する時、前記エアパッドは、噴出するエアが前記ガイド板に当たる位置にある、請求項1に記載のパターン検査装置。
【請求項6】
前記対物レンズの上端は、前記ガイド板の下面より高位に位置する、請求項1に記載のパターン検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パターン検査装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェーハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。
【0003】
多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。歩留まりを低下させる要因の一つとして、半導体ウェーハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。近年、半導体ウェーハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。
【0004】
検査手法としては、例えば、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ-ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計データ)を検査装置に入力して、これをベースに参照画像を生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database(ダイ-データベース)検査」がある。
【0005】
パターン検査装置は、検査対象のマスクを移動可能なステージ上に配置してレーザ光を照射し、照射光投影レンズと検査用対物レンズを相対させ、光学画像を取得する。投影レンズと対物レンズとの間でステージを移動させることで、マスク全面の光学画像が取得可能となる。
【0006】
マスクを移動させるステージにはエアスライダが用いられている。例えば、図15に示すように、ステージ302は、定盤220の滑走面221に固定されたY軸方向に延在する一対の固定ガイド222と、一対の固定ガイド222の各々に取り付けられた断面コ字形状のYスライダ223と、X軸方向に延在し、両端がYスライダ223に連結された一対の移動ガイド224a,224bと、移動ガイド224aに取り付けられた断面コ字形状のXスライダ225aと、移動ガイド224bに沿ってX軸方向に移動可能なエアパッド225bと、Y軸方向の一端がXスライダ225aに連結され、他端がエアパッド225bに連結されたマスク保持部226と、を有する。定盤220の滑走面221上に対物レンズ304が立設して固定されており、マスク保持部226は対物レンズ304の上方に位置する。対物レンズ304の上端は、マスク保持部226に近接している。
【0007】
Yスライダ223から固定ガイド222に向けてエアを噴出することで、Yスライダ223は固定ガイド222の表面から僅かに浮き上がり、Yスライダ223及び移動ガイド224a,224bが、固定ガイド222に沿ってY軸方向に移動可能となる。また、Xスライダ225a及びエアパッド225bから移動ガイド224a,224bに向けてエアを噴出することで、Xスライダ225a及びエアパッド225bは移動ガイド224a,224bの表面から僅かに浮き上がり、Xスライダ225a、エアパッド225b及びマスク保持部226が、移動ガイド224a,224bに沿ってX軸方向に移動可能となる。このようにして、マスク保持部226に保持されたマスク301はXY方向に移動可能となる。
【0008】
検査対象のマスク301を交換する際は、投影レンズ(図示略)や対物レンズ304から離れた位置までマスク301を移動させる。例えば、Yスライダ223により一対の移動ガイド224a,224b、Xスライダ225a,エアパッド225b及びマスク保持部226をY軸方向に移動させ、マスク301を投影レンズや対物レンズ304から離れた位置まで移動させていた。
【0009】
従来のパターン検査装置は、投影レンズと対物レンズ304との間隔が狭く、マスク301を投影レンズや対物レンズ304等のレンズから離れた位置まで移動させると、Xスライダ225a又はエアパッド225bや、移動ガイド224a又は224bがレンズに干渉(接触)するおそれがあった。Xスライダ等とレンズとの干渉を避けるために、マスク301をレンズから離れた位置まで移動させてもXスライダ等がレンズに到達しない程度にマスク保持部226のY方向サイズを大きくする、すなわち一対の移動ガイド224a,224bの間隔を大きくすることが考えられるが、ステージ装置の大型化を招くという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2002-353118号公報
特開2011-134621号公報
特開2000-215836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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