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公開番号2025092133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207818
出願日2023-12-08
発明の名称測定装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01N 29/04 20060101AFI20250612BHJP(測定;試験)
要約【課題】データ測定の精度を向上させる測定装置を提供する。
【解決手段】測定装置1は、以下の、測定台10、判別部及び機構制御部のそれぞれを有する。前記測定台10は、所定方向に傾斜した凹部11及び前記凹部11に設けられた開口を有する。前記判別部は、前記凹部11に対象物が載置されたか否かを判別する。前記機構制御部は、前記判別部により前記対象物が前記凹部11に載置され且つ静止したと判別された場合に、前記対象物に対する測定データを取得する超音波プローブ13を前記凹部11の前記開口からせり出させて前記対象物に押し当てる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に傾斜した凹部及び前記凹部に設けられた開口を有する測定台と、
前記凹部に対象物が載置されかつ静止したか否かを判別する判別部と、
前記判別部により前記対象物が前記凹部に載置されかつ静止したと判別された場合に、前記対象物に対する測定データを取得するデータ取得部を前記開口からせり出させて前記対象物に押し当てる機構制御部と
を備えたことを特徴とする測定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記データ取得部は、前記対象物に超音波を照射して前記測定データを取得することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記測定台は、載置された前記対象物の重量を計測する重量計を有し、
前記判別部は、前記重量計による計測結果を基に、前記対象物が前記測定台に載置されかつ静止したことを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項4】
液状の媒介物を射出する液体媒介物射出部をさらに備え、
前記機構制御部は、前記判別部により前記対象物が前記凹部に載置されかつ静止したと判別された場合に、前記データ取得部と前記対象物との間に前記媒介物を前記液体媒介物射出部に射出させ、前記データ取得部を前記開口からせり出させて前記対象物に前記媒介物を介して押し当てる
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項5】
前記データ取得部は、前記対象物における異なる測定部位の前記測定データを取得する複数の個別位置データ取得部を有し、
前記個別位置データ取得部のそれぞれは、対象物に対して所定の回転角度の自由度を有して前記対象物に接する
ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項6】
前記測定データを入力として前記対象物の品質評価を出力する機械学習モデルと、
前記データ取得部により取得された前記測定データを基に、前記機械学習モデルを用いて前記対象物の品質評価を実行する品質評価部と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
【請求項7】
前記データ取得部は、
前記対象物の異なる測定部位の前記測定データを取得する複数の個別位置データ取得部を有し、
前記品質評価部は、
前記個別位置データ取得部により取得された複数の前記測定データの中から、データ品質の除外閾値に基づいて前記測定データを除いて推論用データとし、前記推論用データのそれぞれを前記機械学習モデルに入力してそれぞれについての前記品質評価の確信度を含む結果を取得し、取得した前記確信度及び予め決められた確信度閾値に基づいて、前記個別位置データ取得部のそれぞれに前記測定データを取得させて前記品質評価を実行する処理を繰り返す
ことを特徴とする請求項6に記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
冷凍マグロの売買において品質は重要な指標である。ただし、冷凍マグロは硬質であるため、鮮魚と同様の品質検査を行うことは難しい。そこで、従来から冷凍マグロの品質を検査する方法として、超音波による検査が行われている。具体な手順としては、検査者が超音波プローブを手に持ち、検体である冷凍マグロに超音波プローブを押し当てて検査を行う。
【0003】
例えば、超音波検査装置を用いて、マグロの超音波断層像や超音波組織特性値の体積弾性率、音響インピーダンス、減衰定数及びドップラー変移周波数の数値の測定を行い、測定結果を基に品質評価を行う技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-155692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の超音波を用いた冷凍マグロの品質検査方法では、検査者が手に持った超音波プローブを冷凍マグロに押し当てる際の押し当て方が人により異なり、超音波プローブのマグロに対する当たり方が一定とはならない。特に、冷凍マグロ等では表面に氷塊等による凹凸が存在し、人によって超音波プローブのマグロへの当て方に大きな違いが出てしまう。そのため、客観的に一定な品質評価を行うことは難しく、データ測定の精度を向上させることは困難である。
【0006】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、データ測定の精度を向上させる測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の開示する測定装置は、一つの態様において以下の各部を有する。測定台は、所定方向に傾斜した凹部及び前記凹部に設けられた開口を有する。判別部は、前記凹部に対象物が載置されかつ静止したか否かを判別する。機構制御部は、前記判別部により前記対象物が前記凹部に載置されかつ静止したと判別された場合に、前記対象物に対する測定データを取得するデータ取得部を前記開口からせり出させて前記対象物に押し当てる。
【発明の効果】
【0008】
本願の開示する測定装置の一つの態様によれば、データ測定の精度を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、測定装置の機構を示す概略図である。
図2は、測定装置のブロック図である。
図3は、測定装置の使用方法のイメージ図である。
図4は、実施例1に係る測定装置による測定及び品質評価処理のフローチャートである。
図5は、変形例1に係る測定装置のブロック図である。
図6は、変形例1に係る測定装置の機構を示す概略図である。
図7は、変形例2に係る測定装置の冷凍マグロを載置した状態の概略斜視図である。
図8は、変形例3に係る測定装置の冷凍マグロを載置した状態のイメージ図である。
図9は、冷凍マグロの測定を行わせる複数の超音波プローブの概略図である。
図10は、実施例3に係る測定装置1による品質評価の手順を示す図である。
図11は、測定制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願の開示する測定装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する測定装置が限定されるものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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